表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の娘ですが勇者パーティが百合天国だったので裏切ることにしました。  作者: 三色ライト


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/186

30話 コネクト

「1日2回しかって……えぇ!?」


 二度驚く。そりゃそうよ! ウチのエースなのにそんな制限付きだっただなんて!


「言ってなかったか。ゴメンね!」


 パンッと勢いよく手を合わして謝罪するユーシャ。いや別にユーシャが悪いわけじゃないからいいんだけど……。


「もう今日は使えないってことよね?」


「う、うん。そうなるね……」


 これは……まだ40分以上あるのに痛すぎる戦力ダウンね。


「普通の魔法は使えるの?」


「うん。『ファイア』とか『サンダー』とかなら使えるよ」


 下級魔法ならまだ使えるってことか。まぁユーシャのセイクリッド系魔法は反則すぎるし、これくらいの制限があって当然よね。


「ゴメンね……私がもっと優秀だったら1日何回でも使えたんだろうけど、まだ2回で……」


「落ち込むことなんてないわよ! 2回も使えるだけユーシャはすごいわ!」


「そうだぞユーシャ。誇っていいんだぞ〜」


 シルディがユーシャを脇に抱えて頭をワシワシする。くっ……そのポジション、羨ましい!


「ユーシャさん、自信を持ってください! 少なくとも私なんかよりずっとスゴいですから……」


 自虐気味にヒラがユーシャを褒める。ヒラもサポート力を考えたらかなり凄いと思うんだけどね、どうも自分に自信がないみたいね。


「……みんな、ありがとう! よっ〜し! 私、もっともっと凄い勇者になって1日に何回でもセイクリッドしちゃうよ☆」


 いつもの明るいユーシャに戻った。うんうん、そっちの方が可愛いし好き……ってもう、何恥ずかしいこと考えてんの!


「じゃ、じゃあ警戒しながら進んでいくわよ!」


「「「おー!」」」


 普通の魔法は撃てる以上、フォーメーションに変更は加えない。でも正直いざとなったらセイクリッド系魔法頼りにするつもりだったから、今後は私も魔法攻撃に加わることも考えて動かないとね。


 実習開始から30分。たぶんだけど半分くらいのパーティがクラッカーで脱落した。あれだけ強い魔物がいたらそりゃそうなるわよね。


 幸いここまでメタルスパイダー以外の魔物には出会っていない。このまま時間が過ぎれば……


「シャアァッ!」


 ……そんなことを考えているから魔物が出てくるのよね。今のは完全に私のせいだわ。フラグってやつが立っちゃってたわね。


 蛇型の魔物で色は緑……グリーンスネークか! 結構な毒性を持つから危険なのよね。


「シルディ、常に盾は全開にしておいてね。ヒラはそれのサポート。毒に注意よ!」


「おう! 『シールド』」「は、はい!『ブースト』」


 これで毒液対策にはなる。あとは攻撃面をどうにかしないと。グリーンスネークは耐性の強い木の根っこを体に巻きつけている。要するに……硬いの。安い剣じゃまったく斬れないほどの皮膚を持っているから、私とユーシャの2人で魔法を撃たないと討伐はできない。


「ユーシャ、同時に魔法を撃ちましょ?」


「わかった! 3・2・1……」


「「『ファイアー!』」」


 同時に炎を放出する……ように見えたけど少しタイミングがズレたか! これだと……


「シャアッ!」


 やっぱり……効いていないみたいね。


「……ユーシャ、ちゃんと息を合わせて行きましょ。ユーシャを、信じるから」


「わかった! 私もリリーを120%信じるよ!」


 呼吸を合わせる。それから、私の右手とユーシャの左手を繋ぐ。


「「3・2・1」」


 同時にカウントダウン。さぁ……行くわよ!


「「『ファイアー!!!』」」


 炎が2つ放出される。それが途中で重なり……『ツインファイア』になる! いけぇ!


「ジャアァッ!?」


 グリーンスネークは断末魔をあげる。よしっ!


「やったねリリー♪ 息ぴったしだったじゃん!」


「そうね。今のすっごくよかった。これからも使って行きましょう」


 ユーシャと手を繋ぐこともできたしね♪ 役得ってやつかな?

明日の更新はお休みします。ごめんなさい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ユーシャちゃんと一緒に魔法を撃つことが出来たのか、リリーちゃん、嬉しそうでしたね。
2020/09/29 20:43 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ