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なぜだか隣の家の転校生の好感度が高すぎる。  作者: 鞘月 帆蝶
第2章 そして彼女は動き始める。
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第0話 そして幼馴染の彼女は決心した。(すず side)

本日より、毎日19:00過ぎの更新を予定しています。


 小さいころから家が近くて、保育園、小学校、中学校とずっと同じクラス。


 もしもそんな男の子が実際にいたとしたら、恋してしまう女の子は少なくないのではないだろうか。


 現に私もそうだった。


 私が恋した相手は少しお調子者で、だけどほっとけないそんな男の子。


 そんな彼に対する恋心を自覚したのは小学校に入ってすぐくらいのことだった。


 それから想いを伝えることもなく、約十年。今では別々の高校の二年生になった。


「ねえ、亮。明日は部活ないんだよね?」

「ん? あぁ、課題をやれってさ」

「そっ、そっか」


 幼馴染の亮の部屋で、私は当たり前のようにベッドに寝転がる。


 私にとって亮の部屋に出入りするのはもう日常茶飯事なのだ。


「なんで?」

「買い物に付き合ってもらおうかと思ったの! 夏休みも結局下田と昨日の花火大会くらいしか出かけてないし、学校始まったら部活の休みもないでしょ?」

「買い物も行っただろ。こないだのオフの日に」


 ……むぅ。


 まったく。亮は女心をまったく分かっていない。


 別に買い物じゃなくたって、なんでもいいのに。ただ私は亮と一緒にお出かけしたいだけなんだから。


「つーかすず、暇なんだったら課題手伝ってくれよ」

「……」


 本当にこの男は!


 なんで私はこいつを好きになってしまったんだろう。


「…………別にいいけど」

「よっしゃー、じゃあよろしくな」


 あぁもう! 私のバカ!

 

 きっと私は人見知りだから、付き合いの長さだけでこいつのことを好きになったんだ。


 何度そう自分に言い聞かせたことか。


 それでも、時折亮が見せるちょっとした仕草にいちいちドキッとしてしまう私は、きっと重症だ。


「(私、決めたから……)」


 このままではやるせない。


 絶対に亮を振り向かせてやるんだから。


「もう帰るのか?」

「ん」


 私は強く決心して立ち上がる。



 こないだの模試の結果、学校で一番だった。


 これならお父さんだって、もしかしたら――。


 胸にわずかな希望を抱いて、私は亮の部屋を後にした。


少しでも気に入って頂けたら、ブックマークや評価をして頂けると励みになります!

2章もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

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