アイリ「不幸だー」
アイリの好きな男性はいきなり結婚して新婚旅行に行ってしまいました
全35話
アイリ「不幸だー」「私は不幸な星のもとに産まれてきたに違いないわ」
アイリとはここ”海上都市バルハラ”の冒険者ギルドギルマスの一人娘である
マリア「こうやってちゃんと戻ってこれたんだからそれだけでも幸せでしょ」
マリアとはアイリの母である。
アイリ「私を本当に守ってくれるナイト様のお兄ちゃんは何処から沸いたか
解らない様な女にかっさらわれるし」
今朝からアイリはこんな風に母にグチを言ってくだをまいている
マリアのいる受付に一番近いテーブルにつっふして
「アーダメ」「私の将来真っ暗」とかひたすら言っていると
トム・ロジャー・シルフィードが来て「相手して」と二階に連れていかれる
階段を上っていくとすぐおりてくる
そして又机につっぷして
「私の人生きっとこの先もああいう40後半のオッサンの下の世話で終わって
いくのね」と何処かの風俗嬢の様な事を言っている
トムさんはあせって降りて来てマリアに
「おかみさん以上の逸材ですぜ」と言っている
女将さんは気功の様なふれずに男を昇天させる達人だが
「おかみさんあの子はね離れた距離から女将さんと同じ事をできるんですよ」
「指で指さしてバンと言っただけで俺ら昇天してました」
コンマ数秒で終わったらしい。
女将さんもこれには驚いている。
30代の男二人が20代の女性三人を引き連れてフロアに入って来て
アイリにウインクをしてくる。
あきらかにナンパする気マンマンという雰囲気を漂わせて近寄ってくるのだが
その二人にアイリは「パンパン」と指をさして口ずさむ
20代の女性三人が気づいたのか
「私達に興奮したからってカズキさんとサトシさんたら」
男二人はズボンの中を確認して赤面して走り出し自室へかけこんでしまった
アイリは
「私は本当に不幸だーあんなおっさんに色目使われるなんてホント不幸だ」
マリア
「何がそんなに不幸なの?」
アイリ
「先ずパパがあの人なのが不幸ね」
後ろで胸の動悸を抑え片膝をつくギルマス
マリア
「パパをあの人なんて言うものじゃありません」
アイリ
「....」
「後少しで彼は私のものになっていたのよ」
「それも彼は夜逃げするし」
夜逃げなどしていない新婚旅行に行っただけなのである
マリア
「彼に好きだとか言われたの?」「彼に不埒な真似をされたて
あれえええって状態になったの?」
ギルマスが後ろで仁王立ちになる
アイリ
「剣で勝った」「剣で一度でも勝てば一つ願いを叶えてくれると
約束した」
マリア
「彼へのお願いがお嫁さんにしてだったの?」
「他にも彼よりいい人いっぱいいるでしょ」
アイリ
「ママは彼の凄さが解ってないの」「彼と結婚していれば」
「そう湖畔の古城が私の家になる筈だったのに」
「もう彼が買い取って後はお嫁様は私しかいないと思っていたのよ」
マリア
「...」
アイリ
「それがよあんなオッサン達の下の世話」「従者まかない付きの私の
ハニーライフが」
マリア
「古城なんて住みずらいでしょうに」
アイリ
「そうね古城に今まで10以上住んだけど決して住みやすくはなかったわね」
「しかし夜景は素晴らしいのよ」「やはり王城が一番住みやすかったかしら」
マリア
「あなた王城に住んでたの?」
ギルマス
「王城に住める訳ないだろ子供の夢の話だよ」
アイリ
「住んでたもん、王都で助けられて直ぐ王子様とお姫様に預けられて
一年住んでたからね」
マリア
「夢の話はそれまでにして頭が痛くなってきたわ」
よろしくお願いします。
→冒険者エンキドゥからの続きです




