126.スカルドラゴンとの激闘
『聖女さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖女、代わりが出来たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って来い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』
月間ランキング表紙入りできました!7位です!
こちらの作品を読んで頂いている方にはきっと楽しく読んで頂けると思います!
応援よろしくお願いします!
https://ncode.syosetu.com/n8390hx/
「俺が世界の運命の体現者である以上、この危機に俺がここにいることこそ、君の素晴らしい資質を表しているということを」
その言葉に、ゼシカがハッとした表情になったのが分かった。
「その通りです。私は今まさに聖選の儀への参加資格を得たということなのですね」
そういうことだな。
俺は微笑みながら頷いた。
ゼシカはそのことに確信を深めたようだ。
「確かに聖選の儀自体は重要な儀式です。しかし、何よりもこの儀式を通じて、神聖マサツグ王に公証して頂くことこそが本当の意味。すなわち世界が聖選の儀を認め、そして私自身がその真の聖選の儀への参加資格を得た。すなわちステージが上がったことを意味する」
俺は頷き
「さすが聖選の儀に参加するレベルの聖女だ。真の意味での儀式の意味を理解したようだな」
「はい、マサツグ王。マサツグ王が認めた真の儀式への参加資格が得られたこと。私の誇りです」
「ああ。その通りだ。そして、俺にまず最初に出会った聖女が君であることも、また君の運命でもあり、資質でもあるということも誇りにしていいだろう」
「はい!」
ゼシカは嬉しそうに微笑んだ。
「世界の運命を握る儀式はご主人様が認めることで初めて意味を持つものですからね」
「であるからこそ、マサツグ様の行動いかんによって世界が動くと言ってもいいでしょう」
「精霊、神、世界、すべてがマサツグさんの一挙手一投足にかかっているんだね」
「救世主様が儀式の是非や存在価値を決めるのは当然と言えるでしょう」
リュシア、エリン、シー、シルビィが言った。
そういうことだな。
儀式自体は様々な種類と数がある。
だが、今回のように世界にとって意義深いものには必ず俺の存在がそこにあるだろう。
なぜならば、それが逆説的にその儀式のステージを決めるからだ。
そしてその儀式への参加者の資質すらも、俺が見届けることによって、一段上のステージへ導くことが出来る。
まさに世界を動かすのは俺の指先一つの挙動にかかっているのだ。
と、その時である。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!」
スカルドラゴンの一層大きないななきが大気を鳴動させた。
やれやれ。
俺は嘆息した。
「では、そろそろ運命を動かすとするか」
俺の合図によって、世界の運命は動き出すのであった。
『聖女さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖女、代わりが出来たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って来い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』
月間ランキング表紙入りできました!7位です!
こちらの作品を読んで頂いている方にはきっと楽しく読んで頂けると思います!
応援よろしくお願いします!
https://ncode.syosetu.com/n8390hx/






