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東雲遊莉な少女
「えっ?」
外国人と話したことのない私は
外国語なんて話せるわけなく
「ないすみぃーとぅー?」
しか言えなかった・・・
「ないす・・・?なにそれ??」
しかし、外国人は期待を裏切り日本語ペラペラ外国人でした
「誰・・・?」
私は下手な英語をさらしてしまった羞恥心を隠すように
冷たく言った
「僕?、僕はアダム・レイヴァン」
あっ、ちゃんと外国人なんだ・・・
ハーフかと思った
「君の名前は?」
アダム・レイヴァンは私の首から頬を撫でながら聞いてきた
「東雲 遊莉」
撫でてくる気持ち悪い手を払いのけながら答えた
「シノノメ・ユウリ?変わった名前だね」
変わった名前?
普通に日本人の名前でしょ??
何をいっているんだこの男は
「シノノメ・・・かわいい名前」
「いや、ユウリが名前」
シノノメが名前のやつなんてそういないだろう
この男日本語ペラペラなのに
日本のこと何も知らないな?
「ユウリ・・・」
人の名前を連呼してくる男をほっておいて
私は部屋の外へとでた