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無知な少女
私、東雲 遊莉はどうやら異世界とかいうものに来たようです
夢が覚めると思って、目を開けるとそこにあったのは野原でした
最初は夢だと思って自分の全力でほっぺたをビンタしました
結果、夢じゃなかったです
「ここどこ?」
見晴らしのいい野原で私はため息を吐いた
絶対地球ではないここはどこなのか?
考えるだけ頭が痛い
私は知らない
太陽が二つある世界など・・・
私は野原の小道に生えていた木の寄りかかって座った
「何も考えたくない」
昔から考えるのは大嫌いだ
何もしたくない、考えたくない
ここがどこで私はどうなるか
何も知らない知りたくない
そうして私はまた逃げた