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セレネ-月が星を堕とす時

セレネは朝からムシャクシャしていた。会社に着いたらアルテミスが挨拶をしてきた。セレネは無性に腹が立った。昨日エンデューと一緒にいた女のルナに雰囲気が似てるから・・セレネはシカトをして社長室に向かおうとしたら従業員の中村が「セレネちゃん!星緒社長が数週間くらい休むらしいよ。なんか臓器がかなり調子悪いみたいだけど・・薬飲んで快方に向かってたんだけどな・・食生活が悪かったのかな・・とりあえずセレネちゃん!今日からはリオンが社長代理だから」


「えっ!心配・・悲しい」


セレネはお弁当の効果?栄養剤も時には毒になるんだ・・と心の中で笑った。従業員が作業現場に行き業務をこなしPM17時に従業員が会社へ戻ってきた。セレネはアルテミスがそろそろ掃除に来る頃だと思い、先日アルテミスが落とした契約更新書を男子トイレのゴミ箱に捨てた。アルテミスは女子トイレの掃除が終わり男子トイレの掃除をしていた時にゴミ箱の白い紙に気づいた。「何これ?私の契約更新書じゃない・・破られて捨てられてる・・私の事は認めないって事・・男子トイレに捨ててあるんだから男性が捨てたの?」アルテミスは涙した。男子トイレから出ようとしたらリオンに会った。アルテミスは破れた種類をポケットに入れ社長室に行きセレネに「セレネさん。新しい契約更新書貰えませんか?」と言った。


「こないだ貰った契約更新書はどうしたの?」セレネがソファーに足を組んで座っている。黙るアルテミス。


「まぁいいわ。契約更新書どうぞ!アルテミスさんって彼氏いるの?」


アルテミスが「いないです」と答える。

「たくさんの男に抱かれてそう」セレネが足を組み直しタバコをふかした。


リオンは仕事が終わり父の見舞いに行った。「大丈夫かよ?」


「大丈夫だ。臓器が悪化したみたいでな。年には勝てんよ。セレネの弁当が恋しい。栄養剤も沢山飲ませてくれたし、セレネが妻だったらな」


リオンは父の話を聞いて疑いたくは無いがセレネに不信感を抱いた。


翌日の朝。セレネはブラウスでは無く黒いキャミとミニスカで社長室に向かった。「エロオヤジがいないし良かったぁ」と社長室のドアを開けたらリオンがいた。「リオンおはよう。今日は体調悪すぎだからフラフラするぅ。お姫様抱っこしてぇ」セレネがリオンにおねだり。無視するリオンに「社長は何度もお姫様抱っこして私を求めたわよ。父親に気兼ねしてるの?本当は抱きたいのを我慢してるんでしょ?」セレネはリオンをソファーに押し倒した。リオンは馬乗りになってるセレネを片手で突き放そうとした時にドアのノックがした。「失礼します」アルテミスが社長室に入ると肌が露わなセレネを見てしまった。2人の姿を見て言葉を失った。


「契約更新書お願いします。」テーブルに置き部屋を出た。現場に行く作業車に荷物を載せて現場に向かった。


「何なのこの気持ち・・別にいいじゃない2人はつきあってるかもしれないし、昔からつきあってるかもしれないし別にどうだって関係ないじゃない」


アルテミスさんは動揺していた。


「おい!何してんだよ!フラフラするわりには男を押し倒す力はあるんだな!」


「ねぇ?アルテミスさんって何人の男達に抱かれたんだろうね・・まさか?男を知らないとかないよね?」セレネがキャミの紐を直しながらリオンに甘い声で囁いた。


「知らねーけどおまえに関係ねーだろ?」リオンは声を荒げ出て行った。


季節は6月。蒸し暑さが増している。ツキミソウがあちらこちらに咲いてる。

ツキミソウの花言葉・・

 無言の愛情。ほのかな恋。移り気。





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