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星と月の危険な情事 

雨が降り始め現場を早めに切り上げたので予定時間より早いけどトイレ掃除を終えて社長室に向かおうとした。星緒社長から派遣の契約更新書を提出するように言われていたので書類を持って階段を登った。微かに聞こえる濡れた声。「あっ・・んんっ・・ハアッ・・いつも奥さんにもこんな事をしてるの?」「妻は女じゃないからな」「俺の女はセレネだけだよ。妻とは別れたかったけどリオンができちゃったから・・しゃあなく生活は共にしてるけど会話も営みもない」セレネが「子供が4人もいるくせに(笑)」と上目遣いで囁いた。「雨が降ってきたけど従業員はまだ仕事中だろ。俺の仕事はセレネと・・」アルテミスはハッキリと聞いてしまった。足音を立てないように階段を降りた時に2階の社長室のドアが開いた。「アルテミスがそこにいたのは分かってるのよ」社長室に戻ろうとしたセレネは落ちていた白い紙を拾った。アルテミスの契約更新書である。アルテミスは衝撃のあまり書類を落としてしまった。書類を見たセレネ。アルテミスって11月13日生まれなんだ・・私と同じ年齢。あれ?リオンの誕生日って11月17日よね。2人ともさそり座なんだ。さそりは毒があるんだけど見てるとゾクゾクするのよね・・あーこれからたっぷりゾクゾクさせてね(笑)」薄笑いしながらアルテミスの契約更新書をハイヒールで破りゴミ箱に捨てようとしたセレネだったが「この紙で何かおもしろい事できないかな」って呟いた。


ルルル鳴り響くスマホの着信音。

「エンデュー?もしもしっ!会いたかったよぅ。寂しすぎた」

「セレネ好きだよ。聖女だ!今日は店に来れる?」エンデューが囁く。


「聖女ってまじ照れる。私の事を大事にしてるのは分かってるわよ。以前から遊んでやってるオヤジがいるんだけどね。給料以外のお手当を貰ったの!エンデューの店に行くからね」


「早く会いたい!おかしくなりそうだ・・セレネと結婚するには大金が必要なんだ。ホストの頂点になってトップスターの一番星になりたい。大金が必要なんだ」


「大金あればセレネと結婚できるの?エンデューと結婚したいから頑張って大金を奉仕するね」


ホストクラブMoonpoison

エンデュミオン20歳。


妖しく光るクラブのラウンジ。


「今すぐセレネが欲しい」

アパートのドアが勢いよく閉まる。バタンッ。暗い玄関。


「あっダメよ・・いきなりするのはダメ。野獣ね。アッアンッ。服くらい脱がせてよ。そんなに我慢できないくらいセレネが欲しいの?」暗闇で欲を満たすエンデュー。「ねぇ電気つけてよ?愛するセレネの顔を見てよ」


「電気付けなくても俺はヤレるから大丈夫だよ・・アアッ」


「セレネの顔を見なくていいの?愛してるんでしょ?カーテン開けるよ?今日は月の光が綺麗だから。月の光で明るくしようよ。セレネ暗いの怖いもん。」


「月なんか出てねーよ。俺はもうダメかもっ・・ヤバい」


暗い中での行為が終わりセレネがカーテンを開けたら月の光が部屋を照らした。「エンデュー?やっぱり月は出てるよ!さっき外を歩いた時に月を見てって言ったじゃん?」セレネは料理を作ろうとキッチンで手を洗う。


「そうだっんだ。月を見なかった。ヤベぇ先輩からの緊急招集のLINEだ。ゴメン帰るわ」


「今から軽く作るから!」セレネがエプロンをした時に「セレネは金を作ればいいから!」とエンデューの声。


「えっ?金を作る?」セレネがエンデューに問いかける。エンデューが慌てて「金っていうのは俺とセレネが結婚する為には必要だろ?ホストのトップスター!1番星になって金を稼いでセレネと結婚したい。セレネはトップスターの妻だよ。セレネは輝く星になるんだよ」水が溢れる音と共に涙を流したセレネ。「分かった!頑張ってお金を作るね」2人でアパートの鍵を閉めて出た。


翌日の朝。朝から晩まで快晴だったが予期せぬ雨が多い。ザザーッ。「すごい雨が降ってきた。現場を引き上げるぞ」アルテミス達は16時に会社へ戻った。他の従業員はタバコ休憩をしている。アルテミスは社長室の掃除に向かった。ドアから漏れる甘ったるい声。


「あっスゴイ・・毎日スゴくなるばかりじゃん・・本当は奥さんと出来ないからってセレネを求めてるんじゃないの?」


「心も体も求めるのはセレネだけだよ。毎日・・朝昼晩って弁当を作ってくれる。俺を愛してるんだろ?伝わるよ」

星緒社長の超えが荒々しくなる。

「愛する男の胃袋を満たすのも仕事よ。」セレネの甘ったるい声が響いた。アルテミスは苦痛だった。掃除しに行くといつも2人は交わっていた。セレネはリオンと幼なじみ。星緒社長は息子のリオンを使いセレネをさに近づき面接無しの事務員の採用。仕事の事務は表向きで星緒社長の愛人であった。部屋から音がする度にセレネの巻き髪からサンダルウッドの香りが漂う。階段を掃除するフリをして時間を潰した。ドアの外に気配を感じたセレネは「あら?今来たの?掃除お願いね」と社長室を出た。星緒社長室が「アルテミスさん!派遣の契約更新書早く提出してくれよな!」と言いながら社長室を出た。翌朝になり、雨が降らないようにと白い紙におまじないの呪文を書いた時にハッと思い出した。「私・・契約更新書を書いたよね・・どこかで落としたのかな・・」お昼にはゲリラ豪雨になり現場を引き上げてきた。「お昼の時間だもん大丈夫よ」とアルテミスは階段を1段登ったらドアから大きな声が漏れてきた。「やっぱり刺激的よね・愛する男と職場で昼間から・・アンッ・・毎日カラダが持たないの。明日セレネは休むかも・・」息荒げなセレネ。星緒社長「セレネは何もしなくていいんだよ。俺に座ってれば・・」セレネが上目遣いで「リオンは知ってるの?私達の事・・リオンはいつかは社長でしょ?」


「まあ俺が死んだら借金と共に会社を譲る。あいつは捨て駒だ」セレネと星緒社長は濡れた声で果てた。


その話を聞いたアルテミスは力が抜けた。フラついた時に音を立ててしまった。「ガチャッ」とドアが開いた。


「あら?お仕事はどうしたの?アルテミスさんのお仕事って掃除?丁度良かったわ。ソファーがたった今汚れちゃって(笑)お願いね」アルテミスは膝を付き拭き掃除をした。「アルテミスさんって彼氏いるんでしょ?」「いません・・」アルテミスは床を雑巾で落ちない汚れを永遠に拭き続けた。
















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