また私は間違えたようですね
掲載日:2026/03/18
私の小学生時代ですか?
ええ、下品でしたよ。
胸か、尻か、みたいな話をしていてね、
私に話題を振って来たんですよ。
私は即答しました。
「喉にかかってる髪。」
数秒の沈黙。
それ以来、彼らは私を話題に入れない配慮を覚えたようです。
私の中学生時代ですか?
ええ、静かな教室でしたよ。
「好きな人いるの?」と聞かれてね、
話題を振られたんですよ。
私は少し考えてから答えました。
「人間が恋愛対象じゃない。」
数秒の沈黙。
それ以来、その手の質問は来なくなりました。
修学旅行の夜のことですか?
ええ、盛り上がっていましたよ。
将来の夢の話になってね、
順番に答える流れだったんです。
私の番が来たので、
「特にありません」と答えました。
「なんか言えよ」と笑われたので、
付け足しました。
「走馬灯が自分の顔だったら面白いかなと。」
誰も笑わなかった。
どうやら、今語るには早かったようです。
部活帰りのことですか?
ええ、どうでもいい話をしていましたよ。
「もし一つだけ願いが叶うなら?」と聞かれてね、
私に回ってきたんです。
私は即答しました。
「回数制にしてください。」
一瞬、誰も理解できなかったようで。
それ以来、想像の話題に私は呼ばれなくなりました。
では、これからよろしくお願いします。精一杯働きますので。
…皆さんどうしました?
あぁ、また私は間違えたようですね。




