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32 山田くん!?

 





 キーンコーンカーンコーン







 午前中の授業が終わって、お昼休みの時間になった。


「お昼だ〜!絃、葵、早くご飯食べよ〜♪」


 陽菜がお弁当を手に近付いてくる。


「うんっ!食べよー!お腹すいたねっ!」



 お昼はいつも、陽菜と葵と一緒にお弁当を食べている。

 学食もあるけど私はほとんどお弁当を持ってきてる。寝坊して作れなかったときだけ、学食に行くか、売店に買いにいく。


 今日は寝坊しなかったから、いつも通り簡単なお弁当を作ってきた。


 卵焼き、唐揚げ(冷凍)、トマト、ブロッコリー、アスパラベーコンをお弁当箱に詰めれば完成っ!


 卵焼きも上手に巻けなくて、ボロボロになってた頃に比べたら、めちゃくちゃ上達していると思う。

 フーちゃんもいつも美味しいって言って食べてくれるしね♪




「「「いただきまーす」」」








「無事に冒険者登録できてよかったわね。改めて、おめでとう。」


「ほんと、よかったね〜!おめでとう〜!」


「葵、陽菜!ありがと〜!」




 朝登校してすぐに、二人には無事、冒険者になれたことを報告した。

 すごく喜んでくれて、詳しい話はお昼の時にしようってことになったのだ。


 二人に冒険者ツアーであったことを話していく。

 一昨日あったことを思い出しながら、色んなことがあったけど楽しかったな、としみじみ思う。


 B級冒険者、麗央さんのこと

 イケメン三人組の大和くんたちと剛さんのこと

 ダンジョン内でトラブルがあったこと

 ツアーでどんなスライムがでたのか

 武器の選び方・・・


 など話したいことがいっぱいで話題は尽きない。




 麗央さんのことを話すと、B級冒険者ってことで二人とも興味深々だった。

 麗央さんのオーラが凄すぎて、実際に会ったらびっくりするだろうなー!

 あと、怒らせたらめちゃくちゃ怖いんだからねっ!



 イケメン三人組と剛さんのこともしかり(笑)

 葵と陽菜が冒険者登録して、機会があれば一緒にダンジョンへ行けるようなことがあるかもだしね!

 きっとあの四人は凄い冒険者になるんだろう。



 そして、トラブルがあった時の話をすると、二人ともすごく怒ってくれた。


「ありえないんだけど!・・・ちゃんとその三人の顔は覚えてるんだよね〜?」


「ほんと、無事でよかったわ。そんな信じられないことをする子がいるなんて・・・!」


「二人ともっ!顔が怖いよっ!ちゃんと話して、謝ってもらったから大丈夫だよ!私のために怒ってくれてありがとうっ!」


 みんなにみっちり怒られて、反省してるだろうし、早く冒険者ツアーをまた受けられるようになればいいなって思う。


 ちなみに顔は、覚えてないからねっ!てへっ!




 葵と陽菜に、これ以上詳しく聞かれる前に、慌てて話題を変える。

 顔を覚えてないなんて言ったら、絶対に怒られる。



 次にダンジョン内で戦ったスライムの話になると、さっきまでの事は忘れて話に食いついてきた。

 二人ともこれからツアーを受けるから、一番気になるところだよね!


 基本的なスライムの色が7色で、それぞれの個体に属性があること。

 今回初めて、7色以外のスライムが出現したこと。


 葵と陽菜の時はどんな色のスライムになるんだろ!


 ・橙→体力特化

 ・紫→魔力特化

 ・赤→攻撃力特化

 ・青→耐久力特化

 ・黄→敏捷性特化

 ・白→器用さ特化

 ・黒→知力特化



 葵と陽菜の時に出るスライムが何なのか、三人で話し合った結果。


 葵 →黒か白

 陽菜→橙か黄


 の予想となった。

 葵は頭もいいし、今日で何でもできるもんね♪

 陽菜は陸上部なだけあって、体力があって走るのも速い♪


 陽菜の誕生日を過ぎてから、二人一緒にツアーに行くみたいだから、8月まで結果はお預けだ!



 あと、武器についても話した。


 葵も陽菜もなんとなくどの武器にするか考えてたみたいで、選んだ武器でスキルが変わるって聞いて確信を持ったようだ。

 二人が選んだ武器は、冒険者になったあとにお披露目してもらうこととなった。



 そして、私の武器ズーマについても話した。


「あははははっ!自転車〜?いいじゃん〜!いつも自転車で爆走してるもんね〜!」


「ふふっ。絃は本当に面白いわね。そういうところ、大好きよ。放課後、ズーマを見せてもらいましょう。」


「自分でもびっくりだよー!うんっ!放課後、そのままダンジョンに行く予定だから、その前に見せるねっ!」


 放課後に、ズーマのお披露目会だ。


 二人にはダンジョンができた日のことや、フーちゃんの事はまだ話していない。


 麗央さんにはバレちゃったから話したけど・・・あの日のことをなんて言えばいいかわからないし、また機会があれば話そうと思っている。



 そんなことを考えていると、山田くんがこちらに近付いてきているのが見えた。




「なぁ、神楽!お前って冒険者なのか?俺昨日さーダンジョンに行ってたんだけど、その時神楽に似たやつ見かけたんだよな。」


 教室の中でいつも通り騒いでいたグループから抜け出して、この間冒険者登録したと言っていた山田が話しかけてきた。


「うん!土曜日に冒険者登録して、昨日初めてダンジョンに潜ったよっ!」


「やっぱり!でも、自転車に乗ってダンジョンの中走ってただろー。あれなに?」



 帰るときには冒険者がいっぱいいたから、その中に山田くんもいたんだろう。


 周りから注目されて、すごく恥ずかしかったことを思い出してしまった。


 は、恥ずかしいー!

 ダンジョンに潜るたびにこんな恥ずかしい思いしなくちゃいけないのー!!

 もう、透明人間になりたいっ!




 山田くんに、私の武器は自転車でダンジョンの中も自転車で移動していることを話した。





最後まで読んでくださってありがとうございます✨


感想・レビュー・お気に入り登録、めちゃくちゃ励みになります!

それでは、また次の話でお会いしましょう!!


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