30 新しいスキル!?
かなり更新が止まってしまいました。
仕事が忙しくなり、少しづつの更新になってしまいますがお付き合いいただけると幸いです。
どうしたら、あの白い狼と戦えるだろう・・・
「フーちゃんっ!スキルッ!スキルはっ⁈一覧をまだしっかり見てなかったけど、何か使えそうなスキルない⁈」
『お!そうやな!スキルがあったやん!SPはなるべく温存しておきたかったけど、そんなん言うてる場合ちゃうな!』
こうしている間にも、狼がまた三日月の攻撃準備に入っている。
「フーちゃんのサングラスは幻惑スキル無効なんだよね?何かのスキルなの?」
『これは【デバフ無効】がついてるんや!精神攻撃なんかも一切効かんで!デバフ無効なんて、伝説のスキルなんやでー!
あ、そや!絃のスキルん中に、【デバフ耐性】ってなかったか⁈』
デバフ無効⁈相手のスキルが全く効かないなんて、フーちゃんのサングラス、チートじゃんっ!
私にも、デバフ耐性があれば少しでも対抗できるかもっ!
「デバフ耐性・・・あ!あったよ!」
▶︎デバフ耐性
「混乱」「魅了」「幻惑」などの精神攻撃に対する耐性がつく。
(効果は自身のレベルによって変動する。)
▶︎デバフ耐性を取得しますか?(10,000SP)
Yes / No
▶︎デバフ耐性を取得しました。
スキル一覧画面で、確認して下さい。
よしっ!取得できたっ!
レベルによって効果が変わるなら、どれくらい持ち堪えられるかだねっ!
「デバフ耐性取得できたよ!これで何とかなるかもっ!」
『よっしゃ!これでだいぶ戦いやすくなるはずや!もし幻惑にかかりそうになっても、ワイが愛のビンタかましたるから大丈夫やでっ!』
「お、お手柔らかにお願いします・・・!」
ズーマに乗って、狼の方を見る。
少し心が引っ張られるような違和感があるけど、大丈夫そうだ!
これなら動けるっ!
「行こう!フーちゃん!ズーマ!」
第二ラウンド開始だ!
さっきと同じ三日月の斬撃を放ってきた。
とりあえず、三日月斬って呼ぼう。
え、私センスよすぎじゃない⁈
ものすごい速さで迫ってくる三日月斬を躱していく。
大丈夫っ!ぜんぜん、躱せる!
全ての攻撃を躱したあと、狼へと爆速で向かっていく。
このままっ!轢いてやるっ!
ドンッ!!!
あ、当たった!
目が見えるだけで、動きが全然違う!
これなら勝てるっ!
攻撃を受けた狼がよろけて倒れている。
まだ、倒せてない!
もう一回、攻撃を・・・!
一回の攻撃では倒せなかったから、もう一度攻撃を加えようとしたその時、
狼の背中の、うっすらとした虹が濃い光を放った。
うっ、眩しい!
光っていた狼の背中を見ると、そこには虹色に光り輝くスライムがいた。
・・・虹色の、スライムッ⁈⁈
あのスライムが、ずっと狼の背中に乗ってたってこと?
『なんやあれ!虹色のスライムやんっ!あんな色のスライム、ワイ知らんでー!』
真っ白な狼も、虹色のスライムも、何でも知ってるフーちゃんが知らないってことは・・・ダンジョンで何か異変が起こってるってこと⁈
ヒヤリとした汗が、頬を伝う。
『グウォーーーン!!!』
スライムが光ったと思ったら、狼が少しずつ変形していく。
ひ、人型⁈
二本足で、立ってる・・・!
変形した狼は、物語に出てくる人狼のような風貌で、二メートルほどの高さがある。
あのスライムが、変形させたってこと⁈
『いよいよヤバイでー!あいつ、変身しよった!ワイかてそのうち、華麗に変身できるようになるんやからなー!ぜんっぜん羨ましくないでー!』
フーちゃん・・・羨ましいんだね。(笑)
『とにかく、あいつやっつけて終わりにするで!』
「そうだねっ!」
二足歩行になったけど、スピードはさっきと変わらないみたい。
走りながら、爪から斬撃を繰り出してきた。
こっちの名前は、爪月斬と名付けようっ!
私ってほんといいセンスしてるっ!
爪月斬を躱しながら、攻撃のチャンスを伺う。
十回ほど回避したあと、更に爪月斬を繰り出そうとしていたけど腕を振っただけで何も出なかった。
・・・十回連続が上限なのかな?ってことは今がチャンスっ!!!
攻撃が出なかったことで、慌てて距離を取ろうとする人狼に近づきズーマで素早く轢いた。
『グォッ・・・!!』
見事に命中し、白い人狼が倒れていく。
「はぁ、はぁ、今度こそ、倒したっ・・・?」
——ピロリロリーン
システム音が聞こえてきた。
よ、よかったー!!!
やっと倒せたー!
▶︎《聖光の神殿、階層エクストラボス、月狼討伐確認。》
▶︎《討伐報酬:経験値10,034・スキルポイント10,034獲得しました。》
▶︎《レベル:51→52》
▶︎《固有スキル:三日月斬Lv.1》
▶︎《シンクロ率が15%にアップしました。》
【ステータス】
◇レベル : 52 ※→ 7
・体力 :10,400 ※→ 1,560
・魔力 :10,400 ※→ 1,560
・攻撃力 :10,400 ※→ 1,560
・耐久力 :10,400 ※→ 1,560
・敏捷性 :10,400 ※→ 1,560
・器用さ :10,400 ※→ 1,560
・知力 :10,400 ※→ 1,560
※シンクロ率により全ステータス制御
現在のシンクロ率:15%
◇スキル : 隠蔽
アイテムボックス(特大)
デバフ耐性
〈残:50,537SP〉
◇固有スキル:〈硬化Lv.2※常時発動〉
〈回避Lv.2〉
〈爆速Lv.2〉
〈天界の鍵1/10〉
〈三日月斬Lv.1〉
◇称号 :"世界最速エクストラボス討伐者"
"鍵を受け継ぎし者"
す、すごい・・・
レベルが1上がって52になって、シンクロ率も15%まで上がっている。
ステータスが爆上がりすぎるんですけどっ!
てか、階層エクストラボスってなに⁈
もしかして、エクストラボスを倒さなきゃいけない呪いでもかかってるんじゃない⁈
・・・そして、一呼吸置いてから固有スキルを見る。
▶︎三日月斬Lv.1
三日月の斬撃を繰り出し、攻撃する。
(一度に最高三つまで出せる。クールタイム30秒)
これって、あの狼が使ってた技だよね・・・。
てか名前っ!私が考えてたまんま!
めっちゃ分かりやすい名前じゃんかっ!(笑)
『やったなー!ワイらの勝ちやでー!絃もズーマもお疲れさんっ♪』
「フーちゃんもお疲れ様!無事に倒せてよかったよー!でも、地下2階であんなのが出てくると思わなかったよ!ここって初心者向けの階層だよね?」
『ワイもおったまげたでー!階層にエクストラボスがおるなんて知らんかったし!ワイの知ってる情報、これからはあんま通用せーへんかもしれんな・・・』
「そ、そんな・・・!」
『大丈夫やっ!今回みたいにみんなで乗り越えていくんやっ!おかげでめっちゃ強くなったんやから』
「はっ!そーいえばっ!月狼の背中に乗ってたスライムは⁈」
スライムのことを思い出し、辺りを見回す。
月狼が消えていき、魔石だけが残っているそばに、虹色スライムがいた。
っ戦闘体制に入らなきゃ!
慌ててすぐに走り出せるよう、準備する。
虹色スライムはこちらをジッと見つめたあと、
徐々に透明になって、消えた。
「スライムがっ、消えた!どこに行ったの⁈」
『ほんまやな!気配も全然ないわ!・・・逃げたんちゃうか?』
「ほんとに・・・??」
しばらく警戒していたけど、もう一度、虹色スライムが現れることはなかった。
あのスライムは、なんだったんだろう・・・。
『あのスライムが司令塔やったんちゃうか?あいつが光ってから月狼が変身したやろ!ほんま、分からんことばっかりやで』
フーちゃんが手を広げながら頭を振っている。
ほんとに、分からないことだらけだね。
『あ、ちなみに相手が持ってるスキル覚えるってのも知らんかったで!今回、三日月斬を覚えたんも異例やな』
「そうなの⁈なんで、こんなことばっかり続くのよー!!!」
——月狼との戦いが終わって、澄んだ青へと戻っている空へ叫んだ。
ボソッ
『絃はきっと、ダンジョンに選ばれてしもたんやで・・・』
最後まで読んでくださってありがとうございます✨
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それでは、また次の話でお会いしましょう!!




