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【ママチャリ✖️無双】『自転車でダンジョン爆走中! 〜通学途中でダンジョンに落ちたら、ボスを轢いちゃいました!?〜』  作者: 雨空 幸歩


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28/52

27 無双する!?

 



【ステータス】

 ◇レベル : 51 ※→ 3

 ・体力  :10,200 ※→ 612

 ・魔力  :10,200 ※→ 612

 ・攻撃力 :10,200 ※→ 612

 ・耐久力 :10,200 ※→ 612

 ・敏捷性 :10,200 ※→ 612

 ・器用さ :10,200 ※→ 612

 ・知力  :10,200 ※→ 612


 ※シンクロ率により全ステータス制御

 現在のシンクロ率:6%


 ◇スキル  : 隠蔽 アイテムボックス(特大)         〈残:50,003SP〉


 ◇固有スキル:〈硬化Lv.2※常時発動〉

        〈回避Lv.2〉

        〈爆速Lv.2〉

        〈天界の鍵1/10〉


 ◇称号   :"世界最速エクストラボス討伐者"

        "鍵を受け継ぎし者"





「すごいっ!シンクロ率が6%になってレベルが3に上がったから全部のステータスも上がってるよっ!」



『やったやんっ!ワイらの連携がバッチリ決まったっちゅうことやな!この調子でガンガン行くでー♪あっ、ホーンラビットが落とした魔石忘れんと回収せなあかんでー!売れるんやろ?』


「あ、そうだね!魔石はギルドが買い取ってくれるからしっかり回収しておかないとねっ!」


 慌ててフーちゃんから言われるまで忘れていた魔石を拾いにいく。ホーンラビットの魔石は、真っ赤な色をした小さなカケラだった。ちなみに地下2階にいる魔物から出るのはこの赤い魔石(小)だけみたいで一個100円で買い取りしてくれる。



 きれい・・・宝石みたい。



 手に乗っている3つの魔石を光にかざしてみたり角度を変えたりして眺める。しばらく堪能した後でふーちゃんとズーマのもとへと戻った。







 ——



 その後はフーちゃんの宣言通り私たちの無双状態だった。



 草原には、あの後もホーンラビットしか出現しなかった。そのためさっきの反省を生かしてズーマの爆速と回避で第二段階になる前のホーンラビットを轢きまくった。シンクロ率が6%になって全ステータスが上がったおかげか、初戦よりもかなり戦いやすくなっていたのだ。


 最初のホーンラビットは三体だったけど、その後出現したほとんどが一体ずつだった。たまに二体いたくらい。


 三体でるのって珍しいのかな?



 レベルが1上がるだけですごく動きやすくなった。レベルが上がるたびに体が新しく作り変えられているような感覚だった。例えるなら50メートル走を9秒で走っていたのに、急に8秒、7秒と早くなる感じだ。


 これからどんどんシンクロ率を上げてレベルを上げていけば、もっと楽に戦えるようになるんだっ!最初は冒険者になるのがすごく怖かったけどなんだか凄く楽しくなってきたなー!


 って私ってめちゃくちゃ現金なやつじゃん!


「ホーンラビット結構狩りまくったよね?そろそろ一回休憩しない?」


 ダンジョンに入ってから戦い続けていてちょっと疲れてきたので休憩を提案する。


『お!絃とワイ、以心伝心やなっ!ワイもちょうど休憩したいと思ってたとこや!ほな、さっそくセポに行こか!ズーマ!一旦休憩するからこっから一番近いセポに向かってやー!』




「セポ・・・?え・・・セポってなに?」



 初めて聞く単語に頭がハテナマークになる。



『セポ言うたら、セポやろ!セーフティスポットのことやん!知らんのかいなっ!!』


「いや、知らんわっ!!!ってなんで略すのよ!普通にセーフティスポットでいいじゃんっ!そんなの誰も分かんないよーっ!」


『なんでやねん!セポが言いやすいしかっこええやん♪ズーマはセポでわかってんで!なぁ?』



 ズーマが黄色く光って答える。ズ、ズーマは分かるんだ・・・。なんでも略せばいいってもんじゃないんだからねー!


 そんなハプニング?もありつつ私たちは無事セーフティスポット改めセポへと到着した。


 ホーンラビット狩りが順調すぎるくらいだったから結構進めたと思う。気がつけば、ダンジョンに入ってからすでに4時間が経っていたのだ。



『やっと一息つけるわー!・・・おっ!誰もおらんやん!ワイらだけの貸切パーテーやなー♪』


 ダンジョンに入る時も誰もいなかったし入ってからも誰にも会っていない。こんな貸切状態でいいのかな?結構奥まで進んだからかな?



「フーちゃんお腹空いてない?もし空いてるならちょっと早いけど、もうお昼食べちゃう?」



 今が10時半だからほんとにちょっと早いんだけどね。今日は朝が早かったから私もお腹すいちゃった!


 ダンジョンの中でも、時計は正常に動いていて時間の確認ができるのはありがたい。時計が使えるならスマートフォンは?と思ったけど、それは使えないみたい。不思議だよね。他の連絡手段はいまのところ確認されていない・・・もしダンジョンで迷子になんかなったら・・・!・・・怖くて考えたくないっ!



「そやなー!ワイいっぱい頑張ったからめっちゃお腹空いてんでー!ご・は・ん♪ご・は・んー♪」



 フーちゃんのご飯コールが始まったのですぐに準備を始める。今日のお昼は昨日買っておいたハンバーガーセットだ。



『ハンバーガー!!!!ワイ、これを食べた時の感動は一生忘れへんねんっ!・・・このあまーいタレが絡みついたついた肉を、パンに挟んで食べたらもうっ・・・!くっ、誰が考えたんやっ!?!?こんなうまいもん考えたやつ、ほんま天才やでっ!!!』



 一緒に暮らし始めてからのこの二ヶ月でフーちゃんは色々なものを食べた。新しいものを食べる度に感動して、いつも食レポさながらの感想を語ってくれる。その中でもお気に入りなのが、このハンバーガーだ。


『いっただきまーーすっ!』


 お皿に乗せたハンバーガーとポテトをフーちゃんの小さな嘴を使って器用に食べていく。


 ほんとは妖精だからか食事をする必要はないみたい。でも、こんなに美味しそうに食べてくれるならいいかな・・・って思っちゃうんだよ!それに誰かと一緒に食べるご飯って更に美味しいよねっ!




 え、なんで昨日買ったハンバーガーがあるのかって?




 それは・・・







 アイテムボックスを獲得したからでーすっ!


 ふふっ♪


 色々収納できてしかも時間経過がないなんてっ!そんなのっ!スキル獲得するしかないじゃんっ!?



 ってことで昨日のうちにアイテムボックスを獲得しておいた。ちなみにアイテムボックスは、


【小】 1,000SP 1畳分

【中】 5,000SP 4畳分

【大】 10,000SP 10畳分

【特大】30,000SP 無限



 となっていた。

 私はフーちゃんにしっかりと相談した上で【特大】を選んだのだ。



 フーちゃん曰く【小】を獲得した後【中】へ変更したいと思っても、差額の4,000SPではなく5,000SP使わなくてはならないそう。それなら最初から【特大】を獲得するのが

『絶対にお得やでーっ!!!』

 と熱弁された。

 昨日の時点でのSPは80,000SPあった。そしてアイテムボックス【特大】が30,000SP。


 ・・・うっ!

 めちゃくちゃSP使うけど頑張っちゃったよっ!!


 治癒スキルを獲得するのに、どのくらいSPが必要なのか分からないからね。これから使うSPはなるべく節約しておかないとっ!


 でも今回のアイテムボックスは必要経費ってことで!無限に入るって凄いもんね。空想のものが現実になって存在しているなんて・・・未だにあまり実感が湧かない。



 でも全部現実なんだよね。しっかりと受け入れて、前に進んでいかなきゃ!と改めて思う。




 ——



「うーんっ!ハンバーガー美味しいー♪♪・・・そーいえば!最初のホーンラビットを倒してから全然ステータスを見てなかったんだっ!」



 ハンバーガーを頬張りながら、ステータスを確認する。



【ステータス】

 ◇レベル : 51 ※→ 4

 ・体力  :10,200 ※→ 816

 ・魔力  :10,200 ※→ 816

 ・攻撃力 :10,200 ※→ 816

 ・耐久力 :10,200 ※→ 816

 ・敏捷性 :10,200 ※→ 816

 ・器用さ :10,200 ※→ 816

 ・知力  :10,200 ※→ 816


 ※シンクロ率により全ステータス制御

 現在のシンクロ率:8%


 ◇スキル  : 隠蔽 アイテムボックス(特大)        〈残:50,503SP〉


 ◇固有スキル:〈硬化Lv.2※常時発動〉

        〈回避Lv.2〉

        〈爆速Lv.2〉

        〈ささ天界の鍵1/10〉


 ◇称号   :"世界最速エクストラボス討伐者"

        "鍵を受け継ぎし者"





「あ、シンクロ率が8%になってる!さっきまで6%だったよね??やっぱり、シンクロ率が上がったから、全ステータス値も上がってるんだね・・・!」


『もぐもぐもぐ・・・!シンクロりつ、8パーか!・・・ゴクンッ。ええ感じで上がってるやん♪ワイらの連携がうまいこといってる証拠やなっ!』



 午前中の4時間、結構な数のホーンラビットを倒した。SPが500増えてる・・・ってことは、ホーンラビットを五百体も倒したってこと!?五十体数えたあたりから、数えるのは諦めた。それがまさか、五百体も倒してるなんてっ!これって凄いことだよね?

 他の冒険者を知らないから基準がわかんないけど。こんど、みんながどれくらい魔物を倒してるのか聞いてみたいなー!





 ホーンラビットを倒す→魔石を拾う


 って流れで頑張ってたんだけど、あまりにも数が多くて毎回魔石を拾うのが本当に大変だった。

 魔石を拾いに行くのに一旦ズーマから降りないといけないからね。それを見かねてか、途中からはフーちゃんがズーマとの合体を解いて魔石拾いに専念してくれることになったのだ。


 ホーンラビットが魔石に変わった瞬間ズーマから飛び降りて魔石を回収して、すぐに戻ってくる。


 この一連の動作がものすっっっごく速かった!


 ほんと、ホーンラビットを倒しまくれたのはズーマとフーちゃんのおかげなんだよね♪



 シンクロ率が2%も上がったのってみんなでの連携プレイも関係してるのかな?はっきりとした理由はわからないけどこれからもフーちゃんとズーマと力を合わせて戦っていけばいいってことだよねっ!




 ・・・さーて!

 ご飯も食べ終わったし、午後からも頑張りますかっ♪












最後まで読んでくださってありがとうございます✨


感想・レビュー・お気に入り登録、めちゃくちゃ励みになります!

それでは、また次の話でお会いしましょう!!


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