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27 無双する⁈

 



【ステータス】

 ◇レベル : 51 ※→ 3

 ・体力  :10,200 ※→ 612

 ・魔力  :10,200 ※→ 612

 ・攻撃力 :10,200 ※→ 612

 ・耐久力 :10,200 ※→ 612

 ・敏捷性 :10,200 ※→ 612

 ・器用さ :10,200 ※→ 612

 ・知力  :10,200 ※→ 612


 ※シンクロ率により全ステータス制御

 現在のシンクロ率:6%


 ◇スキル  : 隠蔽 アイテムボックス(特大)        〈残:50,003SP〉


 ◇固有スキル:〈硬化Lv.2※常時発動〉

 〈回避Lv.2〉

 〈爆速Lv.2〉

 〈天界の鍵1/10〉


 ◇称号   :"世界最速エクストラボス討伐者"

 "鍵を受け継ぎし者"





「すごいっ!シンクロ率が6%になって、レベルが3に上がったから全部のステータスも上がってるよっ!」



『やったやんっ!ワイらの連携がバッチリ決まったっちゅうことやな!この調子でガンガン行くでー♪あっ、ホーンラビットが落とした魔石、忘れんと回収せなあかんでー!売れるんやろ?』


「あ、そうだね!魔石は、ギルドが買い取ってくれるからしっかり回収しとかないとねっ!」


 慌てて、フーちゃんから言われるまで忘れていた魔石を拾いにいく。

 ホーンラビットの魔石は、真っ赤な色をした小さなカケラだった。

 ちなみに地下2階にいる魔物から出るのはこの赤い魔石(小)だけみたいで、一個100円で買い取りしてくれる。



 きれい・・・宝石みたい。



 手に乗っている3つの魔石を、太陽にかざしてみたり、角度を変えたりして眺める。

 しばらく堪能した後、ふーちゃんとズーマのもとへ戻った。







 ——



 その後は、フーちゃんの宣言通り、私たちの無双状態だった。



 草原には、あの後もホーンラビットしか出現しなかった。

 そのため、さっきの反省を生かして、ズーマの爆速と回避で第二段階になる前のホーンラビットを轢きまくった。

 シンクロ率が6%になって、全ステータスが上がったおかげか、初戦よりもかなり戦いやすくなっていたのだ。


 最初のホーンラビットは三体だったけど、その後出現したほとんどが一体ずつだった。

 たまに二体いたくらい。


 三体でるのって珍しいのかな?



 レベルが1上がるだけで、すごく動きやすくなった。

 レベルが上がるたびに体が新しく作り変えられているような感覚だった。

 50メートル走を9秒で走っていたのに、急に8秒、7秒と早くなる感じだ。



 これからどんどんシンクロ率を上げて、レベルを上げていけば、もっと楽に戦えるようになるんだっ!

 最初は冒険者になるのがすごく怖かったけど、なんだか凄く楽しくなってきたなー!


 って私って、めちゃくちゃ現金なやつじゃん!




「ホーンラビット結構狩りまくったよね?そろそろ一回休憩しない?」


 ダンジョンに入ってから戦い続けていて、ちょっと疲れてきたので休憩を提案する。



『お!絃とワイ、以心伝心やなっ!ワイもちょうど休憩したいと思ってたとこや!ほな、さっそくセポ行こか!ズーマ!一旦休憩するからこっから一番近いセポに向かってやー!』




「セポ・・・?」


「え・・・セポってなに?」


 初めて聞く単語に頭がハテナマークになる。




『セポ言うたら、セポやろ!セーフティスポットのことやん!知らんのかいなっ!!』


「いや、知らんわっ!!!ってなんで略すのよ!普通にセーフティスポットでいいじゃんっ!そんなの誰も分かんないよーっ!」


『なんでやねん!セポが言いやすいし、かっこええやん♪ズーマはセポでわかってんで!なぁ?』



 ズーマが黄色く光って答える。

 ズ、ズーマは分かるんだ・・・。


 なんでも略せばいいってもんじゃないんだからねー!




 そんなハプニング?もありつつ、私たちは無事セーフティスポットへと到着した。


 ホーンラビット狩りが順調すぎるくらいだったから、結構進めたと思う。

 気がつけば、ダンジョンに入ってから4時間が経っていたのだ。



『やっと一息つけるわー!・・・おっ!誰もおらんやん!ワイらだけの貸切パーテーやなー♪』



 ダンジョンに入る時も誰もいなかったし、入ってからも誰にも会っていない。

 こんな貸切状態でいいのかな?


 結構奥まで進んだからかな。



「フーちゃん、お腹空いてない?もし空いてるならちょっと早いけど、もうお昼食べちゃう?」



 今が10時半ごろだから、ほんとにちょっと早いんだけどね。

 今日は、朝が早かったから私もお腹すいちゃった!



 ダンジョンの中でも、時計は正常に動いていて時間の確認ができるのはありがたい。

 時計が使えるならスマートフォンは?と思ったけど、それは使えないみたい。

 不思議だよね。

 他の連絡手段はいまのところ確認されていない・・・。

 もしダンジョンで迷子になんかなったら・・・。

 ・・・怖くて考えたくないっ!



「そやなー!ワイいっぱい頑張ったから、めっちゃお腹空いてんでー!ご・は・ん♪ご・は・んー♪」




 フーちゃんのご飯コールが始まったので、すぐに準備を始める。

 今日のお昼は、昨日買っておいたハンバーガーセットだ。



『ハンバーガー!!!!ワイ、これを食べた時の感動は一生忘れへんねんっ!・・・このあまーいタレが絡みついたついた肉を、パンに挟んで食べたらもうっ・・・!くっ、誰が考えたんやっ⁈⁈こんなうまいもん考えたやつ、ほんま、天才やでっ!!!』



 一緒に暮らし始めてからの二ヶ月で、フーちゃんは色々なものを食べた。

 新しいものを食べる度に感動して、いつも食レポさながらの感想を語ってくれる。

 その中でもお気に入りなのが、このハンバーガーだ。


『いっただきまーーすっ!』


 お皿に乗せたハンバーガーとポテトをフーちゃんの小さな嘴で、器用に食べていく。




 ほんとは、妖精だからか食事をする必要はないみたい。

 でも、こんなに美味しそうに食べてくれるなら、いいかな・・・って思っちゃうんだよ!

 それに、誰かと一緒に食べるご飯って更に美味しいよねっ!




 え、なんで昨日買ったハンバーガーがあるのかって?




 それは・・・







 アイテムボックスを獲得したからでーすっ!


 ふふっ♪


 色々収納できて、しかも時間経過がないなんてっ!

 そんなのっ!スキル獲得するしかないじゃんっ⁈



 ってことで昨日のうちにアイテムボックスを獲得しておいた。

 ちなみにアイテムボックスは、


【小】 1,000SP 1畳分

【中】 5,000SP 4畳分

【大】 10,000SP 10畳分

【特大】30,000SP 無限



 となっていた。

 私は、フーちゃんにしっかりと相談した上で、【特大】を選んだのだ。



 フーちゃん曰く【小】を獲得した後【中】へ変更したいと思っても、差額の4,000SPではなく5,000SP使わなくてはならないそう。

 それなら最初から【特大】を獲得するのが

『絶対にお得やでーっ!!!』

 と熱弁された。

 昨日の時点でのSPは80,000SPあった。

 そしてアイテムボックス【特大】が30,000SP。


 ・・・うっ!めちゃくちゃSP使うけど、頑張っちゃったよっ!!


 治癒スキルを獲得するのに、どのくらいSPが必要なのか分からないからね。

 これから使うSPはなるべく節約しておかないとっ!


 でも今回のアイテムボックスは、必要経費ってことで!

 無限に入るって凄いもんね。

 空想のものが現実になって存在しているなんて・・・未だにあまり実感が湧かない。



 でも、全部現実なんだよね。

 しっかりと受け入れて、前に進んでいかなきゃ!

 と改めて思う。




 ——



「うーんっ!ハンバーガー美味しいー♪♪・・・そーいえば、最初のホーンラビットを倒してから全然ステータスを見てなかったんだっ!」



 ハンバーガーを頬張りながら、ステータスを確認する。



【ステータス】

 ◇レベル : 51 ※→ 4

 ・体力  :10,200 ※→ 816

 ・魔力  :10,200 ※→ 816

 ・攻撃力 :10,200 ※→ 816

 ・耐久力 :10,200 ※→ 816

 ・敏捷性 :10,200 ※→ 816

 ・器用さ :10,200 ※→ 816

 ・知力  :10,200 ※→ 816


 ※シンクロ率により全ステータス制御

 現在のシンクロ率:8%


 ◇スキル  : 隠蔽 アイテムボックス(特大)        〈残:50,503SP〉


 ◇固有スキル:〈硬化Lv.2※常時発動〉

 〈回避Lv.2〉

 〈爆速Lv.2〉

 〈天界の鍵1/10〉


 ◇称号   :"世界最速エクストラボス討伐者"

 "鍵を受け継ぎし者"





「あ、シンクロ率が8%になってる!さっきまで6%だったよね??やっぱり、シンクロ率が上がったから、全ステータス値も上がってるんだね・・・!」


『もぐもぐもぐ・・・!シンクロりつ、8パーか!・・・ゴクンッ。ええ感じで上がってるやん♪ワイらの連携がうまいこといってる証拠やなっ!』



 午前中の4時間で、結構な数のホーンラビットを倒した。


 SPが500増えてる・・・ってことは、ホーンラビットを五百体も倒したってこと⁈

 五十体数えたあたりから、数えるのは諦めた。

 それがまさか、五百体も倒してるなんてっ!

 これって凄いことだよね?

 他の冒険者を知らないから、基準がわかんないけど。

 こんど、みんながどれくらい魔物を倒してるのか、聞いてみたいなー!





 ホーンラビットを倒す→魔石を拾う


 って流れで頑張ってたんだけど、あまりにも数が多くて、毎回魔石を拾うのが本当に大変だった。

 魔石を拾いに行くのに、一旦ズーマから降りないといけないからね。

 それを見かねてか、途中からはフーちゃんがズーマとの合体を解いて、魔石拾いに専念してくれることになったのだ。


 ホーンラビットが魔石に変わった瞬間、ズーマから飛び降りて魔石を回収してすぐに戻ってくる。


 この一連の動作が、ものすっっっごく、速かった!


 ほんと、ホーンラビットを倒しまくれたのは、ズーマとフーちゃんのおかげなんだよね♪



 シンクロ率が2%も上がったのって、みんなでの連携プレイも関係してるのかな?

 はっきりとした理由はわからないけど、これからもフーちゃんとズーマと力を合わせて戦っていけばいいってことだよねっ!




 ・・・さーて!

 ご飯も食べ終わったし、午後からも頑張りますかっ♪












最後まで読んでくださってありがとうございます✨


感想・レビュー・お気に入り登録、めちゃくちゃ励みになります!

それでは、また次の話でお会いしましょう!!


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