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22 麗央さんにバレた!?

 




「あ、別に咎めてるわけじゃないのよ。単なるボクの興味本位なの♡だから、そんなに緊張しないでちょうだい♡・・・ボクはね、その人が纏っているオーラで相手の強さが大体わかっちゃうのよー。」



 麗央さんが話を止めて、こちらをじっと見る。



「絃ちゃんを最初に見た時、他の誰とも違うオーラが見えたわ。なんていえばいいのかしら・・・弱いオーラの中に強いオーラが隠れているって感じかしら。だからあの時、ダンジョンの中で絃ちゃんなら自分で追いついてくるんじゃないか・・・って思っちゃったのよ。同行者失格よね。ごめんなさい。」



「いえいえっ!この通り、無事だったので!・・・それにしてもオーラで強さがわかるなんて、凄いですねっ!」



 上級冒険者になるとそんなことまでわかるのかな?それとも麗央さんだから?

 きっと後者なんだろう。


 ・・・なんとなく麗央さんになら、本当のことを話してもいい気がする。



「誰にも言ったことないのよ♡オーラで自分の強さを図られてるなんて、気持ちのいいものではないでしょ?」



 誰にも話したことないことを、私に話してくれるなんて・・・。




(フーちゃん。麗央さんに、ダンジョンができてからのこと、話してもいいかな?)


(ええと思うで〜!この麗央さんからは全然嫌な気がせぇへんし!ちゃんと、ワイの事も紹介してやー?)



「あの、麗央さん!」


 私は思いきって、ダンジョンができた日にあったことを麗央さんに打ち明けることにした。



「・・・麗央さんが言ってた通り、今日ここに来る前からステータスを獲得していました。」



「そうなのね♡話してくれて、ありがとう。」


「あの日、ダンジョンが突然現れた日に、自転車で学校へ向かってたら急に道路に穴が空いて、気付いたら洞窟の中で魔物を轢いてたんですっ!」



「え⁈自転車で・・・?ケガはなかったの?」



 予想外の返答だったのか、麗央さんはびっくりしながらも私のことを心配してくれている。



「乗っていた自転車はその時に壊れてボロボロになっちゃったんですけど、魔物を倒したことでステータスを獲得した時、その壊れた自転車が電動自転車へ進化したんです!・・・ちょっと、信じられないですよね?」


 自分で話していても、信じられない内容に、つい麗央さんの反応を伺ってしまう。



「そうね。あの自転車を見ていなければ、到底信じられない話だわ。・・・それでその進化した自転車でダンジョンの入り口まで戻ってこられた、ってことかしら?」


「いえ・・・あの、轢いてしまった魔物が・・・」




 言い淀む私に、麗央さんは怪訝そうな顔をした。


 この状況で、エクストラボス轢いちゃいましたー!


 とか言いづらいんだけどっ!





「どうしたの??」



「実は・・・轢いちゃった魔物が、光聖ダンジョンのエクストラボスだったみたいで・・・」



 へへへっと笑っておちゃらけてみたけど、麗央さんは目を見開いたまま、固まってしまった。









「・・・エクストラボス?そんなものが、存在するの?」


「あ、はい!ボスを倒したあとに現れるエクストラボスみたいです!」




「絃ちゃんっ!・・・それって、ものすごい情報よ⁈⁈⁈みんな、当然ボスが存在すると思って攻略を進めているわ。でも、ボスを倒した後にエクストラボスが出現するなんて・・・!誰も思ってもいないわよ!」



 麗央さん、顔が怖いですっ!



「そ、そうなんですねー」



「・・・そうよ!それでエクストラボスを倒しちゃって、それからどうやって地上へ戻ってきたの?もしかして魔法陣かしら?」



 一呼吸置いて落ち着いた麗央さんが話しだす。


 でも、どうして魔法陣のことを知ってるんだろ?



「そうです!魔法陣が現れて、それで一階まで戻ってきました!ってなんで知ってるんですか⁈」



「実は、光聖ダンジョンの地下10階で魔法陣が発見されたのよ。その魔法陣で地下10階から地上まで戻ることができたの。それだけじゃなくその逆、地上から地下10階まで戻ることもできたのよ。その魔法陣のことを【ダンジョン転送装置】(ダンジョンワープ)って呼んでいるわ。」



 ダンジョンワープ!かっこいい!

 魔法陣でダンジョン内を行ったり来たりできるようになれば、めちゃくちゃ楽になるじゃん!




「光聖ダンジョンが何階まであるのか分からないけれど、もしかしたら10階層ごとに魔法陣が出現するかもしれないって予測を立てているのよ。」


 確かに!

 10階にあったなら次は20階、って考えるよね。

 それなら攻略が進めやすいのかも!




「・・・って、絃ちゃん、もしかしてあなた、光聖ダンジョンが何階まであるのか・・・知ってたりするのかしら?」



 もちろん知っている。

 エクストラボスを轢いちゃったのが、地下51階だからそこが最下層ってことだよね?

 そのことをそのまま麗央さんに伝える。



「あっ、はい!私の落ちた所が、地下51階だったみたいです!だから光聖ダンジョンは地下51階が最下層なのかなと思います!」



「地下51階っ!!!!随分と深いのね・・・!今現在、1番攻略の進んでいるパーティが地下11階なのよ。それでもまだ、⅕だったということね。あ、ちなみに私のパーティは地下10階を攻略中なのよ♡」



 え、麗央さんのパーティメンバーとかめっちゃ気になるんですけど!


 しかも地下10階を攻略中なんて、やっぱり麗央さんは凄い人だ。



「10階なんですねっ!さすが麗央さんっ!麗央さんなら、先頭の冒険者にもすぐ追いついちゃうんじゃないですか?」




「そうかもね♡ただ、うちのチームは焦らず、安全に、楽しくをモットーにしてるから♡・・・それで話を戻すけど、絃ちゃんはエクストラボスを倒して、魔法陣で地上まで戻ってきたんでしょ?でもすでにダンジョンが出来てから2ヶ月経ってるわ。どうしてすぐに冒険者登録しなかったのかしら?」





 確かに、麗央さんの言う通り、なんで今?って感じだよね。

 治癒スキルの事がなければ、冒険者になることはなかったんだもん。












最後まで読んでくださってありがとうございます✨


感想・レビュー・お気に入り登録、めちゃくちゃ励みになります!

それでは、また次の話でお会いしましょう!!


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