21 無事冒険者になれた!?
ピピピピッ——ピピピピッ——ピピピピッ
ピピピピッ!
バンッ!!!!
「もうっ!っるさいなぁ〜!ふぁ〜ぁ・・・。まだ6時じゃん・・・もうちょっと・・・寝させて・・・。グゥー・・・・」
大音量で目覚まし時計が鳴り、時計を見るとまだ6時だったので二度寝を決め込む。
学校は休みなんだから全然寝れるじゃんー。
・・・・・・Zz
「絃ーーーー!!朝やでーーーー!!ダンジョン日和やでーーーー!」
「んぁ・・・?フーちゃん?」
「そーやでー!完全無敵のフーちゃんやで♪絃が昨日、6時に起きるってゆうたんやろっ!はよ起きてやー!!」
え?今日は、日曜日だよ?
いつも休みの日は9時まで寝てるのに・・・!
寝起きの頭で6時に起きないといけない理由を思い出す。
「・・・・・・ハッ!そうだったっ!ごめーん。ほんと、早起きするの苦手なんだよね!フーちゃんが起こしてくれるから、いつもほんとに助かってるよ!・・・ふぁ〜あ」
「せやろー?ワシってやっぱナイスなガイやんなー?眠気覚ましに、はよ顔洗ってきー!」
「うんうん。ナイスなガイだね。ふぁ・・・いってきまーす」
——————
あの後、ダンジョンの部屋を出て他のグループの人たちと合流し、冒険者ギルドへと戻った。
会議室へ戻ってから諸々の説明を受けたあとで
ついに
【ギルドカード】
を受け取ったのだ。
銀のプレートに私の名前と、Fランクの文字が刻まれていた。
かっこいい〜!
私、ついに冒険者になったんだっ!
このギルドカードは身分証代わりにもなるし、口座を紐づけることもできるそうだ。
麗央さんからは、口座を紐付けしておくことをオススメされた。
魔石の買取などで高額になった場合、現金を持ち歩くのは危険だからだ。
その他にも二階にある食堂でのお会計や、ショップで買ったもののお会計もできるそうなので口座を紐付けておいた方が楽なんだそう。
その話を聞いて、しない選択肢はなかったので当然口座を紐付けしてもらった。
「くれぐれも無くしたりしないようにね♡?」
って話してる麗央さん、怖かったなー・・・
その後、剛さん、大和くんたちとLINOを交換して、グループも作った!
グループ名は【Dグループ】だ。
そのままだけど、分かりやすくていい!
これからも、同じ冒険者として仲良くしてほしいなー!
そうして全てが終わった後、
お腹すいたなー!なに食べに行こうかな♪
なんて呑気に考えていた私の肩を麗央さんに掴まれ、連行されたのだ・・・。
わ、忘れてなかったんだからねっ・・・!
別の会議室で待機している三人のところへ案内された。
三人とも、私が部屋に着いた時にはすでに憔悴しきっていたのだ。
ギルドの職員さんにはめちゃくちゃ怒られ、鈴木さんには無言の微笑み(圧)をかけられ、両親にはめちゃくちゃキレられ・・・。
そして追い討ちをかけるように、ラスボス(麗央さん)の登場だ。
ラスボスの登場によって、部屋の空気が一気に凍りついた。
被害者ながら、もう許してあげてー!・・・って心の中で思っちゃったほどだ。
そのお陰で、最後にはしっかりと謝ってくれて無事和解(?)することができたのだ。
私を突き飛ばした張本人のゆかりちゃんが1年間、冒険者登録禁止の重い処分となった。
知ってて止めなかった二人、あすかちゃん、えりちゃんが十ヶ月間、冒険者登録禁止。
とのことで落ち着いた。
ちょっと処分が重いんじゃ?
と思って麗央さんに伝えたら、怖い顔で笑っていた。
あの笑顔に逆らう勇気はありません!
「人の命を軽んじるような人は、冒険者になっちゃいけないのよ。よーく覚えておきなさい。」
麗央さんが最後に言った言葉が、私にも身に染みた。
そんなこんなで、これにて一件落着!と思ったのに、更なる試練が待ち構えていたのだ・・・!
「・・・絃ちゃん。ことあとはボクと二人で話しましょうね♡」
「・・・はーい」
やったー☆
麗央さんと二人っきりのご褒美タイムだー♡
・・・何を言われるのか、コワイヨ・・・!
——
「お疲れ様〜♡長々と引き止めて、ごめんなさいね。色々あって絃ちゃんも疲れてるだろうから、単刀直入に聞くわね。」
「絃ちゃん、あなた・・・今日よりも前からステータスを獲得してたんじゃない?」
ビクッー!
「・・・え?」
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それでは、また次の話でお会いしましょう!!




