12 再びダンジョンへ突入!?
やっっっとダンジョン突入です!
しばらくダンジョン回が続きますので、
お付き合い下さいっ♪
自分の予想が当たったことに驚いていると前で麗央さんが話し始めていた。
「全員武器を持ったわねー?これからいよいよダンジョンに入るわ。そしてみんなが持っているその武器は、魔物を倒すためのもの。人を傷つける為の武器じゃないってことをよく覚えておいて。取り扱いには十分気をつけるのよ!」
みんなでダンジョンの入り口へと歩き出す。
またここに戻ってくるなんて思ってもみなかったな。ここから私の冒険が始まるんだ!
私はしっかり地面を踏みしめながらダンジョンへと足を踏み入れた。
——
ダンジョンの中は広い洞窟になっていて薄暗い。地面もボコボコしていてすごく歩きづらそう。自転車を押しながら転ばないように気をつけて歩く。暗闇に少し慣れてきた目で周りを見ながら集団の最後尾からしっかりと付いていく。
「ボクが先頭を歩くからみんな付いてきてちょうだい!このランタンを目印にしていればはぐれたりしないわ!それとこの先の部屋まで魔物が出ることはないから安心しなさい。」
麗央さんを先頭に歩き出す。この暗さじゃ二列にきっちり並ぶのは難しそう。少し先に見えるランタンから離されないようしないと。
しばらく進んでいると前の方にいたはずの女の子1人が私の近くにきていた。5人組の男女グループのうちの一人だ。
「ねぇねぇ〜。自転車を押しながら歩くのって大変じゃない???」
「そうなの!結構大変だから離されないように頑張ってるよ!」
「そうなんだ〜・・・・・・。」
ドンッ!!
「えっ・・・」
「じゃあ、転んじゃったら追いつくの大変だね」
クスッ
そうして小走りで、前の方へと戻っていく。
——
「ゆかり〜!こっち!」
ミニスカートを履いた派手な女の子が小さく手を挙げている。もう1人の3人の中では比較的大人しめな女の子が帰ってきたばかりの気が強そうな女の子にヒソヒソと尋ねる。
「・・・ゆかり。ほんとにやってきたの?」
「えり、もちろんやったわよ。」
そう言ってニヤリと笑う。
「ぷぷっ。あんたほんとやばーい!」
「あすか!人ごとみたいに言わないでよ!あすかが言い出したことなんだからね!あんただってやばいわよ。それにさ、あいつ自転車なんか持ってきてみんなの気を引いちゃって。それで男子に囲まれていい気になってんのよ!」
「・・・でもやっぱり・・・ダンジョンの中だし危ないんじゃない?」
「えり、心配しすぎー!だーいじょうぶだって!さっき麗央さんが魔物はでないって言ってたじゃん!」
「そうよ。付いてこれずに離されてちょっと痛い目みればいいのよ。」
「っおい!」
「佐藤。」
「麗央さん、でもあいつら!」
「いいから。」
「・・・りょうかいっす。」
(チッ!あいつらの口ぶりからして絶対なんかやっただろ!なんで麗央さんは何にも言わねーんだよ!?)
不穏な空気の中、一行は前へと進んでいく。
——
「・・・いたーいっ!」
急な衝撃に耐えられずよろけてしまい自転車と一緒に転んでしまった。
もーなんなのよ!絶対押されたじゃんっ!
めちゃくちゃムカつくけど今はみんなに追いつくことを先に考えなきゃっ!
『なんっっやねん!あいつー!ワイの爆裂パンチで100倍返しにしたるからなー!シュッ!シュッ!』
フーちゃんが胸ポケットから出てきて可愛い腕を前に突き出し、シャドーボクシングしている。
「フーちゃんありがと。それより集団から離されちゃったけど追いつけるかな?」
自転車を起こしながらフーちゃんに尋ねる。
『あたり前田のクラッカーやで〜!〈爆速〉使って追いかけたらええねん!』
「そっか!さっきバイク並みのスピードがでるって言ってたよね!こんなデコボコ道でも大丈夫なの?」
『〈硬化〉と〈爆速〉があればへっちゃらや!スピード出しても傷つかんし、振動もない優れもんやで!』
「おぉー。ほんとめちゃくちゃ有能なんだね!」
フーちゃんの言葉を信じて自転車に跨がり「前に追いつきたいから、よろしくねっ!」と伝えて自転車のサドルを撫でる。
『出発進行やー!すぐに追いつくでー!』
「おー!それじゃ〈爆速〉!」
自転車のペダルを少し回した途端・・・スピードがどんどん上がっていく。
「わっ!これっペダル漕がなくても勝手に進んでるじゃんー!」
『そやで!言うてなかったか?進化した電動自転車=自動運転やで!初めの漕ぎ出しとハンドル操作とブレーキだけ絃がすればええねん!後は乗っとくだけやー!最高やろ?』
「凄すぎるよ!これならすぐに追いつきそうだね!よかったー!」
『ほんまにすぐやでー!』
「流石にこのスピードのままはは戻れないから追いつく手前で降りて、また押してくね!」
『オッケーや!・・・ほな、人の気配がしたら止まってやー!』
フーちゃんがそう自転車へ向かって叫ぶ。その間にも障害物を避けながら、自転車はスイスイ前へと進んでいく。
「えぇー!!!お願いしたら、聞いてくれるの!?」
『そやで!こいつにもちゃんと意思があるから言うたら応えてくれるで!喋られへんけどなっ!』
「そーなんだ・・・!今まで自転車って呼んでたけど、後で名前つけなきゃねっ!」
私のその言葉に対してまるで喜んでいるかのように自転車が桃色に光った。ほんとに意思があるんだ。名前を考えてみるけど今は全然思いつかない。ありきたりな名前しか思い浮かばないんだけど・・・!あとでしっかり考えるからねっ!
しばらくすると自転車はスピードを落としながらゆっくりと停止した。
「・・・追いついたの?」
『少し前で集団が止まってるわ!部屋の前に着いたんちゃうか?』
「よしっ!じゃぁここからは押してくね!ありがとう!」
自転車から降りて、急いで集団がいる方へと向かった。
最後まで読んでくださってありがとうございます✨
同時進行で新しい小説も書き始めました!笑
少しでも気になった方は足を運んでくださると泣いて喜びます!!!
『スラムから神界(最上層)を目指したら最強になっちゃいました!?〜仲間と家族のために世界をひっくり返す〜』
https://ncode.syosetu.com/n4906lx/
おバカだけど何だか憎めない主人公が周りを巻き込みながらスラムから下剋上していく—
物語になっております⭐︎
主人公ルイの成長を一緒に見届けてくださると嬉しいですっ♪
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それでは、また次の話でお会いしましょう!!




