プロローグ⁈
この作品『自転車でダンジョン爆走中！』は、
ちょっとおバカで、ちょっと熱くて、だけど全力で突き抜けた──
異世界（？）系・ダンジョンファンタジー！
自転車が進化したり、アヒルのマスコットが喋ったり、
もうカオスなのに、なぜかクセになる！？
主人公・神楽絃が駆け抜ける、
“全力爆走系成長ストーリー”、開幕です！
さぁ、チャリダンの世界へ――
いってらっしゃい！！！！
都内某病院
「こらー！絃ちゃーん！病院内は走らないのー！」
「ごめんなさーい！時間なくて、遅刻しちゃいそうなのー！許して〜」
ついつい話し込んでしまい、時間を忘れちゃった。
腕時計をみるとちょうど8時。
やばいやばい!これほんとギリギリ！
ここから高校まで自転車ぶっ飛ばして15分、
教室までダッシュして5分！
・・・うん！いける！頑張れ私！
神楽 絃17歳。
この春から高校3年生。
4月に転入してきてもうひと月。
やっと学校に馴染んできたところでの遅刻はなんとか避けたい——！
駐輪場に置いてあった愛車へ跨り全力疾走。
「はぁっ..はぁっ...っ」
今なら新記録出せそうな気がする。
なんてね！
身体は焦ってるのに頭は妙に冴えてるなー！
——ゴロゴロ——
さっきまで晴れていたのに、一瞬で空が雲に覆われた。
ピカッ——ドンッ
雷がどこかに落ちたようだ。
「きゃー！急にカミナリ？」
「中に逃げようぜ！」
「いまどっか落ちたよな⁉︎」
「わ——.......わ——......」
急な雷に周りは少しパニック状態となっている。
私もどこか建物の下にっ！
「！！！！！！！
今度は地震⁈
っわっわっわ！
ここ下り坂なんてなかったのにっ
.....っ止まれない——！！！！！」
キキーッ！！！！！
ッッドン！！！
「っっっ痛ったーい！！」
地震で道路が陥没したのか、急に真っ暗闇となった。
暗闇の中、猛スピードで下っていく自転車を、止めようがなかった。
そして、猛スピードの自転車に乗ったまま、何か大きなものに乗り上げた後、ひっくり返ってしまった。
ガッシャーーーンッ！！！！
あぁっ、私の大事な愛車がっ！
無事かな？？
・・・それにしても最後のは、何だったんだろ？
・・・・・・ま、まさか人とかじゃないよねっ⁉︎
——ピロリロリーン
▶︎《神域特級ダンジョン・光聖の神殿、エクストラボス討伐確認。》
「・・・はぁっ？？？」
最後まで読んでくださってありがとうございます✨
いや～、自転車でダンジョン突入って書いててめちゃ楽しかったし、カオスでした！笑
主人公の絃ちゃんと、クセ強めの仲間たちの冒険はまだまだ始まったばかり！
次回も、勢いで突っ走りますのでどうぞお楽しみに！！
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それでは、また次の話でお会いしましょう！！
