合同任務
今回はタイトルの通り合同任務だよ。小百合とのね。内容は都内の廃ビルに潜伏している殺人グループの始末だね。それと監禁されている人も居るっぽい。それの救助を兼ねての合同任務なのかも。
「小百合ぃー」
今小百合の部屋の前に居るんだけど全然出てきてくれない。てか前もこんな感じだった。
「…うるさいなぁ…」
ようやくドアを開けたと思ったら顔を見るなりドアを閉めようとしたのでとっさに足を挟んだ。
「…あ」
「ほら行くよ。下で送迎の車が待ってる」
手を引っ張ったがもう片手がドアノブを掴んでて取れない。
「嫌ぁぁぁ!行きたくないぃぃぃ!」
「こんなことで文字数稼ぎするなんて恥ずかしいから早く行くよ!」
なんとか引っ剥がし送迎車に乗せた。全体重をかけて引っ張って数十秒耐えたところでようやく折れてくれた。
「うぅぅ…」
もう怨念そのものでしょこれ。これの隣に15分も座ってたんだから誰かに労ってほしいよ。
「ではサキ様はこちらでお降りください。私は小百合様を狙撃ポイントへお送りします」
「分かりました。ありがとうございます」
やっと降ろしてもらえた。肩を回す。しばらくすると左耳に着けたイヤホンから声がした。
「こちら小百合、そっちはどう?」
「こちらサキ、まだ建物に侵入していないけどそろそろする」
「了解。侵入して」
ビルに入ると一気に暗くなった。まあそりゃそうだよね。とりあえず3階まで階段で登ったけど特に何も…
「侵入者を発見。直ちに排除します」
あった。警備ロボっぽい。改造されたやつ。
ダダダダッ
「うぉっ」
サブマシンガンって感じの音が響く。一応避けはするけど早すぎてなかなか攻撃できない。
ガチャッ
パシュパシュッ
リロードの音がしたのでまずは手前とそのすぐ後ろのロボットから始末する。多分大丈夫、なはず?
バァン
ロボットの部品が飛び散る。
「小百合、ナイス」
ロボットを撃ったのは小百合っぽい。やっぱM82は凄いな。
「先に進んで。ロボットは私が出来るだけ破壊する」
「はーい」
小百合と一緒にロボットを破壊しながら進んでいくと部屋が出てきた。
「失礼しまーす」
「おや、もう来たのかい連合のワンちゃん」
まさにハッカーって感じの人が中に居た。回転椅子の前にはディスプレイが6枚ある。そんなに要るのかな?
「あなたのボスの居場所と監禁した方の居場所を教えてくれますか?」
「教えられな」
パシュッ
「おっと、話してるところだろうが。人の話は最後まで聞けよ」
「自分で探すので良いです。ありがとうございました」
パシュパシュッ
なんか銃は意味なさそう。弾全部避けられちゃったし。
そろそろ作者の目安の1200文字に行くから早めに終わらせないとね。
ここは距離を詰めて…
「おわっ」
コケた。咄嗟にナイフを回す。
グサッ
なんかダサかったけど心臓に刺せたから引き抜く。流石に戦えないはず。次回は救助回だよ。お楽しみに。