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〖総合一万突破〗魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~  作者: のんびり作者(四希)
第一章 僕と種と精霊と···

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7話 今日は休日です

問題と向き合います

結局あの後は疲れていた為にすぐに寝てしまった


そして今日は休日なので、いつもなら食材の買い出しをするんだけど······。目の前の問題をどうにかしなればならない


「というわけで、どーん!」

「こちら青い葉を茂らせた不思議な木で~す。」

「見事に葉が青いですね~。」

「しかも光ってま~す。」

「しかも、今朝水をあげたら光が強くなりました~。」


わ~。まぶし~。あっ、少し光が弱くなった。

気を使ってくれたのかな?仄かに点滅してるって事は肯定かな?

あっ、また仄かに点滅してる。

あたってたみたい。

ありがとね~···


···ふぅ。ひとまず落ち着こう。


リラックス~リラックス~


よし。落ち着いた


さて、問題は木だけではない




一連の怪行動を静かに見つめる瞳


この世のものとは思えないほどに綺麗に整った顔


手に乗るほど小さな体と背中から出ている透明な羽


ファンタジーでお馴染みの小さな癒し系?『精霊』さんで~す。


はい。『妖精』かと思ったら『精霊』でした


ご本人に聞いたから間違いないよ!!


正直どっちでもいいよ!!


いや!!良くないけど!!


何で日本の(しかも)(うち)にいるの!?まだ『座敷わらし』の方が納得するよ!?(混乱中


···一通りリアクションした事だし、朝御飯にしよう。(逃避


志希は何かを諦めた様に朝食を作りを始めた。




さて、朝食も無事終わり、改めて精霊とお話をする事に


「精霊さんはどうして僕の所に来たの?」


『気配を感じた。ここに来た。気配あった。だからいる。』


「成る程。気配を感じたからここに来たんだ。その気配って何かな?」


『精霊王様。世界樹の樹。牛乳。チョコ。』


「···。え?精霊王?世界樹?牛乳とチョコは違うよね?牛乳とチョコの気配だったら他のご家庭にも大体あるよね!?どんだけ気に入ったの?」


『牛乳···初めて。美味しい。チョコ初めて···甘い。もっと欲しい。』


あ~···どうやら僕は餌付けしたようです。話が牛乳とチョコで埋まりました。


「美味しいのはわかったから、精霊王と世界樹の事を教えて?教えてくれたらチョコと牛乳をあげるから」


冗談交じりで提案すると


『精霊王様は、その名の通り精霊の王様で、私達精霊を保護して住みやすい場所を作り、管理しておられるお方。ここ数日行方がわからず、皆で探している。』


『そして世界樹とは精霊王様が所持している種から成長した樹で、私達精霊が住む為の霊力を満たした聖域を作ってくれている樹。』


『そして精霊王様と世界樹の気配を感じたのでここに来た。正確には貴方から精霊王様の気配を、この場所から世界樹の霊力を感じたから来た。それが私が来た理由。チョコと牛乳下さい。』


めっちゃ饒舌に早口で喋るじゃん!?


しかもちょいちょい重要な事ありませんでした?


精霊王が行方不明?僕から精霊王の気配?うちから世界樹の霊力?


······。とりあえず、はい。チョコと牛乳。


精霊はチョコと牛乳を受け取り、笑顔で食べ始めた。(うん。可愛い




精霊さんの言葉を整理した結果


·精霊王現在行方不明中

·あの空腹さんから貰った種は世界樹の種だった

·つまりあの空腹さんは精霊王

·精霊王とはあの後会ってはいないから、僕も行方は知らない


そして精霊王の気配とやらは多分巾着袋だろう


実は種植えた後に小銭入れてみたら丁度いい大きさだったから、小銭入れにしてる


それに、シンプルなデザインで丈夫そうだったので···





次回『精霊さんとこれから』

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