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〖総合一万突破〗魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~  作者: のんびり作者(四希)
第十四章 新たな魔法使い

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426話 レンタルハウス(海の家)

朝食が出来ましたよ~

誠と志希が話をしている間に朝食が出来た様で、料理がテーブルへと運ばれて来た


4人は釣りの最中にイカ飯をつまんでいたが、少量なのでお腹には余裕がある


実際に4人が食べたのは一切れくらいで、後は白達の胃袋へ消えたと言った方が正しいだろう


「お待たせしました。本日のメニューはお刺身の舟盛りです」


立派な舟に刺身になった魚が綺麗に盛られていて、まるで宝船の様だ


「すごいです!!どれも美味しそうです」


「ありがとうございます。どうぞお召し上がりください」



舟盛りの感想に対し桜花が頭を下げる


どうやら舟盛りを手掛けたのは桜花さんの様だ


舟は何処から出て来たのかな?


「メイドとしての嗜みです」


そう疑問に思うと、綾香さんが奥から料理を持って現れ、そう答える


メイドって舟盛り用の舟持ってるのか···




「お待たせ致しました。こちらは『鰈の煮付け』でございます」


綾香さんが持って来たのは大きな鰈の煮付けだ


時間的に早いけど、黒が『時間経過』させた様で、味もしっかり馴染んでいる様に見える


うんうん。こちらも美味しそうだ


黒と灯は焼き魚やご飯等を空間から出してテーブルに並べてゆく


「朝食と言うには遅いので、早めの昼食となってしまいましたね」


「そうだね。でも、新鮮な魚達を楽しめるならいいんじゃないかい?」


志希と誠が笑い合い、皆が揃ったので食事を開始しよう




─1時間後─


『ごちそうさまでした』


全員が満足するまで魚料理を食べたが、それでもまだまだ沢山の魚が格納庫に入っている···


話し合いの結果


志希が約2割を受け取り、残りは雨宮家で消費してもらう事になった


そして幾分かのお金が払われたが、これは誠さん曰く『必要経費』らしい


どうやら『このハウスの使用料』らしい


ならば遠慮せずに設備を使ってもらおう


とりあえず大浴場に向かい、体を綺麗にしよう


シャンプー·リンス·コンディショナー·化粧水は完備だから、ご自由にどうぞ


大浴場の隣はサウナ·水風呂·外気浴用のチェアもあるので利用してください


ついでにマッサージチェアも創造して設置しておこう


ふふふ···小さなハウスでもハウス内は空間拡張されているから好きに設置も出来るのさ


あとは足りない物はないかな?


旅館を思い出して必要な物を洗い出すが、必要最低限の物はあるのでこれ以上はない様だ


まぁ、要望があった時に出せばいいか


その後も誠達に必要な物を聞き込み、設置していたらそれなりの時間が経過していた




「うん。『レンタルハウス』(海の家)はこれくらいでいいかな?あっ!忘れないうちに『これ』を渡しておきますね」


創造魔法で幾つかの『種』を創造し、個別に小さな鉢に植えて聖水を与える


そして暫くすると芽が出てきたので、ある程度まで成長させた


「これくらいでいいかな?はい。誠さん達の『世界樹』です。育成方法はこちらの『育成本』を読んでください」


志希は「サプライズですよ〜」と含みのある笑顔で誠·綾香·凛·桜花の分を渡すのであった


次回『世界樹の育成本』

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