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〖総合一万突破〗魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~  作者: のんびり作者(四希)
第十四章 新たな魔法使い

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424話 煮付けかな?

魚釣れたよ~

「これはどういう事かな?」


マグロを釣り上げた志希(正座中)に誠が問い詰める


「志希君は言ったよね?『あまり大きな魚は入って来ない』って?」


先程のクロマグロは巨大なマグロだった


誰が見ても『小さい魚』とは言えない大きさだった


「多分ですけど···『結界を作る前に範囲内にいた』と思います」


考えられる事を話すしかない···


僕の結界は確かに網目にして『一定以上の大きさの魚は出入り出来ない』様にしておいた


では何故巨大サイズが釣れたのか?


その答えは『結界を展開する前にいた』からだ


そしてもう1つ『範囲が広かった』のが原因だと思う


『狭い範囲だと魚がいない可能性』があった為、念のために『広域展開』したのが悪かったな


うん。半径10kmはやり過ぎたかもしれないね


追い込みをする雫達も狭い範囲だとつまらないと思ったんだ···


広くしたおかげで雫達は嬉々として追い込みをしていたので、僕が怒られるくらい平気だよ?


ちょっとだけ足がしびれてきたけどね?


数分後、『結局は釣り餌の方が問題だ』と言われ、ようやく解放される志希であった




お説教?も終わったので釣り再開です


今回はまともな釣り餌をつけて海に投げる


ぽ〜い···ぽちゃ···


クイ···クイ···グイッ!!


ヒットォ!!


リールを巻き上げ引き寄せる


幸い針はガッチリ掛かっている様で、魚が暴れても外れる様子はない


糸〜巻き巻き♪糸〜巻き巻き♪


「そろそろ姿が見えるかな?」


海面付近まで引き寄せ、姿が見えてきたので一気に吊り上げる


釣り上げたのは大きな(カレイ)


(ヒラメ)に似ているけど、口の形が違うから鰈だろう



「これも···大きいねぇ···」


「「そうですね。座布団程はあるかと···」」


「今回は何もしてないですよ?偶然ですよ!?」


鰈は黒達にまかせて釣りを再開しよう···


ポ~イ···ポチャ···グイグイ···バシャーン!!ビッタンビッタン!!


今度は鰈がどんどん釣れるんだけど!?


気がつけば鰈が大漁だ


こんなに釣れても食べきれる気がしないが、どう調理しようか考える


「······とりあえず煮付けかな?てか、鍋に入るかな?」


家にある鍋の大きさでは調理は無理かもしれない···


雨宮家なら鍋あるかな?


「えっと···綾香さん。雨宮家の厨房にこのサイズと量が入る鍋あります?か?あるなら持っていって欲しいんですけど···」


綾香に聞いてみると、綾香はすぐに確認する為に扉を通って行く


一応ここでも通信は可能だが、下手をすると位置情報がエラーになるだろうから、庭に戻る様だ


こういった気遣いはありがたいね


位置情報とかは『電がいくらでも隠蔽·改竄する』が、なるべくなら平和でいたいものだ


そう思いながら釣り糸を垂らす


グイグイ···グイグイ···ザバァ!!


鋭い牙とウネウネ巻き付いた魚···


今度はウツボが釣れたよ···


こいつも煮付けにしよう


何だろう···煮付けを考えていたからなのかな?


釣れる魚が限定的だ


試しにエビフライを考えて釣りを再開してみよう


ぽ〜い······グイッ!!ビチビチ!!


「「「「·········。」」」」


何で伊勢海老が釣れるかな!?



次回『成長の確認と不安』

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