表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/426

2話 何だこれ?癒されるんだけど

未知との遭遇中

目を覚ますと不思議なものが浮いていた


(夢かな?何か目の前に丸い光の球があるんですけど?)


目の前にはピンポン球くらいの球体がふよふよ浮いている


(···よし。寝よう)


目を閉じて再び睡眠に入ろうとしたが、携帯のアラームが無情に鳴りだした。


残念ながら現実みたいだ


体を起こすと球体もあわせて動く


「何これ···ちょっとかわいいかも?手に乗るかな?」


興味本位で手を差し出してみると、ふよふよと僕の手に乗ってきた


何とも言えない感触とわずかな重さを感じる


「うん。かわいい」


なんて言いつつ球体をつついてみると、ゆらゆら揺れるが、手から離れる事はない


「何これ癒される」


暫くつついて癒されていると、携帯のアラームが再び鳴り出した


時間を見ると寝坊防止のアラームだ


「いけない!!早く出勤準備しなきゃ遅刻しちゃう」


球体をテーブルに優しく置いて、風呂場でシャワーを浴び、台所で玉子焼きとトーストを焼いて、冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップに注いでテーブルに移動して朝食を食べ始める


トーストをかじっていると、球体がコップの上に浮いてくる


「ん?牛乳飲むのかな?って、ちょっと待って!お皿に牛乳移してあげるから、そっちにして!」


急いで深めの皿に牛乳を注ぎ、球体の近くに置いてあげると、球体は皿の縁に乗り、牛乳を飲み始めた


(コップにダイブされなくてよかった。てか、牛乳飲むんだ···。しかも少し傾けて縁から飲んでる···。器用だな)


このまま観察していたいが、今日もバイトがあるのでゆっくりしていられない


朝食を済ませて片付けをし、洗面台で歯磨きをして鉢植えに水をやり、荷物を確認して出勤準備をおえる


「(僕はバイト行くけど、どうしよう?お腹空いても冷蔵庫から牛乳とか出せないよな···。)···一緒に行く?カバンの中にいて、大人しくしてくれれば休憩時間にご飯もあげられるよ?」


何となく聞いてみると、球体はカバンの中に入って動かなくなった


「狭くない?お昼は牛乳でいいのかな?」


一応聞いてみるとふるふる揺れる


どうやら大丈夫のようだ


「じゃあ行こうか」


僕は靴を履いて玄関のドアを開け、バイト先のスーパーへと自転車を走らせるのであった




次の話はスーパーの話かな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ