185話 連絡先を交換しよう
お兄さんとご飯に来ました。
やって来ました『ハンバーガー店』
なんかほぼ毎日来てないか?
しかし、24時間営業なの知らなかった。
24時間利用出来るのはいいのかもしれない···。
現にお客さんも結構いるからね。
(目的は違うみたいだけど···。見た感じ男性客が多いし···。てか、男しかいないんじゃ?)
そう思いながら空席を見つけ、お兄さんと向かい合って座り、メニューを見る。
「何にするか決めたら言ってくれ。ここは俺が出す。遠慮せず好きなの頼むといい」
「ありがとうございます。僕は···『照り照りバーガーセット』にします。」
僕が選んだのは『照り照りバーガーセット』
「『照り焼き』じゃないの?」と思い、画像を見たら『照り焼きチキンバーガー』と『照り焼きビーフバーガー』とサイド(ポテト·サラダ·ナゲットのどれか)とドリンクのセットだった。
説明にはこう書いてある
『照り焼き好きの為のセット。チキンとビーフの両方を食べ比べて、違いを楽しもう。』
成る程、だから『照り照りセット』ね。納得だわ···
しかも大サイズもある。次はこっちにしようかな···
「俺は『バーガーチャレンジ』にするか。バーガーは大サイズだけ···か。ルールは···大丈夫だな」
お兄さんが選んだのは『ハンバーガー(大サイズ)食べ放題』だ。
名前が『バーガーチャレンジ』なのは『制限時間内で食べた個数を競う』挑戦型メニューだからだ。
料金は一回6000円。
制限時間は30分
ドリンク飲み放題
ルールは以下の通り
最初に巨大ハンバーガー3個を一気に提供される。
店員の合図でスタート。
巨大ハンバーガー2個を完食で追加注文可能。(1回注文で1個提供される。)
制限時間が過ぎた時点で終了。
『完食した個数』が記録としてカウントされる。
食べ残し(完食前の追加注文分は別料金で)は持ち帰り(強制)となる。
例えば『追加注文で5個目』を注文するが、4個目を『完食出来ずに終了』(もしくはギブアップ)した場合は『追加注文1個分』(5個目の分だけ)が『別料金』になる。
ギブアップは『記録なし』となる。
現在の最高記録は『5個』だ。
※巨大ハンバーガーは単品で1個2000円·セット2500円(大サイズセット)
4個目でお得になるが、大半は『2個目を完食した後で満腹になって時間切れ』になるらしい。
(『2個完食して、時間まで休憩』がもっとも多いパターンなんだ···。確かにそれなら損はないか···)
「大丈夫ですか?この店のバーガーは『大きい』どころか『巨大サイズ』ですよ?」
お兄さんに聞くと、お兄さんは「大丈夫だ。問題ない」と自信満々でいる。
(本当に大丈夫かな?)
僕の心配をよそに、お兄さんは注文を送信。
提供されるまで雑談をする事になった。
お兄さんの『今回の誕生日会の参加理由』を聞いてみた。
お兄さんは喫茶店の店長(麗華さん)の『護衛として同行』していて、『雨宮家』との関係は『麗華さんのお祖父さんが誠さんと面識がある』からだった。
そして今回は『お祖父さんの代理で出席した』との事だった。
そして当日、会場に少し遅れて到着したら、例の『迷惑女』が絡んできて、麗華さんに悪質な嫌がらせをした為、お兄さんが『行動』したと···
そして『今回の騒動』の話を聞いたお祖父さんは『別件で出席出来なかった事を悔やんでいた』らしい
何でも『その家の連中には地獄見せたる!!』と、息巻いているとか···
どうやら『一族全てがアレだった』らしい
僕の方も簡単に説明し、『互いの力については深入りしないが、何かあったら協力する』と約束し、連絡先を交換した。
(お兄さんの名前を聞いたが、「呼び方は『お兄さん』のままにしてくれ」とお願いされたので、そのまま『お兄さん』で固定した。)
お兄さんからは『影』を『連絡用』として渡され、僕は量産型『聖木』を2個渡した。
これで『互いにいつでも情報交換が出来る』様になった。
···誰かな?今「恋人か!?」って、思った人は?
後で『お話し』をしようね?
僕が渡した『聖木』は2種類で、1つは『観葉植物』で、もう1つは『ストラップ』に加工してある。
観葉植物は喫茶店に置いてもらい、ストラップは携帯してもらう為だ。
(喫茶店に置いてもらうのは、日替わりケーキの内容を知らせてもらう為なんだけね。)
「この『ストラップ』もう1つくれないか?麗華さんにも持たせたい。そうすればより『安心出来る』し、俺が駆けつけられない時は···頼む。」
「わかりました。では、こちらをどうぞ」
お兄さんにもう1個『色違いのストラップ』を渡す。
「ありがとう。助かるよ」
「いえ、『効果はこれに書いてあります』から、後で読んで下さい。『決して他人(麗華さん含む)に知られないで下さい』ね?」
「必ず約束するよ。」
お兄さんに紙を渡して、お兄さんはすぐに『影』にしまった。
次回『よく食べるなぁ···』




