184話 俺と一緒に飯食わないか?
誕生日会と翌日の話
『害虫駆除』も無事終わり、会場に戻って誕生日会が終わるまで、手伝いをしながら過ごす事にした。
会場の人はピークを過ぎたのか、少しずつ少なくなっていく···
僕は給仕の真似事として『料理を運んだり、空いた容器の片付け』をしたりして時間を消費する。
たまに残った料理を食べたりして、空腹にならない程度にはしているから、『全く食べられない』とかはなかった。
そして閉館時間が近づくと来客達は退場して、関係者だけとなった。
出された料理は全て片付けられ、新しく高級料理が並ぶ
これからは『雨宮家だけの誕生日会』の始まりだ。
皆が好きな飲み物を手に取り、乾杯する。
そして順番に誠さんにプレゼントを渡して行く
僕の番は最後の方だ。
順番がくるまで時間もあるので、料理を楽しもう
高級料理なだけあって、どれも美味しい
こっそり『白達の分を格納庫に入れて』おく。
格納庫を通して自宅でも白達は食べる事ができる。
『空の皿を出しては、新しい料理をのせて格納庫に入れる』を繰り返す···
そして僕の番が近くなったので、控室に行き、『格納庫』からプレゼントを取り出して会場に戻る。
そして僕の番がきたので、誠さんにプレゼントを渡す
「お誕生日おめでとうございます。僕の用意したのは『懐中時計』です。(それと、中に封筒があります)気に入ってもらえたら幸いです。」
必要な事を伝えて、直ぐに離れる。
誠さんも慣れた様子で「ありがとう。(後で確認するよ)大事にするね。」と言って、次の人からプレゼントを受け取る。
その後は自由行動で、僕は料理を食べて過ごした。
旅行4日目 朝
今日は朝から散歩してみる
(知らない場所を歩くのは楽しいが、朝食がまだなので、どこか開いてないかな?)
一応現地のお金も持ち合わせているので、買い物はできる。
公園を見つけたので歩いていると、移動式屋台があったので覗いてみる事にする。
「ホットドッグか···買ってみようかな」
試しに1つ買ってみた
「ケチャップとマスタードは自分でかけるのね?ありがと」
店員さんの片言の説明で置いてある調味料を選ぶ
ケチャップ2往復とマスタード1往復させる。
「いただきます。(パリッ!!)うまっ!?ソーセージがパリッと弾けて肉汁が溢れる。パンも少し固めに焼かれているから歯ごたえもいい!マスタードとケチャップが美味しいのも凄いな!?もう3個くらい買おう。」
すぐに食べ終わり、追加で3個買う
店員さんは袋に入れて渡してくれた。
ケチャップとマスタードは持ち帰り用を入れてある。
『良いものに出会えた』と笑顔で公園を歩くと、遠くから見覚えのある人物が歩いて来た
相手もこちらに気がついた様子だ。
「おっ?昨日の少年じゃないか?偶然だね?」
「お兄さんじゃないですか!?昨日はお世話になりました。」
互いに挨拶をかわし、近くのベンチに座る
色々と話していてわかったが、お兄さんは今日の夜に日本に帰るようだ。
そして話も一息といった頃
「なぁ少年···一緒に飯食わないか?」
お兄さんがご飯に誘って来た
ぐぅ~···
そして鳴り響く腹の音···
「(クスクス···)良いですね。どこに行きますか?」
笑いながら答えると
「『ハンバーガー』でどうだろう?24時間営業のハンバーガー店があるんだ。『安くて大きくて味も良い』んだ!!よし!早速行こう!!」
お兄さんは勢いよく立ち上がり、お店へと歩き始めた。
「そんなに急いでもお店は逃げませんよ?」
苦笑しつつ後を追う志希は、どこか楽しそうにしていた。
次回『連絡先を交換しよう』




