171話 皆にはナイショだよ?
帰りの車内会話です
車で送ってもらう途中、話は甘味の話になった。
「そうですね。ケーキなら『チョコケーキ』が好きです。」
桜花さんは『チョコケーキ』好きね。
「私は『チーズケーキ』がいいですね」
凛は『チーズケーキ』好きね。
それなら『アレ』を試食してもらおうかな···
ポーチから袋を取り出して中身を2つ出す。
(ここに取り出したるは『チーズケーキ』と『チョコケーキ』の『魔法の実』で御座います。)
まだ僕以外に食べてもらった事ないんだよね···
世界樹に確認してもらっているから、人体に影響はない
これは今日のお礼だ。
「良かったらこれどうぞ?試作の『チーズケーキ味』と『チョコケーキ味』の飴です。」
『ありがとうございます。いただきます。』
各々が飴を食べ、驚愕した顔になる。
「美味しいです!!本当に『チーズケーキ』です!!『チーズケーキ風』ではなく『チーズケーキ』です!!」
凛が早口で感想を言う
どうやら気に入った様だ。
「こちらの『チョコケーキ』も美味しいです!!本当に『チョコケーキ』です!!『チョコケーキ風』ではなくて『チョコケーキ』です!!」
凛と同じ事を言う桜花さん。
2人とも気に入った様子なので、数個取り出して、凛に渡す
「良ければどうぞ。桜花さんは運転中だから、後で凛から受け取って下さい」
『ありがとうございます。大事に食べます。』
車が家の前に到着したので、少し待ってもらう。
「ちょっと待ってて、飴をもう少し持って来るから」
荷物を持って家に入り、小さな袋に飴(魔法の実)を入れて口を縛る。
家を出て2人に飴を入れた袋を渡す
「はい。少しだけどお裾分け。まだ販売されてないから、皆にはナイショだよ?」
2人は袋を受け取り、頭を下げて礼をする。
『ありがとうございます!!必ず約束を守ります。』
車を見送り、家に入って買ってきた物を整理する。
ボストンバッグに買った衣類等を入れておく
一応万能薬も入れておくのを忘れない。
最終チェックを終わらせて格納庫にボストンバッグをしまう。
次は世界樹から『ケーキの実』を補充して、いくつかの袋を用意して『魔法の実』(スイーツ系)を入れて格納庫に入れておく。
これは『2人に渡す用』だ。
他の人達の好みを知り次第、飴を渡していきたいな···
志希を送り終えた帰りの車内では
「中にメモがありました。『チーズケーキ』『チョコケーキ』『バウムクーヘン』『牛乳プリン』『レモンチーズケーキ』『シュークリーム』『ショートケーキ(苺)』『レモン蜂蜜』が入ってる様です」
「そんなに入っているですか?大事に食べましょう。」
2人は袋の中の飴に笑顔で話を弾ませる。
そして誰にも見つからない様に部屋へと戻り、袋をしまうのであった。
次回『初体験···ですね』
この話で第九章を終わります。
次の第十章をお楽しみに




