169話 勘違いしちゃうからね!?
買い物終了。お昼です
水曜日 昼
『旅行に必要な物』と『買い忘れ』を買い揃えたので、買い物は終了となった。
「ちょうどいい時間だし、何処かでお昼にしようか?食事階は上の階だね」
案内図を見てどの店にするか考える。
「いまの時間帯ですと、どこも待ち時間が多いと思いますが···」
確かにそうだ。平日でも駅近くなら人が多いので、お店も忙しい時間帯だろう。
「そうだね。じゃあ、少し離れたお店に行こうか?2人さえ良ければ僕の良く行くお店に案内するよ?」
2人に聞いてみると、『是非お願いします』とお願いされたので、車で移動する事にした。
車で暫く走り、目的のお店近くの駐車場に車を停めて入店する。
ここは和食と洋食を出すお店だ
子供の頃に両親と何度か来たお店で、ここのオムライスが好きで、たまに食べに来ていたが、最近来れていなかった。
このお店は季節の天ぷらとかもある為、夜にはお酒を飲みに来る人も結構いる。
今はお昼だが、お客は少ない様だ。
「いらっしゃい···って、志希君かい?あれまぁ、綺麗な女性2人も連れて来るとは···モテる男になったねぇ」
店の主人の奥さんが、僕を見て驚き、何かを勘違いして声をかけて来た。
「こんにちは。こちらの2人は僕がお世話になっている会社の関係者さんだから、僕とはそういう関係ではないですよ?」
奥さんにそう説明するが
「初めまして。志希様のメイドをしております。凛と申します。」
「同じく、桜花と申します。よろしくお願いいたします。」
2人が頭を下げて自己紹介する
「違うからね!?僕のメイドさんじゃないからね!?勘違いしちゃうからね!?奥さんも信じないで!?」
『勿論冗談です。でも、いずれはそうなると思います。』
「2人揃って仲いいね···じゃなくて、冗談でも信じちゃうからね?」
「あらまぁ、そうなの?将来が楽しみね?」
ほらぁ···奥さん信じちゃったよ···
そんなやりとりをしていたら、厨房の奥から主人が出てきて、奥さんに料理を運ぶ様に声をかけて来た。
「注文のビーフシチューセットとオムライス出来たぞ。4番さんだ。」
「はいよ。じゃあ、好きな席に座って頂戴。すぐにお水出すから」
そう言って奥さんは料理を運びにいく
「とりあえず、カウンターでいいかな?この時間だと団体さんが来たりするから、カウンター席の方が空きやすいんだ。」
『はい。大丈夫です。』
2人の了承をもらい、一番奥のカウンター席に並んで座る
2人がメニューを見ている隣で『本日のオススメ』を見る
『本日のオススメ』
·大盛りビーフシチューセット。(パン·ライスお代わり自由)
·大盛りオムライス
·増量カツ丼(トンカツ4枚)
·増量ヒレカツ丼(ヒレカツ6個)
·大フライ定食(大アジフライ2枚·大エビフライ3本)
·日替わり定食(メンチカツ3個·ハムカツ3個)
※丼はご飯大盛り無料·豚汁·漬物お代わり自由
※定食はご飯·豚汁·キャベツ·漬物お代わり自由
本日のオススメは全て大サイズだが、普通サイズも勿論ある
2人が決めるのをゆっくり待ちながら、「今日は何にしようかな」と考える志希であった。
次回『変わらない味だ···』




