167話 散歩がしたいです···
散歩リベンジです
火曜日
「今日こそは散歩をするぞ!!」
気合いを入れて外に出る。
周りを確認···車無し!!ヨシッ!!
道を歩く···角待ちの車もない···
「やっと散歩が出来る。」
まともな散歩が出来る事に嬉しくなり、少し浮かれながら歩く。
暫く歩いていると、少し離れた場所から犬を連れた人が近づいてきた
いや、近づいてくると言うより『犬に引っ張られている』と言った方が正解かもしれない···
そして僕は悟った
『このパターンは···犬が僕にダイレクトアタックして来る』
「しかし、近づいてくるのは小型犬なので、大丈夫だろう」
···そう思っていた時がありました···。
僕の後ろから大型犬が来て
『大型犬のダイレクトアタック!!』
まさかの後ろからとは···油断したよ···
はい···犬達にもみくちゃにされました···
飼い主さん達は平謝りするが、早くこの子達を離して下さい。
暫くされるがままにしていたら、満足したのか、犬達は離れてくれた。
(僕は犬に好かれる何かがあるのか?)
ベタベタと毛だらけになった姿で、遠い目をした少年は空を眺める···
そんな空はどこまでも青かった···
~Fin~
って!?終われるか!!こうなったら撫でまわしたるわ!!
起き上がり、犬達を撫でまわす!!
顔を舐められても構わず撫でまわす!!
よ~しよしよし。めんこい子だねぇ~
小型犬が自分も撫でて!!と尻尾を振って膝にのってくる
次はおめか?よ~しよしよし、ちっちゃくでめんこい子だな~
妙な言葉使いをしつつ、満遍なく撫でまわす
たっぷり撫でて満足したので、飼い主さん達に別れを告げて家に帰り、温泉に向かう
体を洗い、温泉に浸かり一息ついて、世界樹に話かける
「世界樹先生···普通に散歩がしたいです···」
『無理ですね。志希さんは動物に好かれるオーラが出てますから、外に出ると動物達が寄って来ますよ?」
思った以上にばっさりいくねぇ···
「どうしたら普通に散歩出来るかな?」
「隠密を使えば可能ですけど···危ないですよね。気休め程度ですけど、抑える事は可能ですよ?」
気休め程度でも、抑えれば『突進されない程度』にはなるらしい
「じゃあ、その方法教えて」
幾分かマシになるならやるよ
「では···想像して下さい。身体から出るオーラを感じて、それを体内に抑えるのです」
目を閉じて集中すると、色々な物を感じ取れる···
「これを抑えればいいんだね···」
無理に抑えるのではなく、包み込む様にして···
暫くすると世界樹が「もう大丈夫です」と言ってきた
「凄いですね。完全とは言えませんが、ほとんどの力が制御されてますよ?これなら安心して散歩できます」
先生からの合格をもらい「次はまともに散歩出来る」と喜ぶ志希であった···が、昼間に外出したら今度はナンパに遭遇···
うんざりして早々に帰宅し『もう散歩をするのを諦めようか』と本気で思うのであった···
因みにナンパ野郎には正当防衛として地獄を体験してもらったよ···
だって···しつこかったからね。
2度とお外に出れないかもしれないけど、僕は知りません。
次回『維持費も馬鹿にできないですよ?』
ナンパ野郎の末路
志希に声をかけるが、ガン無視されてキレて暴力行為に移る。···が、志希に触れた瞬間に『電』に『精神支配』されて延々と『幻覚を見せられて、体内からあらゆるモノを排出して』気絶し、暫く家から出なくなった。
その後は『来るな!!俺は悪くない!!』等と叫び、精神病院に入院しているらしい




