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【物語頻出用語一覧】

物語頻出用語一覧 ※気が向いたら更新予定


物語頻出用語一覧へようこそ。

オリジナル設定以外の実在するものや用語に関しては書籍、Wikiや各ホームページを参考に独断と偏見で簡単にまとめました。詳しく知りたい方は調べてください。


実在組織の※付き文章は本作での定義となります。分かるように書いているつもりですが、混同しないようお気を付けください。


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もくじ

【警察用語】

【公安警察用語】

【特捜オリジナル用語】

【特捜での深度について】

【本編に登場する、実在もしくは実在が疑われている組織について】

【公安が付く組織の違い】

【思想】

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【警察用語】

 無数に存在しますが、ここでは作中で使用している警察用語(隠語)や語句を紹介します。

 一応50音順です。


・狩り (かり)

 一斉検挙のこと。あらかじめ時刻を決め、同じ時間に多くの人物をまとめて逮捕する。


・シキテン

 見張りのこと。必要に応じて対象を監視する。

 これを行うのが公安とは限らない。


・司法取引

 犯罪者 (被疑者)が自ら証拠や共犯者を、素直に警察に提出・白状することで裁判で減刑される制度。

 冤罪を防ぐため、弁護士の同意が必要となる。

 日本では2018年6月に刑事訴訟法改正により導入されたが、組織犯罪や薬物などの限られた犯罪でしか採用されていない。

 アメリカでは有名な制度。


・対象 (たいしょう)

 マルタイとも。捜査対象となっている人をさす。他にも複数言い方があるようだ。


・チンコロ

 密告のこと。


・225

 誘拐事件をさす。

 刑法の営利誘拐の条文(225条)から付けられた隠語らしい。


・ハム

 公安警察のこと。漢字をばらして「ハム」と呼ばれる。

 詳しくは以下の【本編に登場する、実在もしくは実在が疑われている組織について】を参照


・バンカケ

 職務質問(職質)のこと。


・パクる

 逮捕すること。


・秘匿 (ひとく)

 こっそり隠すこと。「秘密」とほぼ同じ意味。


・PM (ぴーえむ)

 警察官 (ポリスメン)のこと。


・PNG (ぴーえぬじー)

 正式名称はPersona non grata (ペルソナノングラータ)。

 一言でいうと「お前は(こいつは)二度とこの国の敷居をまたぐな!」です。PNG対象の人物(外交官)をプロトコルーオフィスへ通報する。

 PNGが出された外交官は48時間以内に出国せねばならない。

 48時間以内に出国しなかった場合は外交特権がはく奪され、外交官ではなく一般人として逮捕されることになる。

 外交官に扮したスパイに対して唯一取れる対抗策であり、めちゃくちゃ重い処分。

 最終的には外交官の国の担当者の耳にも入り、結果、外交官の道が閉ざされる。

 日本では過去に4件程度しか行ったことがない。

 ※2~5話で頻出する単語です。


・プロトコルーオフィス

 国際儀礼(外交上の儀礼)を担当する部署のこと。

 外国から来た要人や、日本に駐在している外交団のお世話、外交官の受け入れなどを行っている。



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【公安警察用語】

 無数に存在しますが、ここでは作中で使用している用語(隠語)を独断と偏見で楽しく紹介します。

 分かりやすくするために50音順ではなく、カテゴリーごとに分類しています。


☆尾行系用語

・追尾 (ついび)

 尾行のこと。

 対象(マルタイ)にばれないよう、後ろから付いていくケースが多い。

 公安捜査員による合法(?)ストーカーだと思えば分かりやすいだろう。


・失尾 (しつび)

 追尾の失敗をさす用語。

 対象に尾行がバレて、敵がかなり上手(うわて)()かれた、もしくは単に見失なった、などの捜査員による痛恨のミスがあった際に使用される。

 かなり捜査員のメンタルに来るイメージ。

 上にめっちゃ怒られそう。


・脱尾 (だつび)

 追尾からの撤退をさす用語。

 対象にバレる危険性があり、自らの意思で追尾を諦める時に使用する。

 単に「これ以上の追跡はもういいわ」だったり「かなり長く追尾しているから交代要員出すわ。君は一旦落ちて」なケースもあり。

 英断もしくは戦略的撤退なので、あまり心は痛まないイメージ。

 やらかしても対象にバレてなければ上からはドンマイ程度で、日にちを変えてリトライ可能なケースが多い印象。



☆安全確認系用語

・点検 (てんけん)

 敵の尾行がないかを確認すること。追尾点検とも。

 特に【裏】担当は公安だとバレたら死ぬこともあるので、現場はしっかりやっているイメージな妄想。

 特定の場所をテリトリーに持ち、点検することが多いのだとか。


・消毒 (しょうどく)

 敵の尾行を()くこと。

 最悪、人ごみに(とつ)って縦横無尽なダッシュで振り切るイメージな妄想。


・点検消毒

 尾行の確認を示す用語と尾行を撒く用語を合わせたもの。

 作中では「尾行の確認大事。尾行を見つけたり怪しいと思ったら速攻撒け」的な意味で「点検消毒」と言わせています。


・足跡を消す

 自分がそこにいた痕跡を消す作業。点検や消毒の後に行うことが多い?

 敵が居る場合は変装や服装を変えるなどして同一人物に見えないよう印象操作することも。

 一般人からしてみれば「あれ?さっきまでいたあの人、どこに行ったんだろう?」的な感覚を、敵に対して作るのかと。

 簡単なものであれば、敵が居なくても自身の身の安全のために行う場合も。



☆スパイに関する用語

・協力者 (きょうりょくしゃ)

 公安捜査員に協力してくれる人。情報提供者。

 いわゆる内部スパイ。

 きっと、どこにでも居る。

 協力者が裏切ったり、不要になったら捨てることも。(ただし地獄行き)


・獲得作業 / 獲得工作 (かくとくさぎょう / かくとくこうさく)

 情報を手にしたい公安やスパイが、必要とする情報を持つ人と接触し、その人から情報を手に入れるために動くこと。

 いわゆる内部スパイを作るための作業。

 公安は対象(協力者にしたい人)の全てを調べ上げ、弱点を把握したうえで接触する。

 その後、金を渡したり便宜を図るなどして協力者と信頼関係を築き、半永久的に情報をもらう。

 相手が犯罪者の場合は罠にはめたり脅すこともあるのだとか。

 ただし、海外の諜報機関のようなハニートラップは、日本の警察では行わない。


・協力者の育成

 公安警察が協力者に対して行うケア。いわゆる信頼関係を築くこと。

 協力者が自分(公安警察)にとって有益であり続けるよう、また自分(公安警察)を裏切らせないように、金を渡したり便宜を図るなどして、自分(公安警察)に友好的であるように運用する。



☆その他

・フラッシュコンタクト

 すれ違いざまに情報や物を相手に渡すこと。

 手渡しだけでなく、情報の入った容器を歩きながら投げ捨て、相手がそれを回収する場合もある。


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【特捜オリジナル用語】

 この作品を読む上で必要になる造語と設定です。一応50音順。

「これ、なんだったっけな?」と思ったときにどうぞ。


・案件 (あんけん)

 班などで担当する事件・捜査・仕事のこと。

 上司の指示のもと、捜査を開始する。


・緊急案件 (きんきゅうあんけん)

 緊急性のある指名依頼のようなもの。

 内容は依頼を受ける者以外には秘匿され、他者への公開は絶対にNG。

 班に対して、または秘匿班(スカウト)や繋がりを通じて個人に出される。

 秘匿班(スカウト)は班の仕事を邪魔しない範囲となってはいるが、緊急案件だけは例外で、基本的には班の仕事があってもすぐに案件に当たらなければならないと定められている。

 緊急案件は区分が3つあり、重要度を伝えるために緊急案件と書いてそれぞれの区分の名称で呼ばれることも。


☆アージェント (Urgent)

 比較的軽めなものを指す。

 すぐに対応しなければならないが、秘匿班(スカウト)の仲間内などで代替可能な案件の場合が多い。

 班の仕事の重要度のほうが高い場合、緊急案件を出した上司に班の状況を説明したうえで拒否することもできる。


☆エマージェンシー (Emergency)

 危機的な状況を差し、本人以外に任せられないケースが多い。

 指示されたら拒否できない。

 班の仕事の重要度のほうが高くても絶対に秘匿班から回された仕事をしないとならないのだ。

 もちろん、詳細の口外は禁止だ。


☆クライシス (Crisis)

 主に災害時や国家の危機に関する案件に使われる。


・捜査終了 (ケースクローズ)

 上司(班、秘匿班(スカウト)、繋がりを含む)から降ろされた案件が終了になったことをさす。

 班の場合はこれが出されたら、事後処理をしたのちに各々が抱える通常業務デスクワークとなる。

 秘匿班(スカウト)や繋がりで使用される場合は再び案件が下りてくる、あるいは次回の召集までの秘匿班(スカウト)のお休み(一時的な解散)をさすことが多い。


・公開捜査 (こうかいそうさ)

 入所してまだ日の浅い所員と、特捜への出入りを認められたばかりの上司がマッチングするための場所として用意されている。

 基本的には刑事事件や詐欺事件などの【表】の浅い階層(深度で示すと軽度)の案件が多い。公安は秘匿班へのスカウトの判断基準のために、レクリエーション程度のものを出して見極めているとかいないとか。

 ここでの結果を見て、公開捜査時の上司が持つ秘匿班スカウトにスカウトされるケースが多い。

 また、特捜所属から一定期間が経った班員も参加するケースも多々ある。この場合は所員は新入り所員との交流や人脈の獲得で来ている場合が多い。上司としてはベテラン所員を狩るチャンスでもある。


・所員 (しょいん)

 特捜で働く人に対する総称。学校に通う人を学生と呼ぶのと同じノリ。

 通達の際に「特捜所員」と呼ばれるケースが多い。


・上司 (じょうし)

 基本的には自身の班に関係する大人のことをさす。

 規定により直接的に運営する上司(例:天道)と、班を運営する上司の上(例:阿久津、天笠(あまがさ)、ラムダ)の2名によって班が運営される。

 また、特捜に出入りをする権限を持った公務員をさす場合も。


・深度 (しんど)

 秘匿班(スカウト)時に特捜所員が困らなくていいように設定された基準。

 表裏ともに軽度、中程度、重度の3種類ある。

 詳しくは以下の【特捜での深度について】を参照。


・秘匿班 (スカウト)

 スカウト制度を利用して、上司の目的により集められた所員が参加する班。

 特捜に入る権限を得た上司ならば誰でも持つ事ができ、自身の持っている案件を降ろすことができる。

 定期召集や不定期召集がメインだが、上司の仕事内容によっては都度招集となったりする場合もある。また、初回の招集以降はメンバーを変えずに運営されるケースが多い。

 特捜所員からしてみれば秘密の部活のようなもの。

 所員にしてみれば特捜内における秘匿班はスカウト制度と同義語なので、「秘匿班」と書いて「スカウト」と読まれる。(ただし、「顔見知りだった上司の秘匿班にスカウトされた」というように、誰かに説明をする際は例外として「ひとくはん」と読んでいる。)

 秘匿班(スカウト)は様々な目的によって設置されており、情報共有を目的としたものも存在する。【班を持つ上司】や【深度が深い案件を降ろしている上司】からしてみたら危険極まりない秘匿班(スカウト)だが、個人の言える範囲で情報を共有しあって各々の捜査に役立てている。


・スカウト制度

 特捜に入る権限を得た上司が誰でも持つ事ができる秘匿班に、特捜所員をスカウトするための制度。

 班の運営とは違い上司1名で設立可能だが、稀に複数名で運営する班も存在する。

 上司は特捜所員に依頼した案件に対して相応の対価を支払う必要があり、上司の資金獲得能力が重要となる。

 公安・情報系は予算が多く降りやすいため、金払いが良い。

 所員が獲得できる金銭面を気にしないなら、気軽に参加できる【表】案件が人気。(人脈も作れるため)

 募集の際には所員に深度を告知しなければならない義務がある。(詳しくは以下の【特捜での深度について】を参照)


・掃除 (そうじ)

 盗聴器や監視カメラが仕掛けられていないか確認すること。また、その指示をさす。

 情報漏洩を防ぐため、4課(総務・広報系)でも行われることがある。

 公安系や情報系の課班では高頻度で使用される。朝晩の確認だけでなく、外出から帰宅時は常に……なんて班も。

 情報系の班の場合は、これに加えてパソコンやスマートフォンのウイルスチェックが含まれることも。


・繋がり (つながり)

 所員と関係が深い上司のこと。秘匿班(スカウト)の上司はささない。

 主にその都度頼み事や緊急依頼をもらうような間柄の上司をさす。

 稀に上司の紹介で出会った、協力関係を持っている特捜関係者以外の人のことをさす場合も。


・特捜 (とくそう / からす)

 青少年特殊捜査本部の略称。エンブレムが八咫烏(やたがらす)モチーフのため、カラスと呼ばれることも。

 特に警察関係者は青少年特殊捜査本部のことを「カラス」と呼ぶ人が多い。「特捜」が警察の「特捜本部」(正式名称は特別捜査本部。特に重大な影響を及ぼす事件が発生したときに、警察内に立ち上がる組織のこと)と紛らわしいからだろう。

 設立目的は主に「円滑な捜査と情報提供」や「多数組織間における情報共有の円滑化」「得意なことで貢献できる世の中を創る」などがある。

 ちなみに給料は薄給。足らずは秘匿班(スカウト)で稼いでいる。

 近々東京以外の複数都市に支部が設立される予定があるらしい。

 詳細は〔ep.15【組織設定】 ※ざっくり組織概要、各課各係の仕事内容の説明〕を御覧いただけますと幸いです。


・秘匿班 (ひとくはん)

 特捜外での秘匿班のことを「ひとくはん」と読む。

 具体的には「公安内での秘匿された班」などをさす。

 その名の通り情報が秘匿されているので、存在に辿り着くことはかなり難しい。



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【特捜での深度について】

 秘匿班(スカウト)参加時に特捜所員が困らなくていいように設定された基準。

 【表】【裏】ともに軽度、中程度、重度の3種類ある。

 特捜での深度表記は分野(刑事や公安、情報部門など)関係なく使用される。



表(深度)について

 表(深度)では基本、バレてもいい情報しか扱わない。

 内容は刑事事件や詐欺事件から特捜の組織運営(学校の生徒会のようなノリ)までと幅広い。

 特捜所属当初に関わる公開捜査はすべてこれである。


・軽度の表

 一般国民同様、ニュースで知れる程度の捜査や情報を扱う。

 ほとんど何も知らないに等しいため、特捜配置当初はこの辺りの公開捜査に加わることとなる。その後、各自秘匿班(スカウト)に引っ張られていく。

 特捜の組織運営(学校の生徒会のようなノリ)や、一般的な情報共有を目的とした秘匿班(スカウト)もここに該当する。


・中程度の表

 ニュースよりも一歩踏み込んだ捜査や情報を扱う。いわゆる「関係者だけが知る、ここだけの話」だと思っていただきたい。

 万が一口が滑ってバレても叱責程度で済むことが多い。


・重度の表

 基本的には表に出せる程度の捜査や情報だけ取り扱うが、時々「関係者だけが知る、ここだけの話」を超えた部分にも触れる事がある。

 内容によっては【裏】の情報に触れてしまう事もあり、【軽度の裏】に関わっている班員を集めた上で捜査にあたるケースが多い。



裏(深度)について

 裏(深度)では表に出せない情報を扱う。

 機密事項に触れたり、身の危険があったりするため、秘密厳守が求められる。

 基本的には2課系(公安や別班、官僚の裏側部門)が絡むケースが多く、集められる班員も割合的に2課系が多くなる。

 また、刑事事件や詐欺事件などといった【表】と同じ捜査内容でも、かなり深い内容を取り扱う。


・軽度の裏(裏)

 刑事事件や詐欺事件などの【表】では話せない部分に関わる案件が多い。

 また、2課系(公安や別班、官僚の裏側部門)の簡単な案件もある。

 取り扱う情報が【裏】なので、この段階から他人に話すことができない内容になる。

 場合によっては【重度の表】の捜査に駆り出されることも。


・中程度の裏(裏の裏)

 2課系(公安や別班、官僚の裏側部門)の案件が本格化していく深度。

 【表】で捜査されているような一部凶悪事件も【裏】から該当する場合がある。

 秘密保持能力だけでなく、秘匿班(スカウト)の上司が求める分野に精通した高い能力が要求される。


・重度の裏(裏の裏の、更に裏)

 命の危険がある、もしくは国家の危機や機密事項に関わる情報を扱う。

 公安0課(ゼロ)や別班、八咫烏(やたがらす)、官僚などが保有する黒すぎる部分に触れることとなる。

 高い能力が求められ、後戻りもできない。


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【本編に登場する、実在もしくは実在が疑われている組織について】

 書籍、Wikiや各ホームページを参考に独断と偏見で簡単にまとめました。詳しく知りたい方はご自身で調べてください。

 実在組織の※付き文章は本作での定義となります。分かるように書いているつもりですが、混同しないようお気を付けください。

 公安警察が気になるならば、勝丸円覚さんの書籍が分かりやすいですよ。


【警察関係】


・警察庁

 日本全国の警察の組織運営や監督をしている。国家公務員。


・警視庁

 東京の警察本部。所轄をまとめている。

 基本的に地方公務員。(警視正以上の階級は国家公務員)


・警視庁公安部

 テロを防いだり、過激派や海外から来たスパイなどの監視をする。

 国家の安全に関わる犯罪を未然に防ぐ事がお仕事。

 一般的に「公安」といわれるが、曖昧さ回避で「公安警察」とも。

 国内の捜査(主に過激な思想団体やカルト)を担当する内事(ないじ)と、外国が関わる捜査(主に対日スパイや対日テロリスト)を担当する外事(がいじ)に分かれている。

 ※本作で「公安」と定義している組織です。


☆公安警察について(表、裏)

【表】→顔バレあり。簡単な調査など、比較的安全な任務が多い印象。

 内事(ないじ)は国内の対象者を監視する事が多いらしい。

 一部の浅い階層では、思想の強いポスターが貼ってある民家を回ってポスターの期限切れを指摘したり、相手に対して堂々と公安と名乗ったりするケースも。

 外事(がいじ)だと、国外への追い出しのために顔バレ上等で対象者に対して積極的にウザ絡み(熱烈ストーキング)しに行くこともあるとか。

 ※……きっと、天道が外事(がいじ)表のウザ絡みをすることがあれば、満面の笑みで追いかけ回して京都弁で絡みに行くのだろう。ひねくれた性格が輝くぜ。【裏】に居させたいからしないけど。


【裏】→顔バレ、本名バレ絶対にNGな集団。

 バレると本人の命や家族の命に関わるケースも。

 テロや破壊工作が表沙汰にならないうちに、こっそり潰すのが主なお仕事。

 内事(ないじ)外事(がいじ)共に、それぞれの対象の追尾や調査、協力者の獲得を行う。

 ※作中では内事(ないじ)外事(がいじ)の【裏】、テロをこっそり潰すお仕事をメインに描く。(よく表沙汰になっていますが)

 ※特捜組織の物語なので、実際の調査(基本調査などの情報収集)は公安警察や公安調査庁に投げている設定。ただ、2課系統や秘匿班(スカウト)でも時々一部調査を行っている設定です。

 ※また、創作として面白いからという理由で潜入捜査も有りで描いています。



・公安0課(通称:ゼロ)

 存在しないといわれているが、警察庁警備局警備企画課内に実在しているらしい。

 公安捜査員が獲得した協力者の登録や協力者が公安捜査員に提供した情報管理、公安捜査員の育成を行っているとされている。また、直属の係(部隊)への指示と教育も行う。

 公安は獲得工作を始める前に公安0課(ゼロ)に申請し、許可をもらう必要がある。(協力者のダブりを防ぐため)

 公安0課(ゼロ)直属の係(部隊)は作業班と呼ばれ、各々が非合法活動に勤しんでいるらしい。

 作業班は警視庁や各都道府県警察にひっそりと存在しているとの噂。彼らの指揮系統は独立しており、警視総監でも公安0課(ゼロ)の仕事内容を知ることはない。

 2000年代にゼロという呼び名になったようだが、いまだに古い名前である「チヨダ」と呼ばれることも。

 名称は「サクラ」→「チヨダ」→「ゼロ」と変遷したと考えられている。

 ※作中では秘匿されているが実在する組織と定義し、主に実働部隊(作業班)を描く。

 ※実働部隊は諜報活動や工作を行い、必要とあらば殺しもやっちゃう暗部の設定。



【自衛隊系統】


・陸上自衛隊

 日本の国防を担っている。実質、日本の軍隊。他に海上自衛隊、航空自衛隊がある。

 敗戦とGHQにより軍隊が持てなくなった日本だが、戦後の朝鮮戦争の際、GHQの指示により作られた警察予備隊(GHQは軍ではないと言い張る)が元組織。

 警察予備隊→保安隊→陸上自衛隊、と時代によって名前が変わった。

 基本的には災害派遣で目にすることが多い。

 左側や共産主義の人たちがよく反対運動をしている。


・別班 (べっぱん)

 詳細は分かっていない。だが、自衛隊内に実在していると噂されている。

 噂では主な活動は諜報活動。工作もするとかしないとか。

 某ドラマ「VI〇ANT」では別班である主人公が殺しを行っているが、現実では殺しはしていないらしい。

 ※作中では秘匿されているが実在する組織と定義し、主に諜報活動や工作を行い、必要とあらば殺しもやっちゃう暗部として描く。

 ※調べた結果、公安0課(ゼロ)よりもより危険な場所での諜報活動ができる組織だと判断し、定義しています。よって、作中で公安0課(ゼロ)より別班の方が優秀といった描写が散見されます。



【秘密結社】


・八咫烏 (やたがらす)

 日本に存在する【日本の秘密結社】だといわれている。

 世界最古の秘密結社といわれているが、詳細は分かっておらず全てが噂程度。

 噂ではカバラ数秘術などを極めたり、呪術の結界を張ったり、天皇が行う祭祀のお手伝い(天皇陛下がご公務で忙しくてできない部分を代理で行う)をしているのだとか。

 八咫烏のメンバーは名前を持たないといわれている。

 一般人が八咫烏にスカウトされる事例は滅多に無いが、八咫烏に入る際は戸籍を抹消されるといわれている。

 トップの3名は金鵄と呼ばれているとか、組織全体の人数が決まっているとかいないとか。

 ※作中では秘匿されているが実在する呪術組織と定義し、主な任務は結界の設置や場の浄化、未来視(広義の霊視?)などの超能力で国に貢献する設定。

 ※霊能者だけでなく、人知を超えた超能力を持つ者も組織内に存在する設定。

 ※また、必要とあらば殺し(呪殺)もやっちゃう暗部も存在するものとして描く。

 ※八咫烏組織に関わることになった人や、組織に入った人間の戸籍が消える場合もある設定。



【おまけ】


・特別高等警察

 戦前にあった公安組織。主に思想犯の取り締まりを厳しく行っていた。

 本編には出てこない。(時代的に)


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【公安が付く組織の違い】

 名前が似ていて紛らわしい組織をまとめました。


・警察内部にある公安部

 いわゆる「公安」。

 成績優秀でエリートな警察官が配属されると言われている。

 情報収集や捜査を担当。逮捕ができる。

 公安調査庁と同じく特別高等警察が前身。

 捜査や逮捕以外の仕事内容は公安調査庁と重なる部分も多い。

 ※作中では「調査と逮捕を行う公安組織」的な役割で使用。


・公安調査庁

 法務省の外局。

 内部通報者による情報提供を基にした調査を行う。

 公安警察と同じく特別高等警察が前身だが、捜査はしない。

 調査対象者の行動確認、公開資料の収集・分析、協力者獲得などを行っている。

 ※作中では「公安によるデータの集積所」的な役割で使用。


・国家公安委員会

 内閣府の外局。

 国務大臣である委員長と5人の委員で構成される行政委員会。

 警察庁を管理する。


・公安委員会 (都道府県)

 運転免許を交付している組織。(ただし、実際の業務は各都道府県警察交通部に委任されている)

 また、探偵業や風営法に対する権限も持っている。

 日本全国に存在しており、都道府県警察を管理する。



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【思想】

 どれも行き過ぎると良くない。バランスよく考えよう。

 詳細はご自身で調べてください。


・資本主義

 格差上等な思想。

 個人が自由に資本を所有し、市場競争によって利益を追求する。

 個人の能力によって資本(豊かさ)が決まるので、ある意味平等ともいえる。

 代表例:アメリカ


・共産主義

 何もかも全てを平等にする思想。

 国家が生産手段を所有し、計画的に経済を運営する。

 貧富の差をなくすことが目的の1つ。

 平等を謳うが人間は一人ひとり能力に差があるため、結果的に不平等ともいえる。

 日本では日本共産党や中核派(暴力での革命をいとわない団体)がこの思想を掲げている。

 過去にはコミンテルン(Коминтерн)という国際的な共産主義団体が存在した。

 代表例:ソビエト連邦(現ロシア。過去の体制が共産主義国家)、中国、北朝鮮(主体思想)など

 ※作中では1話と3~5話あたりで出てくるテロリストがこの系統の思想を信じている設定です。


・社会主義

 共産主義・無政府主義・社会民主主義などを含む広い概念。

 簡単に言うと共産主義の1歩手前くらいのふわっとした立ち位置。

 格差を小さくすることが目標なので、普通に格差はある。

 代表国:ロシア、中国、北朝鮮など


・資本主義的社会主義

 資本主義と共産主義が混在した社会思想形態。

 社会主義的な計画経済と、市場経済の要素を組み合わせている国々を指すことが多い。

 代表例:中国、ラオスなど


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