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雪を解いて春を招(よ)べ  作者: 空烏 有架(カラクロ/アリカ)
3時限目 学園祭ラプソディ
61/155

*_登場人物紹介③ マーニャ&ギューク

高飛車ツンツンお嬢様&お坊っちゃん感ゼロの悪ガキくん

凸凹腐れ縁コンビ



挿絵(By みてみん)

●マーニャ(Маня)

本名:エマニア・ヨランシュカ(男性親族はヨランシュキ)

部族:白ハーシ族

得意属性:水など

成績:上

遣獣:ジャコウネコ♀ロシェリタ


ハーシ連邦文化局(文部科学省に相当)の長を父に持つ生粋のお嬢様。ギューク曰く「親父さんに溺愛されてる」らしい。

そのうえ容姿端麗で頭脳明晰。持つものはだいたい全部持っている少女。


小さい頃から特別扱いされて育ってきたためプライドが高く、やや高慢な性格。初等学校時代は「みんなのお姫様」状態でちやほやされて過ごし、当時からギュークとは喧嘩友達のような関係だった。

中等学校にてユーリィと出逢い、頂点の座を譲りつつ想いを寄せるように。

自分が一番賢くて美しいという自負があるだけに「彼に相応しい女性があたしの他にいる?いないでしょ」くらいの心構え。


↑のわりに実はメンタルはあんまり強くない。成績の良さもひとえに父親に恥をかかせまいとする努力の賜物。

友人はポランカとギューク。あと一応セーチャ。

(ユーリィは友人より上の存在と認識している)


なおギュークの気持ちにはまったく気づいていないもよう。


・ロシェリタ

属性不明。白毛(白変種*)のジャコウネコ。

二匹目は白クジャクの予定だそうです。遣獣屋に予約している(入荷待ち)。


*突然変異で白色化した個体。リューシスティックとも。

アルビノ(メラニン欠乏)とは異なるが、いずれにせよ身体が白いためどちらも白ハーシ族に好まれる。とくにリューシスティックはアルビノほど虚弱になりにくいので、より高値で取り引きされている。




挿絵(By みてみん)

●ギューク(Гюк)

本名:グルケル・セヴィンシュキ

部族:白ハーシ族

得意属性:実技限定で炎、雷、地など

成績:下(座学)

遣獣:キツネザル♂ナルバ


ハーシ連邦国土局(国土交通省に相当)の副局長の息子。ただしその父親も元は一般の建設業者だった(そのコネで前局長の娘と見合い結婚し、入局して今の地位へ)成り上がり系。

なので所作や口調が庶民的通り越してヤンキーなのはドカタ系の親父さんの影響。


マーニャとは腐れ縁。お姫様をお姫様扱いしなかった結果、喧嘩友達を経ていい友人になった……と思っていたけど違う感情も生まれてたことには気づいていなかったアホ。

むしろ本人は女の子扱いすらしてないつもりだった。

モヤモヤしてたのは「オレを除け者にしてユーリィと二人になろうとすんなよな、友達なんだから」くらいの認識だったらしい。子どもかよ。


友人はマーニャ、ポランカ、セーチャ、あと一応ユーリィ。

この状況なのでもちろんユーリィのことは気に食わないが、グループを離れるという選択肢もないので当分は現状維持。

性格的にユーリィともセーチャともそんなに気が合わないけど、基本的に壁を作らないので誰とでも仲良くできる陽キャ。むしろ女子二人と一番親しいというある意味羨ましいポジションかもしれない。


・ナルバ

白毛のサル。作中ではキツネザル表記だけど具体的なイメージモデルはベローシファカなどのインドリ科。

属性は岩。ギュークと気が合うだけあってオラオラ系。南の国イキエスの生まれだからか、口調がやや訛っている。




→ そして物語は第四章へ

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