第1話 入学式の戦い。
こちらは不定期になる可能性もありますが、バトルものも描きたいと思ったのでやらせてもらいます!!!
ぜひ読んで下さいませませ!
ジリリリっと目覚ましの音が聞こえ、│桐崎 龍が目を覚ます。
彼は、今年から能力者達が通う学校、│神風学園に通う1年生である。
身長は175センチほどで目の虹彩は青く、平たくいえばイケメンだ。
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「う、むぅぅ〜」
俺は眠たい目を擦り、顔を洗い朝食のパンを食べる。
地方から出てきて、一人暮らしに朝はつらすぎる。
そして、今日から通う神風学園の制服に着替える。
「ふぅ〜、今日から頑張りますか。」
玄関で靴を履き、外に出る。
外は青空。外の風が気持ちいい。
今住んでいるアパートからは電車に乗り、その後徒歩5分ほどで到着する。
「新入生は受付をして、体育館へ行ってください。」
誘導員の教師が指示し続々と新入生が集める。
今年は、500人の新入生が新たにこの学園に通うだ。
そして、体育館で新入生は入学式を受けた。
「学園長挨拶。」
その言葉の後、1人の大柄で頭の寂しい男性がステージへあがる。
「ごほん。へー、新入生の諸君入学おめでとう。君たちはこの学園で多くのことを学ぶだろう。能力について、己の成長そして、実力の差を。しかしそこで挫折しても構わない。上には上がいる。そして、下には下もいる。そして君たちはその多くを学んで欲しい。そして、本校を自信を持って卒業できる生徒になって欲しい。 そこで、まずはこの後直ぐにある、クラス決めの能力テスト。そして能力者組は上位クラスと下位クラスの代表者戦で全力を出し、多くのことを学びたたまえ。 短いが私の話はこれで終わりにしよう。」
みんな、拍手をしているがその中の数人が思っているだろう。
綺麗事は言っているが、上位者は下位者を虐げる弱肉強食の世界がこの学園という訳だ。
能力テストで能力の優劣でふるいにかける。そして、代表者戦で上位クラスが下位クラスを蹂躙することで上位クラスは下位クラスのようにはなりたくないと思い、下位クラスは挫折するか上位クラスに、なりたい望む。
このシステムな確かに有意義なもの中のかもしれないが、下位クラスになってしまったが最後。上位クラスに下位クラスは逆らえない。
そして、入学式が終わり能力テストが始まった。
桐崎 龍という名前が呼ばれ、会場まで行く。
そして丸いサークルの中に入り、力を込める。
俺は頭の中で想像する。自分の力のルーツを、そして意識の中に潜る。 俺の能力は━━━
俺は右手を前に突きだし、チカラを込める。
青い光とともに現れたのは1本の剣だった。
これが俺の能力。俺は剣限定だが剣を作り出すことが出来る。
能力は人様々だ。炎や氷などの属性系の能力や肉体を強化する能力などバラエティに富んでいる。まだまだ、未発見の能力や能力としては分類されない異能力もある。
そして、能力の優劣はAからFまでのランクで図られる。
Fが最低でAに近くなるほど優秀になる。そして、Aの次にSがあるらしいがそんな天才はなかなか出ないらしい。
そして、俺のランクはFだった。
そして、クラスごとに集まりAとFクラスは代表者戦の1人を決める。
「では、私がFクラス担任の田中です。 早速ですが代表者戦に出場したい人はいますか?」
聞く必要のない質問を担任はしてくる。負けるとわかってる試合を誰もやりたがらないだろう。
「はい!俺がやりますよ!」
沈黙が、続いたあと沈黙に耐えかねた俺が名乗りでる。
もちろん反論はなく代表者が決まった。
「AクラスとFクラスの代表者は集まってください。」
アナウンスが流れたため、スタジアムに集まる。
スタジアムは全校生徒が入れるくらい大きく、試合を進めながら能力のランクも図れる仕組みだ。
どうやら俺はA組のトップと当たるようだ。
「俺は、│神城 拓斗だ。よろしく。」
俺も挨拶をし、お互いの自己紹介を済ませ開始位置に着く。
「あいつ、可哀想だな。」「いじめだよな、こんなの」
そんな言葉が聞こえるが俺は気にはとめない。
俺は、勝負は能力の差だけじゃ決まらないことを知っている。
俺は集中する、最速で剣を取り出すために。
そして、ピーっとホイッスルがなった直後。俺の剣が精製されるよりも速く、俺は地面に倒れていた。
重い痛みが走る。そして、先程前にいた相手が後ろに消えていた。
「ぐふぅっ!!!」
恐らく相手の能力は高速移動を可能にする高ランクの肉体強化系の能力だろう。
そして、俺が毎度俺が立ち上がるよりも速い攻撃により立ち上がることさえままならない。
予想通りの蹂躙に上位クラスはニヤニヤと愉悦に浸り、Fクラスはこれが、これから待ってる生活の縮図だと言わんばかりに、血相を変えている。
「もう、降参しろよっ。実力が違うし。」
呆れられたのか、相手がそんなことを言ってくるがそんな気は無い。
「はははっ、ここから逆転するんだよ。」
今の少しの会話でなんとか立つことが出来た。
俺は相手を見据えて、深呼吸をする。そろそろ本気を出さないとな。完全に頭をフラットにし、目を閉じる。
「ここからが、本番だ!」
そして俺は目を開け、そして俺の目の虹彩は青色から赤に変わる。
すると、俺の視界の中では神城君の動くが見えるようになる。
そして俺は直線的な、一撃を後ろへ受け流す。
その瞬間一瞬、スタジアムがざわめいた。
誰もが今の出来事に、理解が追いつかなかったんだろう。
そしてそれは神城君も同様だった。
俺は、その一瞬を見逃さない。 そして、その一瞬で十分だった。
そして、俺は剣を取り出し彼に向けて走りだす。 それに気づいた神城君は悔しそうに、こちら向き高速で向かってくる。
その一撃の後、代表戦は終了した。
バトルものはかなり想像が膨らんで楽しいですね!
これからゆっくりだとは思いますが、この設定やキャラ達と、仲良くしてください!笑
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