君と僕
ちょっと変人の森君が、ある日、山田の家に転がり込んできて……。君と僕のどうしてもすれ違う心を散文詩のように綴りました。難解長文10題。お題小説です。アズマさんのサイト7-1(http://www15.ocn.ne.jp/~muku-kan/7-1/)よりお借りしました。ぬるいですが、BLです。ご注意ください。より分かりやすくするため、1/22に前書きを加筆しました。
この世の不条理こそ飽食を覆し安定の不在を証明する最高のスパイス
2009/01/20 05:15
(改)
夢の果てを越えた現の夢の果てにある境目のない現をこそ夢見る
2009/01/20 05:30
(改)
絶対なる神に無償の慈愛を求めると言う驕った過ちをも称う
2009/01/20 19:39
(改)
骨まで溶けるほどとろとろと煮込んだスープの中でまどろみ揺蕩う午後
2009/01/20 22:59
(改)
相互的意識下で刹那ずつ歪み出した致命的欠陥クインテット
2009/01/21 03:00
(改)
烏鷺の惑い紛れる雨露の濡れ夜に辿る迷いの迂路の行き着く先
2009/01/23 01:47
(改)
耳を塞ぎ口を閉ざすと言う積極的挙動を不作為と論じた場合の作為
2009/01/23 02:44
この世のリアルを映し出し色を成して照らし出されたネガの世界
2009/01/23 02:54
冬枯れ時失せた霞みの庭に揺れる一輪の哀れなそうび(=薔薇)の棘に見惚る
2009/01/23 03:05
(改)
平穏安寧静泰な日々の上で刻一刻と肥大化した脳内爆弾のリミットへの祝福
2009/01/23 03:23
(改)