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召喚
遅れてすいません。いよいよ人間をやめます!
是非ご意見や感想書いてくださいね!
「その返事を待っていた!」
デザイドはそう言って笑った。
「ありがと。京夜くん!」
僕は決意した。魔王になることを。
しかし僕は誰かも知らない勇者になった人間を憎んでいる。そいつが勇者でなければ俺が勇者だったのだから。
「それではその魔法陣の真ん中に立て。」
赤い魔法陣。なんて書いてあるのかは読めない。
僕はそこに立つ。たぶんこれで魔王になることが確定するのだろう。今からでもやめようか。しかし僕の足は動かなかった。
そして視界が赤い光に染まり、眩しくて目を閉じる。
そして僕は酔ってしまった。乗り物酔もした事無かったのに。頭痛がして吐き気がする。
そして目を開ける。
すると目に飛び込んできたのは暗い世界にそびえ立っている1つの城だった。あれが魔王城?
僕は本当に魔王と覚醒したのだ。