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僕は人間をやめた。  作者: 小鳥遊 迅
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昼の屋上

〜昼〜

僕は屋上が好きだ。それも一人でいることが。

屋上に人が来ることは無い。

何故かというとみんな屋上は閉鎖されていると思っているからだ。


閉鎖されていると思っている屋上にわざわざ行こうと思うやつなんていない。


そう、僕くらいだろう。


友人の二人には打ち明けているがあいつらはクラスのみんなと食べる。人気者の宿命ってやつなのか?


それにしても一人でいるとやけに中2病の心が揺さぶられる。


よし、誰もいないことを確認。

「僕は勇者だ。」

「轟け!僕の剣!光の稲妻!(レジェンドサンダー!)」

必殺技的なものを咄嗟に考えて叫んでみる。


「あなたはそうじゃない。」

「ふぇ!!?」

驚きと恥ずかしさのどっちつかずで振り向くとそこには花園麻衣が僕の目の前に立っていた。

明らかにいつもの可愛らしい花園ではないどこか怪しげなオーラをまとっている。

「そんなあなたは見たくない」

どういう意味かもわからず頭がボーッとしてしまう。

そして花園の右目が魔法陣のように変わった気がした。


そこで僕の意識はプツリと途切れてしまった。

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