2.
翌日、私は昼から勤務というシフトだったので、お昼に出勤した。幸村さんは夜勤明けのために顔を合わせていない。あれから女性の幽霊がどうなったのか、それはまた聞いてみないとわからない。
昨夜は、頭の片隅に「お兄ちゃん……」という、恨めしげな女性の声が張り付いて、あまり眠れないまま今日を迎えた。昼から出勤で本当に良かったと思う。これが早出だったら、まず寝坊していたところだ。
今日は、業務の合間に、昨日の健康診断の続きを受けた。
一般企業なんかだと普通は一日で受けてさくっと終るのだろうけど、職場で受けられるのでこういうことができる。
昨日、採血と尿検査はしたので、今日は胸部のレントゲンを撮ってもらうことにした。Tシャツは着用して良いのだけど、ここに勤めた最初の職員健診の時に、青井ドクターから、「女性も上半身裸になるんだよ」と言われて、三日くらい悩んだ。
結局、嘘だったので当時はまだ交際中だった今の奥さんに「無理矢理、服を脱がされそうになりました」と告げ口したら、首を絞められていた。
「あ、今日はちょっとマンモの予約とか企業健診とか多いから、明日じゃだめぇ?」
放射線科――レントゲン室まで行くと、放射線技師の斉藤さんにそう言われた。
斉藤さんは、女性の技師だ。当院は、乳がんの検査に使用するマンモグラフィーもあり、女性の利用者も多い。そのため、斉藤さんの存在は大きい。ついでに、おっぱいも大きい。
以前に何カップか聞いたら、「Wカップ! もはや世界規模よぉ」とのことで、異様なほど敗北感に襲われた。
「いいですよ。明日また来ます」
「ゴメンネ! 明日マンモもサービスでやってあげる」
「え、いや、今はまだいいですよ……」
マンモと略しているのは、マンモグラフィーのことである。
これは、斉藤さん曰く、「非常に痛い」のだそう。受診者は上半身裸で装置の前に立ち、乳房を装置の撮影台に載せる。 装置には圧迫板(プラスチックの板)があり、これが乳房を強く撮影台に押さえつけて厚さ四センチ程度まで圧迫する……という、端から見ると、めちゃくちゃ無理な体勢での撮影という地獄絵図である。
何より、ただでさえ無い胸をそんなものに挟めるのかということである。聞くところによると、大きい胸の人の方が痛いとはいうが、実際のところ、私にはわかることのない痛みである。
「大丈夫よぉ。男性でも検査できるんだからぁ。それにほら、こっちも必死に挟んであげるから。あと、触診は青井ドクターにやってもらってね」
斉藤さんの間延びしたセリフを聴いて、この病院で診断するのは止めよう、と思った。胸を触診されるのよりも何よりも、「こりゃ、検査しなくても診断できるな!」みたいに一言余計なことを言うことが目に見えていたからだ。くそ、だんだん腹立ってきた。
そんな感じに健診は諦めて、日々の業務に励み、調理師さんたちが帰った後も来月のシフトを完成させようと必死にパソコンのキーボードをカタカタ叩く。
ある程度きりの良いところまで仕上げたところで、ちょっと飲み物を買おうと自動販売機のある休憩室へ向かおうとして、栄養科を出た。
廊下を曲がったところで、昨日会った男の事務員さんとぶつかりそうになり、私は慌てて避けた。相手は申し訳無さそうに頭を下げると、受付のあるフロアへ歩いて行った。
*
休憩室に行くと、誰もいなかったので、ちょっと携帯電話でもいじりながらコーヒーを飲んでくつろぐ。
ジョージアのエメラルドマウンテン。私は仕事の合間の休憩はこれと決めている。ほろ苦い中に甘みがあって、とても美味しい。自称“コーヒーにうるさい”幸村さんなんかに言わせると、「缶コーヒーなんざ、豚の飲むもんだ」とのことだが、私は好きだ。
ちなみに、この幸村さん。自称うるさいだけで、実はコーヒーの味を全くわかっていないというのは、栄養科では笑い話として浸透している。
こんなエピソードがあったのだ。
以前、私が家から水筒にコーヒーを入れて持ってきたことがあった。(ネスカフェのインスタントコーヒーだった。結局面倒なので、缶コーヒーを買うようになったのだけど、このときは家から持って来ようとチャレンジしたのだった。)
たまたま栄養科に用事があって(というか暇で)来ていた幸村さんが、それを見て、「お、自家製コーヒーかい? どうだろう。ここはひとつ、一杯恵んでもらえないだろうか」などと言い出したので、コップを探そうとすると、幸村さんは「ひとつ、良い考えがある」なんて言って部屋を出て行った。
そして、検尿用の紙コップ(新品なのできれいなのはきれいなのだけど……)を差し出してきたので、それに水筒からコーヒーを入れると、幸村さんはすごく美味しそうに飲み、そしてこう言った。
「これは……キミの家でいれてきたのかい?」
「はい、そうですけど」
そのへんの自販機で買ったわけではないので、「家からいれてきた」つもりで答えたのだけど、これは幸村さんの意図と違っていた。
「やはりな……豆から煎れたコーヒーは違うぜ。ありがとうよ。これで俺は今日も無事に戦い抜くことができそうだ」
そう言って、指先を額にびっとつけて敬礼のようなポーズを取り、あくまでクールに幸村さんは帰っていった。
だけど……私の持ってきたものはインスタントであった。断じて、豆から煎れたわけではない。幸村さんのコーヒー通は、なんちゃってだということがわかってしまい、調理師さん達とお腹を抱えて笑った。
そんなこともあったなあ、と思い出しながら、120円で至福の一時を味わっていると、ふと、幼い子供の笑い声が聴こえたような気がして、携帯をいじる手を止めた。
耳を澄ませる。自動販売機の駆動音がジイ、と響く。しかし、その合間に確かに、聴こえる。気のせいではない。声だけではなく、かすかな足音まで聞こえてくる。
キャハハハ、パタパタ。アハハハハ……夜のこの時間にはあるまじき声が、遠くかすかに聞こえ、それは次第に近づいてきていた。
『いわく、二階廊下の倉庫などのあるあたりの廊下を、子どもの霊が笑いながら走っている』
そんな怪談があった――なぜ二階なのか根拠はない。一階で出たところで、何もおかしくはない。間違いない。これは幽霊だ。
きゃはは……パタ、ペタ。キャハハ、ペタペタ。キャハハ……。
笑い声は、私のいる休憩室の前で止まり、扉が静かに開いた――。
しかし、開いた扉から顔を覗かせたのは、かわいらしい女の子だった。
まだ少女というにも幼い、それこそ、幸村さんに言わせれば、「幼女」と名づけられてしまうような、ちっちゃな女の子だった。
「こんにちわぁー」
私の顔を見て、にかっと笑う様子はどう穿った見方をしても、幽霊になんて思えない。どこかから紛れ込んで来たというのが本当のところだろう。
「こんにちわぁー?」
間延びした声でまた言うので、私は女の子のところまで歩み寄り、屈み込んで挨拶した。身長の低い私がかがむ場面なんて、レアだと自嘲する。
「こんにちわ、じゃなくて、今はもうお外暗いから、こんばんわ、だよ。どうしたの、こんな時間に? お母さんは?」
女の子は首をかしげて、「こんばんわぁ?」と言っていた。まだ三歳かそこらだろう。大事そうに、ミッキーマウスのぬいぐるみを抱きかかえていた。
「そう、こんばんわ。よくできました。えらいえらい」
女の子は嬉しそうにはにかみ、「えらいえらい」と繰り返した。
「それで、お母さんは? もしくはお父さんは?」
「おとうさんはいない。おかあさんはいる」
ちょっと地雷を踏んだ気がした。
「そうなの……じゃあ、お母さんはどこ?」
「おかあさん、もうちょっとじかんかかるっていったから、きょうもたんけん」
そう言って、嬉しそうに飛び跳ねた。
そこで一瞬、私はふと脳裏によぎった事があり、尋ねてみることにした。
「いつもはどこ探検してるの?」
「うえ。まっくらだけど、いろいろおいてあって、おもしろい」
間違いなく、二階倉庫のあたりである――。そうか、この病院の怪談の二階廊下の子供の霊とは、この子のことだったのか。
私は納得し、さらに一歩考えを進めてみる。……もしかしたら、幸村さんの聞いた声もこの女の子のもの?
だとすれば、すべて解決というわけで、明日さっそく幸村さんに教えてあげないといけない。
「あ、るか。また勝手に抜け出してぇ~……って、あらぁ、吉田さん?」
間の抜けた声で我に返った。
そこに居たのは、Wカップで有名な女性放射線技師の斉藤さんだった。
「あ、こんばんは」
「はい、こんばんはぁ~」
私と斉藤さんが挨拶するのを見て、女の子――るかちゃんもお辞儀をして、「こんばんわぁ」と言う。間延びした口調は、斉藤さんそっくりだった。
「斉藤さん……の娘さんですか?」
「あらぁ、言ってなかったかしら? 私、シングルマザーなのよねぇ。とは言っても、未婚だからバツはついてないわよ。うふふ」
驚きつつも、よくよく考えれば、斉藤さんのプライベートなんて想像したこともなかった。ひとりひとり事情もあって、それぞれの家庭があって、交友関係がある。職場でのその人が、その人すべてじゃない。
「病院の院内保育に託かってもらってるんだけどぉ、たまに引継ぎ時間が遅くなっちゃったりで、子供見ながら待ってもらわなきゃいけないときがあるのよぉ」
「でも、それって危ないですよ。延長保育とか、できないんですか? 現に、院内でも、その子の声が聞こえたって人たくさんいますし……」
斉藤さんは首を傾げ、そして思いついたように手をぽんと叩いた。
「あの、怪談? あれねぇ~そんな頻繁に目撃されてないわよぉ。だって、まだ今日でこういうことって二回目だもの」
「でも、るかちゃんは、“いつもは二階”って言ってましたけど……」
「この子ねぇ、そのへんの言葉遣いまだわかってないのよねぇ。間違いなく、今日で二回目で、前は二階の倉庫のところで遊んじゃってたみたいね。なるべく気をつけるんだけど、どうしても目を離しちゃう瞬間があって……これからは延長保育も視野に入れるわね」
斉藤さんは、「それにしても、おかしいわね」とくすくす笑った。
「何がですか?」
「怪談よ。たった2回のことが、大昔からずっと目撃されてきたかのように誇張されてる。変なのぉ。あ、それじゃもうひとつ教えてあげる。受付前で目撃される、火事で死亡したサラリーマンがのたうちまわるっていう話あるでしょ。あれはねぇ、当直事務のアルバイトの松田さんよぉ。ヒップホップかレゲエのダンス好きで、あのスペース利用して練習してるみたい。知らない人が見たらそりゃ不気味でしょうねぇ」
ここに来て、怪談の謎が二つも解けてしまった。このペースなら、この病院中の怪談もすべてこんな感じに解決できるんじゃないか?
私はそう考え、斉藤さんに、怪談が怖くて仕方がない心境を話すことに決めた。
斉藤さんは当直のレントゲン技師の人に仕事の引継ぎも終ったということで、私たちは休憩室の中で、怪談トークに花を咲かせた。
院内の事情通の斉藤さんは怪談を聞くたびに、「あぁ、それねぇ……」など、簡単にいくつか謎を解いてしまった。斉藤さんは院内の色んな情報を知っていたが、事情通というよりは、斉藤さんと話したくて男連中が群がってきて、斉藤さんはそれをただ聞いているだけかもしれない。
それでもやはり、夜中にかかってくる内線電話400の話など、解けなかったものもある。しかし、斉藤さん曰く、「寝ぼけてたんじゃないのぉ? リダイヤル機能使ったらイッパツで正体わかったのに、もう遅いわねぇ」なんて言っていた。
寝ぼけていた。錯覚だった。これはよくありそうなことだ。
たとえば、「幽霊を見た」という人がいた場合、本当に幽霊を見たのであれば、光を反射する必要があり、物体として存在している必要がある。しかし五感が錯覚している場合はその限りではなく、ちょっと話はそれるけれども、「夢の中で見た」ことをあまりにリアルすぎて、現実で見たものだと、月日が経つにつれて記憶がすり替わるなんてことも有り得る。
「斉藤さん、物知りですねぇ~」
「ふふ、ある殿方に聞いたのよ」
そう言って妖艶に微笑むシングルマザー。
大人の色気がむんむんしているが、隣ではかわいらしい女の子がフルーツオレを必死にすすっている。
私は事のついでに、ということで、幸村さんの件も相談してみることにした。
女の子のすすり泣くような声で、「おにいちゃん……」と聞こえるということ。私はそれをるかちゃんの声だったんじゃないかと思っていること。私の持っている情報を、出来る限り詳細に話し、斉藤さんは真剣に耳を傾けてくれていた。
「残念だけどねぇ、吉田さん」
斉藤さんは、ちょっと言いにくそうにして口を開いた。
そうだった。るかちゃんをこんな風に仕事にも関わらず院内に連れて来ているのは、今日で二回目。幸村さんのケースでは何度も聞いているということなので、一致しない。
つまり、幸村さんの件は本物の幽霊――
「――それねぇ、私があげたストラップだと思うわぁ。シスプリっていう昔のアニメの」
「し、シスプリ?」
「えぇ。シスタープリンセスっていう、アニメ。ある日一気に12人の妹ができるという、それこそ怪談みたいなアニメなんだけどぉ、そのストラップがなぜかウチに一個あったの。UFOキャッチャーが好きだから、それで手に入れたのだと思うのだけどぉ、いらないしぃ、幸村さんなら要るかなと思って」
それにしても、もらったものならば、幸村さんもわかるはずだ。
「その日、誰も検査室の中にいなかったから、こっそり枕元に置いてきちゃった」
ピンと、来た。おそらく、ストラップがベッドの向こう側に落ちたのだ。
だから、そもそも幸村さんはそんなストラップの存在を知らない。それでずっと怪談だと頭を抱えていたのだ!
「あ、私のせいだったかしら? あははは、明日あやまっとこぉ」
斉藤さんはけらけら笑った。
私は幽霊の正体がわかって、すっきりしたのもあって、つられて大笑いしてしまい、そんな笑っている大人ふたりを見て、楽しくなったのか、るかちゃんも笑い始める。
休憩室はさっきとは一転。和やかなムードに包まれていた。
談笑していると、休憩室の扉が開いた。
顔を覗かせたのは、事務当直バイトの松田さんだった。短く切り揃えた髪が、よく似合っている好青年だった。
「ん。吉田さんに斉藤さんっすか」
松田さんは会釈すると、手にカップラーメンを持って、ポットに向かう。
「斉藤さんか、じゃないでしょぉ。何その他人行儀なの」
「たにんぎょーぎ、ぎょーぎ!」
斉藤さんと、るかちゃんも囃し立てる。
「え、いや、でも職場じゃ恥ずかしいじゃないっすか。こういうのって」
「どういうのぉ? 私たちその程度の関係かしらぁ?」
私はここでピンと来た。
「もしかして、斉藤さんと松田さんって……」
「そ。付き合ってるのよぅ。吉田さんにだけよぉ、言ったの。まだ他の人には内緒よ?」
そう言って、斉藤さんはウインクした。
松田さんは恥ずかしそうに照れている。今日の業務に差し支えそうなくらい、あたふたしていた。
「……あ、松田さん」
「え、は、はい!?」
あわててカップラーメンを溢しそうになりながら松田さんは私の顔を見た。
「今日って、事務当直、2人体制なんですか? いつもは1人ですよね?」
「え、2人?」
「たまに見かけるんですけど、名前のわからない事務員さん。さっきもすれ違ったんですよ。それで、今ここに松田さんがいるっていうことは変だなって思って……」
その事務員さんの特徴を簡単に説明すると、松田さんはしばらく考え込むような表情を見せ、やがて口を開いた。
「……それ、たぶん。小林さんじゃないっすか」
「小林さん?」
「うん。俺は面識ないんすけど、ずっと昔にここで働いていた人で、通勤途中に事故で亡くなったって。今でもときどき、見かける人いるって聞いたことあるっす。今日は事務当直おれ一人だし、最近は数人でまわしてるからわかるんすけど、そんな特徴の人いないっす」
ということは、正真正銘の幽霊ということになる。
私は何度か「小林さん」とすれ違ったときのことを思い返してみた。生気の無い顔、始終無言の様子……たしかに、少し違和感を覚えた。
「でも、幽霊っつっても、いいんじゃないすか? 昔いた先輩が言ってたんすけど、小林さんは正義感の強い人で、仕事もまじめで、この病院のことをすごく思ってくれていたそうなんすよ。小林さんは、今でもこの病院を守ってくれてるんす」
死んでも、思い続ける心。
それほどまで、この病院のことを大事に思ってくれている……たしかに、素敵なことのように思えた。
私は、少しでも「小林さん」を怖く思った自分を恥じた。
「ありがたい話ですね……」
少ししんみりとしたムードになったところで、斉藤さんがそろそろ帰らないとということで席を立ち、るかちゃんを連れて出て行き、松田さんも受付に戻ると言ってすぐに出て行った。
誰もいない、休憩室でふと考える。
小林さんが死んでも、ずっと残り続けて守り続けているこの病院。そんなに愛され続けるこの病院のために、働けること。光栄に思わなければいけないと思う。どんなに大変なことがあっても、どんなに辛いことがあっても、私たちがこの病院を支え、この病院が地域を支え、そして、みんなの力になる。
一瞬、誰もいない扉がギイ、と中途半端に開き、振り向く。そこには誰もいなかったが、かすかに優しい男性の気配がした。
私は扉を開け、誰もいない廊下に向かって、「いつもありがとう」と声をかけた。静けさの支配する廊下に響いた自分の声に少し恥ずかしくなり、仕事へと戻った。
*
なお、後日談になるけれども、幸村さんを悩ませていた幽霊の正体が、斉藤さんの差し入れたアニメのストラップの声だということは、幸村さんに教えていない。
「やあ、吉田さん。きみの胸は今日も元気がないね!」
なんて、ふざけたことを言ったからである。
腹が立ったので、事情を説明して斉藤さんにも内緒にしてもらうように頼んだ。悪戯好きな彼女は、快く了承した。
あれから、度々、幸村さんは宿直勤務の度に不眠に悩まされていると相談を受けるが、すべて無視している。電池が切れるまで悩まされたらいいと思う。
あの一件以来、私は夜の病院が怖くなくなった。テレビで流れるような怪談は苦手であるけれど、この病院での怪談に関しては特に何も思わなくなった。
この病院をずっと守り続けている人がいるから。
昔からつながる絆は、今もこうして残っている。
居なくなっても、同じ病院を守り続ける仲間がいるということは、本当にすばらしいことだ。
さあ、今日も一日がんばろう!




