表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

絶望から始まる復讐譚:機械オタクが次元魔法で世界を導く

作者:柊ゆう
 ものづくりと機械いじりに没頭し、元の世界ではどこか浮いた存在だった高校2年生の蓮見識(はすみ しき)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へと転移する。
 そこで出会ったダークエルフの少女リリアと共に、識は風車の修復や水問題の解決など、独自の「ものづくり」で村を豊かにしていく。この世界は魔法や魔術が存在しているためにほとんど科学が発展しておらず、識の持つ科学技術の知識は、まさに規格外の力だったのだ。
 しかし、識の心には決して繰り返してはならない忌まわしい「未来の記憶」が秘められていた。それは、村に襲来したゴブリン族を撃退した際に、識が殲滅しきれずに人間領へと逃げ込んでしまった『はぐれゴブリン』を追ってきた冒険者たちによって、愛するリリアと村が無残にも奪われる悲劇。冒険者たちの目的は、長命なダークエルフの体内に凝縮される、異常なほど高品質な「魔力結晶」だった。
 悲劇を経験した識は、その無力な絶望を二度と味わわないため、過去の自分へと働きかけ、忌まわしい未来の記憶を流入させた。
 未来の記憶を得た識は、自身の次元魔法が「世界の構成を担う力そのもの」であることを利用し、己の知識を武器に世界を変えていく。「魔力をエネルギー源とし、科学技術の現象を再現する」という彼独自のアプローチを用いて。
 だが、その道は決して平穏ではない。識が平和的な融和を進めようとするたび、「混沌」を求める世界の意志が妨害し、かつて識を絶望に突き落としたその因果そのもの、そして人間族との複雑な関係が立ちはだかる。
 これは、全てを失う絶望を一度経験した男が、その知識と次元魔法を駆使し、愛する者を守り運命に抗う復讐と救済の物語である。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ