登場人物紹介 黒狐のウコン
※この登場人物紹介は第一章、第二章以降のネタバレなどを含みます
※本編に記載していないアレコレもあります
※しかし初見の作品を見る時にまず人物紹介チェックする派の貴方も歓迎です
以下、おまけ的なテンプレ
【職 業: 】冒険者としてのクラス、また一般人の場合は職業です。
【種 族: 】主にケモノビト内の種族です
【階 級: 】主に社会的地位や組織内での位置づけを示します
【年 齢: 】外見年齢です。実年齢は種族差があるので補記します
【段 位: 】下限は無段、上限は九段とする(9段階評価、つまりレベル9まで)実力の目安です
ただし実戦の強さではなくて、主に技量や武術の精通度合いを評価します
【好きなもの: 】
【嫌いなもの: 】
【器用】【敏捷】【筋力】【生命】【知力】【精神】TRPG風フレーバーです、深い意味なし
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◆『黒狐のウコン』
【職 業:忍者】忍び里に属する忍者です。
【種 族:狐族】肉食系中型ケモノビト。
【階 級:下忍】忍び里における下位構成員です。
【年 齢:十二】狐族の十二才は子供と成人の中間、婚姻には早いが労働力とみなされます
【段 位:五段】忍者として中位水準の技量があり、要人の護衛を任されるだけの実力があります
【外 見:黒毛】年齢相応に小柄な黒毛の少女です
【好きなもの:ぐーたら、温かいもの、夜闇、木陰】
【嫌いなもの:戦い、竜魔、長話】
【器用】B【敏捷】A-【筋力】D+【生命】C【知力】A-【精神】B+
忍者としての訓練を受け、高い才能を認められつつも意欲のなさは問題視されている。
肉体的鍛錬を好まない一方、忍術や精神の修行は苦にしないところがある。
【人物解説】
忍び里に拾われてきた黒毛の狐族の少女。本名不詳。
同僚のサコンとは姉妹のように対になって育てられ、一緒に生活し任務を共にしている。
雪代ノ奥方と共謀して「仇討ち旅をサボる」ことにする。
幼くして母親を失い、それが竜魔の仕業だと言い聞かされるが、復讐心は放り捨てている。
なるべく怠惰で快適な暮らしがしたいと願っている一方、ふまじめな性根のわりに仕事はこなす。
「一定の仕事をすればあとは文句をいわれまい」という考え。
刹那主義的であり、将来への展望が何もなく、どうせつまらないことで死ぬと割り切っている。
【種族解説】『狐族』
狐族のケモノビトは長所として「身軽」「五感が鋭い」「賢い」という傾向にあります。
一方、短所としては「非力」「高温多湿に弱い」「警戒心が強すぎる」という傾向にあります。
一般に、狐族は集団行動をあまり好まず、個人主義的傾向があります。
原種のイヌとキツネの違いに「群れるか否か」があり、キツネは主に家族単位で行動します。
ケモノビトの社会では、狐族は武士階級と庶民階級の双方に幅広く分布しています。
知性に優れる傾向があり、読み書きや算数を求められる武家や商家になるものが多いです。
その一方、道を外れて詐欺師や盗賊のような裏稼業に走るものも少なくありません。
非力で過酷な肉体労働には難があり、気質もあわさって重労働を嫌がるものも多くあります。
このため、犬狼族とは相性が悪いところがあり、険悪になりやすいです。
忍術や妖術といった異能に長ける種族でもあり、しかし小柄で腕力や体力には欠けます。
夜目が利き、聴力と嗅覚も優れているので、
食生活は肉食寄りの雑食という原種の性質に近く、穀類や野菜よりは肉類を好んで食べます。
ケモノビトは公然の肉食を忌避する文化もあるので、狐族は隠れて肉を食べることが多いです。
原種のきつねと同じく、食料や財産を隠していることもしばしば。
狐族はもふもふとした被毛も特徴で寒さに強い半面、高温多湿は苦手としています。
このためか、狐族は北東の地域に多く住んでおり、南下するほど住人は少ない傾向にあります。
【異能解説】
『竜魔忍術/強化遁甲』
忍具や自然物などの性質を強化・補強することで効力を増大させるウコンの得意技その一。
その場にあるものを利用する分、忍術としての難度や負担が軽く、応用力がある。
ただし多くの場合、その場しのぎであったり、劇的に強力とは言い難いところがある。
『まきびし地獄の術』印:【小・金・付・工・後】
菱の実という尖った種子をばらまく、設置するまきびしの術に強化遁甲を重ねて発動する。
硬質で重たい竜魔の足底部にも突き刺さる、鋭利な金属に等しい強度と硬度を付与している。
『風船の術』 印:【小・木・付・工・後】
風呂敷や布の類を補強して広げることで、空中を滑空するという強化遁甲。
原理的には勢いをつけただ風に乘って滑空しているだけなのでパラセールの要領である。
自在に飛行できるわけではないものの、限定的飛行は逃走においては非常に有用であった。
『油湧きの術』 印:【小・火・付・工・後】
菜種油に対して使用した強化遁甲。油の性質を補強することで燃焼力を増強している。
大量の油でなくても、少量の油に対して使うことで行灯の油を長持ちさせたりできる。
『竜魔忍術/幻惑遁甲』
強化遁甲と同じく、忍具や自然物など何らかの媒介を利用して幻術を掛けるウコンの得意技その二。
もっぱら逃げ隠れ、人目を欺くために用いられる。
相手に対して直接行使しない為、見破られることはあっても精神的に抵抗されづらい。
『若葉隠れの術』印:【小・木・隠・幻・前】
草木を媒介として他者に気づかれないように隠れ潜むための幻術。
あたかも植物が自在に蠢き、覆い隠してみえるが実際は植物が急成長したりはしていない。
視覚はごまかしやすいが嗅覚や聴覚までは効きが鈍く、鋭い感覚があれば探知されかねない。
『血糊衣の術』印:【小・水・騙・幻・前】
血液や赤いものを媒介として出血や負傷を装う、偽装の幻術。
死んだふりや油断を誘って騙し討ちにしたり、仮病に使えたりと応用できる用途は広い。
術者は自由に調整できるが、被術者は痛覚までも実際に負っているように感じてしまう。
『竜魔忍術/火行遁甲』
自然エネルギーのうち、火の力を生じさせる五行属性術のひとつ。
極めれば大火を招くこともできるとされるが、ウコンは今のところ習得を目指す気がない。
木造建築を主とするケモノビトの人里では火気厳禁、放火は死罪とあっては半ば禁術に等しい。
『狐火の術』印:【小・火・遠・攻・前】
掌大の小さな火球を生み出して、打ち出したり浮遊させたりする火炎の攻撃術。
単一で敵を仕留めるような殺傷力はなく、熱量も高くはない。
小技にすぎないが消耗が軽いので、むしろ戦いよりも日常使いにとても便利である。
竈門や薪木にすばやく着火することで火打ち石を使わずともよく、煮炊きや風呂に重宝する。
火打ち石の火花による打撃発火式の着火は手慣れていれば三十秒かかるが、狐火は瞬時である。




