漫才:美容師
二人「どうもーよろしくお願いします!」
ツッコミ「突然だけどさ私、将来なりたい職業があって〜」
ボケ「うんうん、何?」
ツッコミ「美容師になりたいんだよね」
ボケ「えー、向いてないと思う。
だってあんたこの前、学校に制服着てくるの忘れたくらい注意力散漫じゃん」
ツッコミ「待て待て、そんなことした覚えはないぞ」
ボケ「してたよ、『やばい!制服着てくるの忘れて全裸で学校来ちゃった!』って」
ツッコミ「やってないから!お前は誰のことを言ってんだよ!」
ボケ「あっ、ごめん間違った!それやったの私だった!」
ツッコミ「えぇ、お前かよ!やばいぞそれは!」
ボケ「うん、まあそれは置いといて、…で、なんの話だっけ?」
ツッコミ「いや全然置いとけないけど……。とりあえず、私は美容師になりたいって話!」
ボケ「ハイハイ、分かったよ、じゃあ私美容師やってあげるから、あなたお客さんやっていいよ」
ツッコミ「あ、私が美容師やるんじゃないのね」
ボケ「当たり前じゃん、全裸のくせにできると思うなよ」
ツッコミ「だから、それお前だろって……。まあいいや、しょうがない私が客やるよ」
ツッコミ「ウィーン、こんにちはー」
ボケ「へい、いらっしゃい!ご注文はなんだい!?」
ツッコミ「絶対違うでしょ、そんなラーメン屋みたいな美容院やだよ。もっとおしゃれな感じで頼むよ〜」
ボケ「うん、分かった。いらっしゃいませ〜こちらのはお客様のオーダーは必ずコミットする、非常にクリエイティビティな美容院になっております」
ツッコミ「なんかおしゃれな気がするけど意識高そうで凄く腹立つな。いや普通に、普通の美容院でいいのよ」
ボケ「なんだよ文句ばっかり〜!」
ツッコミ「いやお前が普通にやってくれたらいいんだよ」
ボケ「分かったよ……。いらっしゃいませ〜。予約していた(名字)様ですね」
ツッコミ「うんうん、それでいいのよ。はい、そうです〜予約していた(名字)です」
ボケ「では今日はどのようにしましょうか?」
ツッコミ「そうですねー今日は抜け感を意識して、短くしてください」
ボケ「分かりました、スキンヘッドですね」
ツッコミ「抜けすぎだわ!抜け感すぎるだろ!ハイハイ、ショートカットでお願いします(ちょっと怒り気味で)」
ボケ「了解しましたーではこちらへどうぞー」
ツッコミ「よいしょっと、ではお願いします」
ボケ「まずはシャンプーからするので、椅子倒しますねー。うーんどれくらい倒せばいいんだろ、床に髪の毛付きそうだけど大丈夫かなぁ」
ツッコミ「頭に血が登るわ!倒しすぎだよ!」
ボケ「しょうがないなー、戻してあげるよ」
ツッコミ「しょうがないじゃないんだよバカ、何で床に頭擦りつけたまんまシャンプーされなきゃいけないんだよ」
ボケ「では、シャンプーしていきますね。うちのシャンプーはオーガニックを大事にしているので……」
ツッコミ「ほうほう、また意識高い系になってきたぞ〜」
ボケ「シャワーを使わずに素材のまま味わっていただきたいのでそのまま頂いちゃってください!」
ツッコミ「あっ味わう……?」
ボケ「やだなーそのままの意味ですよ、最近流行りの生シャンプーです!グイッと一気に!」
ツッコミ「えっ飲むの!?飲む系のシャンプーなの!?それ大丈夫!?」
ボケ「当店のお客様で初めての試みでございます」
ツッコミ「やめてよ、私を実験台にしないで!飲むシャンプーって絶対苦いじゃん!普通のシャンプーで結構です!」
ボケ「かしこまりました〜。シャー(お湯を出す音)熱っ!熱い!やば、熱っ!お客様、大変お熱くなっておりますので、お気をつけて!」
ツッコミ「下げろぉ!!!気をつけてどうにかなるもんじゃねぇよ!ちなみに何度くらいなの!?」
ボケ「体感温度では…85度くらいですかね……」
ツッコミ「え!?、お前火傷大丈夫!?結構浴びてたよね!?」
ボケ「パシャ(自撮り)『火傷しちゃった……痛い…。#火傷なう #誰か慰めて #ぴえん』」
ツッコミ「インスタにあげんな、ぴえんじゃねえよ。早く冷やせ」
ボケ「冷やしシャンプーですね!かしこまりました!」
ツッコミ「いや私じゃなくって!」
ボケ「はっ!、やばい……。ねえ、今気づいちゃったんだけどさ」
ツッコミ「え、急になによ……」
ボケ「私美容師なのに、美容院に服着てくんの忘れちゃった……」
ツッコミ「待って、私終始全裸の奴に話しかけてたの!?二人揃ってヤバい奴じゃん!」
ボケ「こんなんなら、美容師できなそうだね」
ツッコミ「確かにそうだわ。もういいです」
二人「どうもありがとうございました!」




