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ステインガルドの魔犬 ~ただの犬だけど、俺は彼女の相棒です~  作者: 八波草三郎
後記

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あとがき

 というわけで、完結いたしました、『ステインガルドの魔犬 ~ただの犬だけど、俺は彼女の相棒です~』。

 既に活動報告で公表いたしましたが、本作はおそらく日本で一番有名なアライグマが出てくる名作アニメへのオマージュ作品です(原作『はるかなるわがラスカル』は未読)。


 なので、主人公のスターリング少年が少女フュリーエンヌになっていたり、父親のウィラードがシェラードになっていたりと名前を似せてあります。

 キグノは元になったキャラ名はありませんが、ラスカルの食いしん坊で悪戯好きなところと、スターリングの愛犬ハウザーの強くて優しいところ、カールの愛犬ジンジャーの動物と人との協調性を合わせたキャラクターになっています。


 他にもストーリーの起点となるシチュエーションが同じだったり、継ぎ接ぎのエピソードで展開しているので、あの名作と見比べていただくと面白いかと思われます。

 ただ、模倣と呼べないくらいには変えてありますし、エピソードごとに本作のテーマに沿った終わり方にしてありますので違う作品になっていると思います。


 なぜ本作を書くに至ったのか。それは僕が自分に科した課題として「一作、一人称で完結させること」を挙げていたのが一つ。それと前作で描き切れなかったと感じる裏テーマ「人間と天敵と呼ばれる存在の関係性とその命」をもっと踏み込んで描きたかったのも一つの理由。

 それらを集約して、描きやすいモチーフを考えていくうちに「野生動物と人の関係性」をテーマにした名作アニメに思いが至り、寄せて描いてみるのも面白いと思ったからでした。


 ただ、フュリーエンヌの立場から一人称で描くと獣や魔獣の動きが平板になってしまうと考えられました。せっかく、魔獣ならば人語も解するし、思考も人間に近いという設定がありますので、ここは思い切って動物側からの視点で一人称に挑戦してみようと思ったのです。

 まあ、人の一人称も書いたことが無い筆者がそれに挑むのも無謀だと言われればそうなのですが。


 以上の動機で描かれた本作は如何だったでしょうか? 前作よりは広い読者層にも対応し、子供でも読める作品になっていると思います。

 事前に想定した思いや物語がちゃんと入れ込めたと自負しております。読者様の心に何かが残っていれば幸いです。


 さて、完結しましたので次回作の話です。


 次なる自らへの課題は「二つの物語を同時に連載する」です。これには既に前々から温めていた物語がありまして、それを並行して描いていこうと考えています。


『ゼムナ戦記』というシリーズになります。同じ世界で同時期に進行する物語を交互に描いていくつもりです。

 まずは『ゼムナ戦記 三星連盟史』の数話を一度に更新し、それぞれのプロローグも同時更新します。次の日から『ゼムナ戦記 神話の時代』と『ゼムナ戦記 伝説の後継者』を一話数部分ごとに交互に連載していく予定です。

 部分ごとに交互にとも考えたのですが、それだと没入感に欠けると考えてエピソードごとに交互のスタイルにすることにしました。


 こんなタイトルですが、王道リアルロボットストーリーとなっています。よろしければお楽しみください。


 え、キグノのその後ですか?

『魔闘拳士』の最終話「英雄譚」をご覧ください。赤燐宮には土影狼(ランドシャドウウルフ)の一族が棲みついています。彼らは全てキグノの子孫ですよ。


 ここまでお読みくださりありがとうございました。


 八波草三郎

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