悲劇の始まり
どもども!黒咲鏡夜です!正直に言います。力と魔法のファンタジアのストーリーに詰まりましたwまぁ考えてはいるんですけど上手く繋がらないっていうか...w
まぁ書いてる途中なのでお待ちください!で、今回の話は力と魔法結界ファンタジアと打って変わって現実世界です。主人公の高崎唯依翔くんはこの先どうなるのか!?第1話は悲劇の始まり、プロローグのようなものです。ぜひともお楽しみください!ちなみにこの物語には少し残酷な描写、表現があるので想像がはたらいて気分が悪くなりそうな人はブラウザバック又は力と魔法のファンタジアを読むこと推奨ですw
血・・・血・・・どこもかしこも、血・・・周りが血に染まっている。そばでかつてのクラスメイトが泣いている。ある者は嘔吐し、またある者は神に助けを求めた。そして血の海の中にはかつて人だった物が転がっていた。
「どうしてこんな事に…」
俺の名前は高崎唯依翔普通の高校1年生、だったはずなのに…何故か今、俺の目の前には血に染まっている元人間が転がっている。はっきいって正常な光景ではない。それは俺自身も理解している。なぜこうなったのだろうか…
話は2日前に遡る。俺はいつもと同じように部活から帰る途中だった。友人と別れ、1人で歩いていると、
「高崎唯依翔さんですね?」
後ろから突然声をかけられ、
「誰だ?なんで俺の名前を、、、」
そう尋ねる前にスタンガンのようなもので瞬殺。気絶させられて連れさらわれた。そして目が覚めるとそこにはかつて中学時代を共にした39人のクラスメイトがいた。
「ここは何処だ?俺は一体どうしたんだ…」
まるで見覚えのない古びたコンクリ造りの廃墟ビルのような所にかつてのクラスメイトが全員いる、という異常な光景に唖然としていると、
「唯依翔!」
後ろから突然声をかけられた。だが今回は聞きなれた懐かしい声だった。
「目が覚めたのね唯依翔!」
「華凛か…?」
彼女は氷室華凛俺の幼なじみで元クラスメイトだ。
「華凛、ここは何処だ?なんで皆がいるんだ?」
「わからない…私も目が覚めたら既にこんな状況で…」
お互い何もわからない状況のまま、約1時間程経って、気絶していた最後の1人が起きると、突然近くのドアから1人の男が現れた。
「やぁやぁ皆さん起きたみたいで。事情を説明するから注目してもらえるかな?」
突然現れたその男にどう反応するべきかわからない一同。静寂の中男が言い放った一言がさらに混乱を招いた。
「えー皆さんにはとりあえず殺しあってもらいます。拒否権はありません。」
一同がざわつき始める。それは唯依翔や華凛も例外ではない。
「あの男、何を言っているんだ?殺し合い?ふざけてるのか!?」
「唯依翔、、、アイツヤバいよ…逃げたほうがいいんじゃ…」
ざわつく中、クラスメイトが2人男の胸ぐらを掴みあげ、こう叫ぶ。
「殺し合いだかなんだか知らねぇが、ふざけるのもいい加減にしろよクソ野郎!早く俺らを解放しろや!」
「そうですよ!これは誘拐だ!犯罪ですよ!?許される筈がない!すぐに僕らを解放して警察に自首しなさい!」
そう切り出したのはクラスで1番喧嘩腰の生徒だった大森康太とクラス委員の松山亮介だ。そして胸ぐらを掴まれた男は
「言ったでしょう?拒否権は無いと。それにこれは政府の公認によって行われているものですので犯罪には該当しません。」
と、平然と言い放つ。すると康太が
「ふざけんな!!デタラメばっかり言いやがって!!てめぇをボコせばそれで済む話だ!!覚悟しろ!!」
そう言って殴ろうとした瞬間、
「言ってわからないなら、、、死んでもらうしかありませんねぇ。」
その言葉とほぼ同時に康太の口から血が吹き出してきた。そして男が手を横に振ると康太の首が横にズレて、地面に落ちた。首の切り口からは噴水のように血が溢れ出てくる。その血は近くにいたクラス委員の亮介の体を真っ赤に染めた。
突然の事に全員状況が把握できない。だが1人の少女の悲鳴が火種となり、場は乱れ、パニックに陥った。そして男が言った。
「皆さん静かに!私に逆らうとこうなるので皆さんもご注意くださいね。ではまぁ2人目の処刑に入りますか。」
そう言って不敵に笑うと、男は亮介の方を向いた。
「ひぃぃぃ!?」
「あなたも偉そうにものを言ってきましたよね?当然、死んでいただきますよ?」
この一言で亮介の精神は崩壊。泣き崩れ、叫びながらこちらへと走ってくる。
「いっ、イヤだぁぁ!!死にたくない!誰か!助けて!やだぁ!!やめてくれぇ!たすけて!たすけて!ァァァァァァァァァァ!イヤダァァ!!!」
しかし男に容赦はなかった。泣き叫び走り回る亮介に向かって手をかざし、横に振ると、突然亮介の足が切断された。
「ひぃぃぃ!イタイ!イタイ!イタイィィィィィィィィウア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!ヤダァァァァ!モウヤダァァ!!」
そして男が亮介の額に手を当てる。亮介は既に錯乱して、声にならない悲鳴を発していた。
「あなたが悪いんですよ?」
その言葉と同時に亮介の首が切れた。唯依翔、華凛、クラスメイトたちはその光景を見て恐怖も忘れてただ言葉を失った。
そして今に至る。2人の死体は力無く血の海に倒れ込んでいる。見ていたクラスメイトたちは無言から一転、ひたすらに叫び続けた。そして気がついた。
「俺達は…本当に殺しあわなければいけないのか…」
男は隣で不敵に笑っていた。
そう、これからが本当の地獄だ…
読んで頂きありがとうございました!survivalbattle第1話いかがでしたでしょうか?これからはこの話と力と魔法のファンタジアを交互に出すのでよろしくです!それからもう一つ考えてる小説があるので恐らく短編にはなりますが出すかもしれないのでその時は呼んでもらえると嬉しいです!ではまた次回のお話で会いましょう。さよなら!!