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後悔

作者: 陽菜

さよなら と背中を向けて歩き出したふたり

写真の中いつしか傾いたモノクロフレーム

抜け殻だらけの部屋に立ち尽くした僕は

いまさらになって 隣に誰がいる幸せを知った


この部屋に残り香が切なく

キミの笑顔がまだこの景色の中で咲いている

キミがいなくなってこの景色が灰色と化したのに

僕はまだ癖で左側を空けてしまう


キミの温もりを求めてしまうよ


君のくれたものが全て愛情だったと知った

あの日の君なら笑ってくれるだろう

涙が溢れて止まらない景色が滲んだまま


街に出て交差点 人混みの中

宛にならない残り香と後ろ姿を頼りにして探してた

あの日の景色をもう1度取り戻したくて


僕は現実の辛さを知った


この声を枯らして叫んでた 2度と届くことのにとわかってても

もし聞こえるならもう一度と願う僕がいる。

夜空にこだましていく悲しすぎる声

今日も君に届かせたくてこの場所に存在している


ビー玉すかして見た明日、未来

木陰から差す木漏れ日の中ふたり笑いあった

僕の肩の上に確かな君のぬくもり


きらり光ってた未来はもうどこにもいない

通り過ぎてく季節が君を連れて行く


僕の部屋に鍵をかけて 明日を見て歩き出した

辛いけどこれが本当のさよならだね

テーブルの上にガラスの瓶に1ピース足りないパズル

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