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2.出会いました。



現実にも転生というものが存在するとは思ってもいなかった……。


それは小説の中の空想の出来事がまさか自分の身にふり掛かるとは俺自身思ってもいない出来事だった。




まさか自分がエルフという種族に転生していたとは。自分では気づかなかったがエルフかぁ~…

エルフはまだいいにしても生前の俺はれっきとした男だったのに女のしかも幼女とは。ため息もつきたくなるよ。


そう俺の生前は正真正銘男でその時の名前を天音咲夜(あまね さくや)という。当時は平凡な容姿でピチピチの18才の年齢イコール彼女なしの非リア充さ……。

自分で言っていて悲しくなったが女性にモテたことはなく、また物凄く頭が良いというわけでもない容姿に関してもどこにでもいるような平凡な凡人である。

しかし今は流石エルフという種族なだけあって容姿はどうやら最上級かもしれないと思うくらいに整った容姿だ!(これ重要!!)

だがせめて性別は女ではなく男が良かった…orz






あれから俺…いや僕は熊(仮)さんにいろいろと教えてもらった。

もちろん僕がエルフという種族だろうことも教えてくれた。そしてこの世界でエルフは絶滅種族ということも…。

でも疑問に思うのが何故、僕がエルフだと断言できたのかとても不思議だ。聞いた限り他にもいろいろな種族がいそうなのに?

まぁそれはさておき今の僕は美少女ならぬ美幼女なのだ!

これほどの容姿だと男だろうが女だろうが関係なく男に襲われるかもしれないという恐ろしいことも聞いてしまった。というか僕はまだ(もう断定でいいだろう)3歳くらいなのにというのは関係ないらしい。いわゆるそういった趣味を持った変態さんもいるらしいので……

しかも男だったらあの有名なBLの世界に自分がレッツゴーするということを聞いたらあまりの悍ましさに鳥肌が立ってしまったのは蛇足だ。(女でも襲われるのは嫌だけどな!!)


ちなみにBLの言葉を何故知っているかというと僕には生前といっていいのかどうかわからないが妹と姉がいて二人ともいわゆる○女子なのである。二人は平然とノーマルな思考な僕の前でそういう会話を日常レベルで行うので意味の分からないBL関係の単語などを覚えさせられあげくにイベントの売り子や買い物にパシらされたことで微妙に詳しいのだ。(僕は至ってノーマルであって巷に有名で数が増えたとされる○男子では断じてない!)


一人称が変わっているのにはわけがある。そんなシリアスになるような理由があるわけじゃないけどなんとなくこの美幼女な自分の容姿に一人称が俺というのは似合わないからだと思ったからだ。――――というのは嘘で、この世界に住む人間のことをヒューマというのだけれどヒューマが多く住む地に昔、暮らしていたことがあったらしくその時に話しているのを聞いたりしていたらしい。容姿の整ったいわゆる美少女や美人とされる者が俺という一人称を使っていたら生意気と感じるらしくそういう子を従順な奴隷のような存在に調……ゲフンゲフン…しつけたくなると言っていた男が結構いたそうだ。とにかくそれ以外にもいろいろあるそうだが、何かの理由をつけてそういったことをしたがる人が多いらしい。というかいたらしいとはなんですか。けしからんです!

むしろそんな怖ろしい性癖のヤローが沢山いるとかすごく怖すぎだ(ガクブル)

それにしてもそんなこと言うヤツって存在するのな……初めて知ったよ。

まぁそんなわけでこれから一人称は僕ということにした。きっとギリギリで大丈夫だろうと戦々恐々しつつ自分を納得させた。







「うむ、何やら唸っているところすまないがそろそろ現実に戻ってくるがよい」

少し唸るように熊(仮)さんが話しかけてきた。


「はっ!?」

熊(仮)さんの唸るような声に話しかけられ自分の世界に閉じっこもっていた僕はようやく頭を抱えるようにしてうつむいていたところ、顔をあげて熊(仮)さんの方に向き直った。


「やっと戻ってきたか……」


呆れたようなため息が出てきそうな感じで言われたが気にするだけ無駄なのでスルーをすることにして着々と話を進めてもらうことにした。(一体誰のせいで話が脱線したとかはスルーなのです。ドヤァ)




「ワシの名はセルゲートという。人間とドワーフのハーフじゃ。名前はいいづらかったらワシのことはセルとでも呼んでくれてかまわない。」


「はいでしゅ。」


幼い外見のせいか舌が回らない~~~~。くっ…これはもう少し発生練習しないといけないか?


「しょういえば僕はじょうちてセリュの(ちょころ)にいりゅのでちか?」


そう、これこそ僕が疑問に思っていたところだ。僕は一度死んだのは間違いないが異世界転生というより異世界憑依っぽいのではと思っている。だって家族とか全然いるかどうかも分からない状況だし。


「ふむ・・・お前さんに一体なにがあったのか知らないが一人で森の中に倒れているのを見つけて拾ってきたの

だよ」



何故、そこで倒れていたんだ俺~~~じゃなくて僕!?


ちょっと自分の趣味も混ぜてしまいました…(^^;)


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