ほんとうにあった確定申告がゆく(二百文字小説)
掲載日:2013/03/03
松子は能天気なフリーターである。
パートでも申告すれば税金が還付されると聞いた。
国から少しでも金を取り返そうと思った松子は早速税務署に行き、
「無料ですよね?」
何度も念を押して申告書をもらった。
「書き方を教えますよ」
税務署の職員が言ったが、
「結構です」
金を獲られると思った松子は断った。
アパートに帰り、ハッとした。
「私、税金を徴収されていない」
還付されるのは納めた税金だとそこでやっと気づいた松子だった。
実話を元に大袈裟にしてみました。




