↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
侯爵家三男は快適に暮らしたい。〜前世の知識で異世界魔導具づくり〜  作者: 西 悠希


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
90/107

第90話 春に向けて。



あ。


個室もいいけど、全体を半個室にするのもいいよな。

何だっけ、あの……ブラインドじゃなくて、ロールカーテン……だっけ?あれを付ければ、少人数で区切ることも、大人数で区切ることも出来る。


……でも、この世界にないよな、ロールカーテン。

そうなると……俺が作るのか?……自動で巻き取ったり伸ばしたり……魔導具化は出来そうだけど。


何席用意するかによって、ロールカーテンをいくつ用意するかが決まるから……ちょこちょこ作り始めるのがいいかもな。


「アレク叔父さん、個室を二、三作って、あとはロールカーテンで人数に応じて区切りを作ろうと思うんだけど」


「……え?ロールカーテン?なんだい、それは?」


「前世にあったものなんだけど――」


「なるほど。いい考えだと思う。普通の仕切りを作るより、コストも抑えられそうだね」


「え、ロールカーテンは俺が作ろうとしてたんだけど」


「ん?魔導具化するのか?」


「そのつもりだけど」


「食事処で使うロールカーテンに関しては、魔導具化しない方がいいんじゃないかな。今後、何かあった時の修理だったり、魔核の消費を考えると」


「……確かに。毎回俺が修理するって考えるとめんどくさいな」


「とりあえず、仕様書を書いてくれたらこっちで作ることも出来るから」


「そういえば俺、魔導具以外の仕様書、書いたことないんだけど。同じ感じでいいの?」


「あぁ。同じで大丈夫だよ。他に気になってることとかある?」


「んー……今のところ、そのくらいかな。 あ。いつくらいまでにメニューを考えた方がいい?なんとなくは、もう決まってるけど」


「そうだね……順調に行けば春には店をオープン出来ると思うから、冬の間に料理人を見つけるとして……食材の仕入先の確保も必要だから、遅くても冬の半ばくらいかな」


「分かった」


店を出すのって結構時間かかるんだな。

……まぁ、そうだよな。改装とかあるし。


前世の感覚的には春スタートみたいな感じも少しあるから、ちょうどいいかもな。桜はないけど。


あ。


「忘れるところだった。……これなんだけど」


「なんだい、これは?魔導具……ではなさそうだけど」


「こっちがリバーシで、こっちがカードゲーム」


「これを食事処に置くってことかい?」


「え、普通に売れるかなって。避暑の間、みんなでこれで遊んでたんだ。男性陣の社交で流行るんじゃないかって言われて」


俺はアレク叔父さんに遊び方を説明した。


「なるほど。確かに楽しそうだね!魔導具ではないから作るのも簡単だし、冬の社交までにこれも間に合いそうだ。それにしてもルールが沢山あるんだね。売る時に説明書もつけた方が良さそうだ」


「ローカルルールが沢山あったから。五人で遊んだ時はもう少し少ないルールでやってたんだけど、他にもルールを思い出したから、一応書いてきたんだ。その都度、どのルールでやるかは色々変えられるし、いいと思うんだよね。こっちでもローカルルールとか出来たら、それはそれで楽しそうだし」


「やっぱりこれは食事処に置いたら話題になると思うんだけど、置く気はない?」


「……客層が悪くなりそうで、俺がふらっと寄れないのは嫌かな」


「まぁ、否定は出来ないね……」


「それに、回転率も悪くなりそうだし」


「じゃあ、このゲーム類は一旦、貴族向けに作るのが良さそうだね」


「うん」


「それじゃあ、今日はこんなところかな?決まり次第、順次知らせるね」


「分かった」


これで、食事処については大体の方向性が決まったな。

あとは店の場所が決まって、改装が始まれば、俺はメニューを考えていけばいい。

ロールカーテンの仕様書も作らないとな。

魔導具にする必要がなくなって、逆に難しくなった気もするけど。とりあえず色々試してみるか。


……なんだかんだ、やることは結構あるな。

でも、春には自分が好きな時にふらっと立ち寄れる店ができる。

そう考えると、ちょっと楽しみだ。



そういえば――


「足どうしたの?」


「……ちょっと乗馬中にな」


「あぁ……大変そうだね」



そういえばこの世界で車椅子を見たことないな。


あ。


車椅子の魔導具化……。


……出来なくもなさそう。



第90話を読んでいただき、ありがとうございます!

春に向けて、食事処の計画が少しずつ進んでいます。

次回も楽しんでいただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。