8話 殺し屋
伏黒「外れてたか……」
すると高橋のおっさんが顔をのぞかせた。
正信「どうしたんだ……?」
すこし不機嫌そうだった。
伏黒「おいバカッ!?早く顔を引っ込めろ」
高橋のおっさんは素早く顔を引っ込めた。
伏黒「そう来るよねぇ!」
ついてきていたストーカーは高橋のおっさんの家のドアを強引に開け、遮蔽にした。
伏黒「あんたらの目的はなんだ?早く言わないと殺しちゃうよ?」
その問いに対し、ストーカーは無言だった。
セリア「ちょっとどいて?」
伏黒「ちょ……今銃をもったストーカーが来てるんだ……」
セリア「じゃなく、そこどけ、自爆させる気か」
そしてちっちゃいセリアは手榴弾を転がした。
伏黒「正信ドアから逃げとけよ?」
幸い高橋のおっさんに危害は加えてないらしい、俺狙いか!
正信「ひぃぃぃぃ」
その時、ドアの向こうで爆発が起こった、男の断末魔がこっちまで聞こえてきた。
伏黒「……助かったよ」
セリア「こいつら、日本の殺し屋だ、どうして私たちに……」
俺はセリアを持ち上げ、肩に乗せた。
セリア「背が小さいからあれなんだけど、子供扱いしないで」
カスミ「あーよしよし」
セリア「ふんす……」
俺は爆殺した死体に近づいた。
伏黒「何か手がかりはないか」
正信「急にどうしたんだ……」
セリア「こいつ、殺し屋」
正信「そうなのか……伏黒さんの娘さんが言ってる……」
伏黒「俺はこの子の親ではないな」
ぱっと見、俺を狙ってきた証拠はなさそうだな……
カスミ「……どうします?この人たちの死体は」
伏黒「面倒だな……」
すると隣人が来た。
隣人「あらあら、派手にやりましたね」
伏黒「あんた、人の死体を見て狼狽えないんだな、カタギではないな」
隣人「いえ、正真正銘のカタギでおま……」
正信「まぁまぁ、いいじゃないですか」
隣人「今この子たちが腹を空かせているので、この子たちに喰わせてもいいですか?」
そこには、ジャングルに生息している軍隊蟻が瓶に詰められていた。
伏黒「うお……現物を見たらすごく気持ち悪いな」
隣人「この子一匹一匹に名前があるんですよ」
正信「それはそれで気持ち悪いな」
命を大事にするのか……この人は。
伏黒「なら……死体の処理を頼みましたよ」
隣人「はーい、いってらっしゃーい」
解き放たれた軍隊蟻は死体に一直線だった、一匹を除き。
カスミ「あれれ、なんでこっちに?」
カスミを登り始めた。
マスミ「あれれ~?」
服の上にのっかって、なぜか踊っていた。
隣人「あらら、この子でしたか、この子は踊りたい衝動に駆られて踊るんですよね」
伏黒「どういう事なんだ……それ」




