34話 夜桜の噂
伏黒「……ふんふん」
俺は花見大会の気分で鼻歌を歌っていた。
伏黒「あ、あいつは……」
見覚えのある顔がミリタリーショップに入っていったな……追いかけてみるか。
伏黒「……この中催涙スプレー売ってるのか」
安藤「わわ……どうして伏黒が……」
こいつは安藤、特殊部隊所属だが、平然と街を歩いている、眼鏡を付け始めたんだな。
伏黒「安藤さんの姿を見たので」
安藤「そうなのね……それで、どうして頭に桜の花びらを付けてるの……?」
伏黒「まじか……さっき花見大会をやっててな」
安藤「組のでしょ?迷惑をかけてなければ拘束はしないけれど……」
伏黒「それで、どうしてここにいるんだ?」
安藤「ああ、最近、その花見大会で変な噂を耳にしてね」
伏黒「そうか?俺はそういう噂耳にしてないが」
安藤「桜の下に死体が埋められてるっていう」
伏黒「それ、都市伝説じゃないのか?」
安藤「いや、実際に発見されたんだよ」
そうだったら、組が動かないと駄目だけれど、裏が無いからな。
伏黒「そうか、ほな、またあとで」
これが本当だったら、相当面倒なことになるぞ。
伏黒「……おっと、ここにいたか、野生の速水」
速水「なんで野生つけるんだ?」
伏黒「ぷらっといたから、それで、桜の木の下に死体が見つかったっていう件、本当か?」
速水「ああ、事実だ、それに今日も埋めに来るらしいな」
伏黒「そうか、ありがとう」
速水「それとお前の住み着いているところの女、すごい不摂生らしいな、これ渡しておけ」
伏黒「サプリメントか、ありがとう」
俺はカスミの家にサプリメントを置き、隠れるようにして、その死体を埋めに来る奴らを待った。
伏黒「……あれって、安藤さんじゃないか」
遠目で見たら安藤さんが自信満々に仁王立ちしていた。
伏黒「おいおい、ここにいたのか」
安藤「なによ……」
伏黒「隠れておこうぜ?死体埋めに来る奴が警戒して近寄らない」
安藤「それはそうね」
アホなのか……こいつは?
安藤「にしても、なんでここに来たのよ」
伏黒「シマの問題だからな……」
そうして俺らは死体を埋めに来る奴を待った。
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