22話 新舎弟
数週間後俺は傷がだいぶましになったところで組に戻ることにした。
伏黒「伏黒、今日から復帰だぁ」
そこにはあの時の忍がいた、だが今までとは違う。頭巾を取り、普通の服に着飾っていた。
忍「主様!!!」
伏黒「ここでは伏黒の兄貴なんだけどな……」
そばで下田がココアを入れていた、なぜコーヒーを入れないか、聞いたが鬱になるそうだ。
下田「なんだぁ?その舎弟」
伏黒「ああ、最近入ってきた忍上がりの舎弟だ」
忍「はい、仰せの通りに」
下田「……名前は?」
忍「虎です」
下田「……その隣にいるお嬢さんは?」
女の忍「虎です」
下田「そりゃそうだよな……一族だったら名前いらないんだよな」
伏黒「どうします?」
下田「新しい名前を付けてやれ……」
伏黒「どうして俺が……ええい、男の方は智一で女の方は……さとりでいいか」
智一「なら智一で……」
さとり「可愛らしい名前だねぇ」
智一「くっつくなよ……」
忍の匂いが消えた……にしてもかわいいな。
伏黒「さて、あいつのところ行くか」
俺は北小路組に向かった。
伏黒「どもー」
組員は俺の事を無視していた。
伏黒「大丈夫か?腹は」
茂範「ああ、ただ今後1か月ぐらいは無茶はできない」
伏黒「そうか」
茂範「だがな、政治家があんなことやってたんだな、許せないぞ」
伏黒「それと、あの忍、俺の組に入ったんだけど」
茂範「まじか、一族を裏切るのはすごいな」
伏黒「ああ、だから一度組に顔を出したらどうだ?」
茂範「一度顔を出したいな」
そして俺は北小路組の建物を離れ、カスミの家に帰った。
伏黒「帰ってきたぞー」
カスミ「おかえりー」
なんで股をかっぴろげながら本を読んでるんだよ。
伏黒「傷は大丈夫か?」
カスミ「あなたこそ大丈夫なの?」
伏黒「ああ、大丈夫だ」
今気が付いた、窓に智一とさとりがくっついていることに。
伏黒「……玄関から入りなよ」
カスミ「知り合い?」
伏黒「忍上がりの舎弟だ」
智一「女と同棲している、もしかして既婚者」
カスミ「まだ17歳よ?」
さとり「……ハップラーメンいっぱいだ」
伏黒「不摂生だからな、こいつは」
カスミ「何か言った?」
伏黒「いや、なんでも?」
にぎやかな舎弟が2人増えた、ただただうれしい。
感想・レビュー・誤字報告あればできる限りよろしくお願いします!




