21話 見舞い
数日経った頃、おやっさんが病室に入ってきた。
伏黒「お疲れ様です……」
おやっさん「大丈夫か……ケガは大丈夫か……」
伏黒「命に届いていないので、大丈夫です……」
すると俺と戦った忍が無理やり体を起こし、こう謝った。
忍「こんなやつを負傷させてしまい申し訳……」
おやっさん「……伏黒、こいつ誰だ?」
伏黒「俺と戦った忍ですが……主人の命令で俺と戦ったので謝ることはやりすぎだとは」
おやっさん「そうか、それで雇い主は誰だ?」
伏黒「ええ、大柳鉄四郎です」
おやっさん「政治家か、その雇われの忍よ、とりあえずベッドに戻れ、血が出ているぞ」
よく見ると傷が開いているように感じた。
忍「ああ、だがあなたの子供を思う気持ち、俺も何か勘違いしていたな」
おやっさん「そういえば、茂範組長は何処だ?」
伏黒「茂範は向かい側の病室です」
おやっさん「どうして呼び捨て……そうか、仲がいいんだったな」
そうしておやっさんは茂範の病室に訪れたがまだ意識が戻っていない。
伏黒「……お前は主人を守った、俺は子供を守った、それだけでいいじゃないか」
忍「どうしてあの場面で俺を殺さなかったんだ、本当の理由を言え」
伏黒「お前と潜り抜けてきた修羅場、次元が違うんだよ」
すると忍は俺の顔を見てあることを言ってきた。
忍「……この俺を下に着かせてもらえないだろうか」
伏黒「…………はい?」
忍「族を裏切る行為になるのですが、そもそもの族の体制が腐っているので、それだったら腐ってないところにいるのが妥当かと」
伏黒「そうだな」
すると病室のドアを蹴とばす勢いで女の忍が来た。
女の忍「にいちゃ!」
忍「……どうしてきたんだ」
伏黒「妹か」
妹か、俺に妹がいたがな、抗争の渦中で死んだな……墓参り行かねばな。
伏黒「……忍」
忍「どうしたんだ?」
伏黒「妹を守ってやれよ」
なにかを察した忍はこんなことを言った。
忍「はい……あなたの下に付かせていただきます」
女の忍「だったら私も~」
伏黒「……付いてくるのか、いいだろ、勝手についてきたらいい」
なぜか下に忍が付くという謎なことになっている。
そして一方で闇が動いていた。
????「チャカは準備できたんだろうな」
????「いえ、1丁足りなくて」
????「そうか、なら死ね……と言いたいが、人間だってミスがある、反省しな」
????「はい、すいませんでした」
????「今に見てろよ……震え上がらせる……」
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