20話 血だるま
数分が経ち、バイクの音が近づいてきた。
風無「おらー、どうした……すごいな」
伏黒「こいつとこの子らを一旦闇医者に……」
風無「俺バイクだぞ、3人同時に運べないぞ」
伏黒「なら相方に頼んで乗用車をぶん回してもらえ」
風無「伏黒はどうするんだ、胴体に……」
伏黒「親友が上で戦ってるんだ、それを無視したら、死ぬかもしれねーぞ……」
風無「……そうか」
そして風無は電話を誰かにかけた。
風無「鳳、今すぐ大海町の下水処理施設に車を回してほしい、俺は近くの闇医者に重症人を運ぶ、鳳は子供二人を救助、できれば伏黒、そして……誰がいるんだ?」
伏黒「茂範」
風無「北小路組23代目組長の北小路茂範を拾ってあげてほしい」
伏黒「なら頼んだぞ!」
俺はそう言い残すと、上の階に上がっていった。
伏黒(できる限り……はやく……上に登らねば……)
そして俺が上に到着することには茂範が血まみれで立っていた。
伏黒「茂範!」
茂範「……よぉ、伏黒ちゃ……」
そう言った時、腹にドスが貫通していた。
伏黒「う……嘘だろ」
そのまま茂範が前のめりに倒れ、奥から出てきたのは血まみれの忍だった。
伏黒「やるしか……ないか」
俺は血まみれのドスを出した。
忍「……兄者」
伏黒「あいつが兄者かどうか知らないけどな、友を貫いたんだ、覚悟はできてるよな」
奥には大柳が乗ったヘリが飛び立った。
忍「お待ちください!」
大柳「お前はただのコマだったんだよぉ!!!」
高笑いでこんな醜い言葉を吐き捨てた。
伏黒「敵はこっちだろうが……」
隙が見えた俺は奴のどてっぱらに茂範と同じ刺し傷を作った、そして限界を迎えていた忍はあおむけに倒れた。
伏黒「茂範もこんな痛みだったんだ、せめて我慢しろ」
でもこいつは主人に裏切られたんだ、交渉材料になるのか怪しいが、こいつを連れ去ることにした。
伏黒「茂範大丈夫か……?」
茂範「ああ……これぐらいで組長は死なんのや……ゴフッ」
明らかに吐血をしているが、大丈夫か?
伏黒「ほら、降りるぞ」
俺は忍も抱え、階段を降りた、そしてそこにいたのは鳳だった。
鳳「はやく行きますよって、血まみれじゃないですか!?」
伏黒「ああ、こいつらを闇医者に……」
鳳「言われずとも行きますよ!?」
そして俺らは闇医者に向かった、そして救出した子には……
陽子「おじさんの仲間だ!」
村上「……伏黒さんだ……でもここは別世界……」
伏黒「……ある人が未来を……歴史を変えたんだよ」
そして俺は闇医者に担ぎ込まれた。
伏黒「これ一般外来じゃ対応してくれないだろう……」
氷河「……久しぶりだな、そして村上も」
村上「うん……」
氷河「未来が変わってるのかな」
そしてさっきの闇医者もいた。
闇医者「こいつらと知り合いだったのか?」
氷河「うん、そうだけど」
そして言い渡されたのが、絶対安静だった。
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