16話 酒飲み子、暴君と化す
伏黒「……しかし、ここの地区は飲み屋が多いな、酔っ払いがそこら中に倒れてやがる」
泥酔して倒れてるおっさんもいればODをして気絶している女もいる、そういうのを狙って襲う変態も、少なからずこの国にいるのも実情だ。
伏黒「近くのコンビニで何か腹の虫を黙らせるか」
俺は近くのコンビニに入り、おかかのおにぎりを2個買った。
伏黒「やっぱり、おかかおにぎりはおいしいな」
おにぎりを食べていると、包丁を持って、走り去っていく酔っ払いがいた。
伏黒「通り魔だな、あれは」
俺はおにぎりを食べながら、追いかけていった。
伏黒「警察は何してるんだよ……」
俺の手元にはおにぎりとおにぎりが握られていた、電話で切るわけないだろ。
伏黒「……ふざけるなよ」
そして通り魔は道を歩いていた女の人……というかカスミじゃねーか!?
伏黒「避けろ!」
カスミ「えっ……」
そして腹を刺された、このカスが……
伏黒「クソ……大丈夫か!?」
カスミ「大丈夫だから……早くあいつを追いかけて……」
包帯で応急手当をしようとしていた、この場は任せて、俺はあいつを追いかけた。
伏黒「まてや外道ガァァァァ!!!」
俺は喉が出せる最大音量で叫んだ。
伏黒「終わりだ」
そして俺は外道に追いつき、タックルをかました、ラグビーだと問題になるけどな。
伏黒「お前、なんで女を刺した」
外道「すべてはあの方のためなのだ、必要な犠牲なのだ」
伏黒「あっそ、お前の言ってること聞いたら耳が腐るから、さよなら」
そして俺はチャカを顔面に撃ち、外道は息絶えた。
伏黒「……どこかの教団の奴か?誰かを崇拝していたし、調べる価値あるか」
そして俺はダッシュでカスミのもとに戻った。
伏黒「大丈夫か!?」
周りにはスマホを持ち、カスミを撮影している野次馬でごった返していた。
伏黒「どけよゴルァ!!!」
刺し傷は命にまで届いていないが、いつ気絶してもわからねぇ……それにまだ出血している。
伏黒「誰かタオル持ってないか!?」
その問いに対する答えは、スマホだった。
伏黒「野次馬が……お前ら人の命すらバズる道具としか思ってないんだろう!」
その言葉で狼狽える人もいたが、大勢が肝が据わっていた。
伏黒「……ふざけんじゃねーぞ」
俺はカスミを担ぎ、闇医者に持っていった。2回目だぞ……闇医者に行くのは……
伏黒「おい!急患だ!」
闇医者「またか……輸血だ!」
そこには茂範がいた。
茂範「その背中に背負ってる女はカスミか?」
伏黒「ああ、通り魔に刺された。
茂範「それで、犯人はどうした」
伏黒「ああ、ケジメはとっておきましたよ」
茂範「そうか、ならいいだろう、回復するのを待とうか」
そして俺はカスミのそばでゆったりと待った。
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