10話 招集命令
カスミに手を胸で踏まれているところに一本の電話が鳴った。
伏黒「……少し行ってくる」
俺は部屋の外に行って、電話に出た。
おやっさん「大丈夫か」
伏黒「おやっさん、生きてますよ、それでどうして電話をかけてきたのですか?」
おやっさん「ああ、これからの事で離したいと思ってな」
伏黒「破門ではないですよね」
おやっさん「お前みたいな優秀な奴、破門にしたら組の終わりになるじゃないか、いいからこい、お前は暇だ」
そして電話を切られた、なんだよお前は暇だって。
伏黒「久しぶりに顔を出しに行くか」
俺は組事務所に行った、本当は行きたくねーが、親の命令は絶対だ。
伏黒「伏黒、帰りましたー」
見渡すと舎弟とかがいっぱいいた。
秋山「お疲れ様です!伏黒の兄貴!」
こいつは秋山進だ、最近の趣味は非番の時ボーカロイドというやつのライブに行くという……
伏黒「ああ、お前もお疲れな」
下田「おおー、クロちゃん、おひさー、あのゾンビ以来、あってないからな」
そういえばこの人、生きてたんだな……
伏黒「下田のカシラ……お疲れ様です」
下田「お疲れ様言う前になぁ、彼女、べっぴんさんだろ?」
伏黒「そうですが……」
下田「どこで知り合った」
伏黒「カスミの家の前だが」
するとカシラは……
下田「大事にしろよ、クロちゃん」
なぜか泣きながらその場を去った。
秋山「あの人泣くんですね」
伏黒「カシラは女には弱いんだ、だから告白できないと知ったらああなるんだ」
もうフラれて泣くのが定番になりつつあるな。
渋谷「……伏黒、カシラの事泣かせた?」
こいつは俺と同時に組に入ったが、なぜかお人よしの性格がおやっさんに好かれ、若頭補佐になったやつだ、俺と渋谷とは呼び捨てで言う仲だ。
伏黒「勝手に泣きました」
渋谷「そうか……自爆ってことか」
そしておやっさんから声がかかった。




